「ドラッグストア」の「ドラッグ」は?
野球のポジションの「ライト」はlight? それともright?
冬に着る「コート」はcourtかcoatかcaughtか?
……のように、日常的に使うカタカナ語で、いざ英語でスペルアウトしてみようとすると、紛らわしい語がいろいろあるので迷ってしまう語といえば何がありますか?(「そもそもどう綴るのか知らない語」は除いてください。)
回答のタイトルに「カタカナ」、本文に英語候補1、英語候補2……を入れるという形式でお願いします。
※この質問にいただいたご回答は、あとでダイアリー(ブログ)で一覧表のようにまとめさせていただくかもしれません。その点についてご了解いただいた上でのご回答をお願い申し上げます。
お酒の「ラム」、つまりrumは「語源不明(諸説あり)」なのですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Rum#Origins_of_the_name
http://dictionary.reference.com/browse/rum
「向こうでラム酒を飲みながらラム料理を食べているラムウールのセーターを着た人は雄羊(ラム)を飼っている」というのを英文にすると、いい感じの(?)早口言葉になるかもしれませんね。
「メリーさんのひつじ」はlamb、では「ラムウール(ラムズウール)」は? と訊かれるとちょっと考えてしまいますね。
検索したらアメリカで調理師をしておられるかたのブログがみつかりました。
http://naotakeblog.typepad.com/sottovoce/2004/06/roasted_rack_of...
この"rack of lamb"、lとrの発音を混同すると"lack of RAM"(RAMが足りない)に聞こえたりする、外国人泣かせの食材である。店先で「メモリが足りない」と連発する謎の東洋人が出没し、いかなシリコンバレーの肉屋も対応に苦労する…などということは決して無いが、"rack of ram"(牡羊のあばら肉)と発音して、「そんなものは固くて喰えない」と笑われた、という話は聞いた事がある。
羊関係でlamb(子羊)とram(去勢していない雄羊)があるからややこしい。
柔らかい子羊肉というときは、lamb。
ramはふつう食用にはしないでしょうね。
さらに、サトウキビから作るラム酒はrum。
> “disc”と“disk”の違い
> http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=302152-ja
> には「技術的には明確な違いがあります」と書かれています。
上記ドキュメント、英語では:
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=302152
なお、http://en.wikipedia.org/wiki/Disc_or_disk_(spelling)によると、
Whatever their heritage, in computer jargon today it is common for the k-spelling to refer mainly to magnetic storage devices (particularly in British English, where the term disk is sometimes regarded as an abbreviation for diskette (a much later word), or is taken to refer to an object constructed from discs rather than a disc itself). The c-spelling is then used for optical media such as the compact disc and similar technologies (Apple Inc. considers this official).
とのことで、wikipediaだから信頼性はイマイチの記述であるとして、これを「正式」と位置付けているのはApple Inc.、との説明になっています。この後は、「しかしながらコンピュータの分野でも表記ゆれがある」との説明が続いています。
結局、日常語としてはあんまり気にしなくていいのではないかと思います。仕様書やマニュアルのときは別ですが……(こういうのは日本語でも同じで、例えば「さまざまな色」と表記するか「様々な色」と表記するかは、日常語としてはどっちでもいいのですが、媒体によって表記基準がある場合はそれに準じなければなりません。)
> >2007-08-25 11:14:38 disk, diskどちらの綴りもあります。 nofrills
>『disk, discどちらの綴りもあります。』の誤りですね。
はい、誤りです。「間違いました」のレスをつけたつもりだったのですが、つけてなかった(たぶん「確認」したあとの「送信」ボタンの押し忘れ)。面目ないです。
disc/disk問題については、2000年のランダムハウスの説明を参照。NYTやWSJといった新聞やランダムハウスでは、diskが標準だがdiscとの表記も許容し、Wiredなど技術系メディアでは、磁気メディアはdisk、光学メディアはdiscとの表記基準を採用している、との説明です。
disks which are 'magnetic media' like floppy disks or hard disks, and discs which are 'optical media' (i.e. read with a laser) like audio compact discs or CD-Roms
http://www.tiscali.co.uk/reference/dictionaries/english/data/d00...
には、UKではdisc、USではdiskで、コンピュータではdiskが一般的、との説明です。
en.wikipediaでも項目になってますね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Disc_or_disk_(spelling)
USのIBMが最初にdiskを使ったことで、コンピュータではdiskが一般的になったとの説明です。
http://aruhenshu.exblog.jp/5601280/
では「“disc(ディスク)”と“disk(ディスク)”は、発音は同じですが、技術的には明確な違いがあります。」
disk と disc の違い
http://seclan.dll.jp/dtdiary/2000/dt20000510.htm
には『現在のメディアでは disc は光学ディスクの総称として、disk はそれ以外のディスクの総称として用いられることが多い』との記述があります。
>2007-08-25 11:14:38 disk, diskどちらの綴りもあります。 nofrills
『disk, discどちらの綴りもあります。』の誤りですね。
“disc”と“disk”の違い
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=302152-ja
には「技術的には明確な違いがあります」と書かれています。
> http://q.hatena.ne.jp/1150514336
ティーパック tea pack
ティーバック tea back
ティーバッグ tea bag
で割れているんですね。(tea pug (?) も若干数。)
tea packは何となくそれなりに説得力のある感じになってるんで、広がっているのかもしれませんが、もちろん英語ではtea bagです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tea_bag
近所のスーパーのチラシでは「水出し緑茶ティーバック 198円」みたいになってます。(^^;)
ちなみに、ドラマ『プリズン・ブレイク』に出てくるのは、Theodore Bagwell(セオドア・バッグウェル)、通称T-Bagです。
たほいや倶楽部というのが、はてなダイアリで流行してました。
結構「free」と看板に書いてあるフリマって多いです・・・間違いだったのか。
fry=「揚げ物」(油で調理する/したもの)。「白身魚のフライ」、「フライドポテト」など。
fly=「飛ぶ」、「飛行」および「ハエ」。野球の「フライ」。
bright=「明るく輝く」、「頭脳明晰な」。コーヒーに入れる「ブライト」はこれの異綴Brite。
blight=植物が枯れてしまう病気。
これは意味もよく似ているので非常に紛らわしい例。私も今でもろくに区別していない(英→日の方向で処理することがほとんどなので)。ネイティヴ英語話者からは「あんまり区別しなくていい場合も多い(から、RでもLでも気にしなくていいかも)」と言われたことも1度だけある例。
crash=「衝突」、「崩壊」、「(航空機の)墜落」など。コンピュータの「クラッシュ」。
clash=「衝突」(「武力衝突」など)。自動車の「クラッシュ」。パンク・バンドのthe Clash。
さらに:
crush=「押しつぶすこと」。果実を「クラッシュ」してジュースにする、など。
あと、熟語でhave a crush on ~で「~に恋をする」。(「胸キュン」な感じ。)
※ちなみにclushという語はありません。
flight=「飛ぶこと」。飛行機の「フライト」。
fright=「恐怖」。昔『フライトナイト』という映画がありましたが、それ以外ではカタカナ語としては使わないかも。
この2語は、LとRを取り違えると、一同爆笑になる例(私も笑われたことがある)。「確かにflightはfrighteningだ」というように。
rough=「粗い」、「荒れた」。デザインの「ラフ」とか。
laugh=「笑う」、「笑い」。(カタカナ語としてはあまり使わないんですが)
flame=「炎」。ネット上での議論の「フレーム」。
frame=「額縁」。ウェブページの「フレーム」。写真の「フレーム」。また「骨組み」で「フレームワーク」など。めがねの「フレーム」も。
ソースコードといえば「ソース」もsource, sauceとありますね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Source (「源」、「情報源」の意味の「ソース」)
http://en.wikipedia.org/wiki/Sauce (料理の「ソース」)
なお、実はcord, code, chordは質問に例示しようとした候補のひとつでした。(例示するものが濁点つきのものばかりになるので「コート」にしたのですが。) 引き続きお待ちしています。
Yahooの「みんなの検定」を利用して「クイズ形式」でまとめさせていただきました。
気分転換にご利用ください。
http://minna.cert.yahoo.co.jp/cgyat/294567
今拾いきれていないものについては、今後また同様の「クイズ」にまとめさせていただきたいと思います。
新たに作ったものは、下記のページ(Yahooの「みんなの検定」のユーザーページ)に出ます。
よろしくお願いいたします。
http://minna.cert.yahoo.co.jp/cgyat