お題:「タコが嫌いな俺様が来ましたよ」
条件:「タコ」はoctopusではなく、下記URLで説明されている「タコ」のこと。
http://hotwired.goo.ne.jp/bitliteracy/shirata/040629/01.html
これを過剰に説明的にせずに表現し、「タコ」の翻訳としてください。また、意味さえずれていなければ、翻訳結果は1文でなくてもよいです。
ただし:「どう聞いても侮蔑」の表現はご遠慮ください(詳細コメント欄)。
※由来:元々はid:sibazyunさんの質問への回答にあった例文で、id:Kumappusさんの「おまけ」としてスタートし、
http://q.hatena.ne.jp/1188835932#a755364
「機械翻訳できない文」として局地的にブームとなり、次の質問でも議論が続いた。
http://q.hatena.ne.jp/1188993655
>タコが嫌いな俺様が来ましたよ
で、どういう状況でそういう発言がでるのか、いまいちつかめないのですが、トライしてみます。
1直訳:Here I am. I hate noobs.
2意訳:Here I am, and Imma knock the hell out of that noob!
タコの訳はnewbieでもいいけど、それだとただの新入りで、スペルを変えてnoobにしてみると、相手を軽視したニュアンスがでてくる、と思います。(urban dictionary参考)
「俺様」という発言から、自己陶酔とか、自己の英雄視が伺えるのではないでしょうか。要するに、「俺様」は「タコ」とは正反対なのです。よって、「この俺様がタコをやっつけてやるぞ」みたいな意味で、2の訳にしてみました。
"Imma"(i'm going to)。 knock the hell out(こてんぱんにする)。スラングにしてみました。
別にoctopusでも構わないと思うが、それはさておき、
あたりかなあ。
「タコ」の訳語については、「先輩職人が新入りに対して呼びかけるような親しみの響き」はそのコミュニティ内部でしか伝わらず、外部には「侮蔑」に思われることもあるので、あまり厳密に考えなくてOKです。その場合、その表現についての解説を一言お願いします。ただし「どう見ても侮蔑」にしかならない表現はご遠慮ください。(例えばオージー英語のsilly buggersを使うときは「オージーではこういう用法です」と解説を一言。)
なお「1人当たり回答1件まで」などの条件は、様子を見て変更するかもしれません。
連想させる「俺様」を「old specialist」とでも書けばネイティブには通じるような気がするけど。ただし英語は日本語ほど詳しくないので検証していませんが。
あと、英語でのMLやフォーラムなどで見つけた文例等、歓迎です。>all
その場合、可能でしたら(closedなところでなければ)URLを書き添えていただけますと嬉しいです。
あんまり歯切れがよくありません。
You know I'm not especially friendly to newbies like you, but heck, here I am!
You're such a nerd, but I'm here to take care of people like you I think!
タコが嫌いな=他人から見て「俺さま」がどのように見えているかを表現していますよね。
西洋人は自分が自分を表現するのに自分サイドの見方を先ず第一に強調しますね。
この事は言語の構造だけに止まらず考え方や常識、思想や宗教など、あらゆる場面で日本人とは違った感じ方、原理的に違う意識をもたらします。
日本人にとってですが、美しいのは自分がそう感じるだけでは不十分で普遍的な美しさを必要とします。そんなものは無いから他人の同意を得ようとしてしまうんですね。
西洋人は唯我独尊が過ぎてトラブルが当たり前な社会を構築していますね。
どちらが良いのかは好みの問題だと思います。
本質的に全く違う概念の世界の近似値であることを忘れないでいて欲しいと思います。
人力で翻訳という作業をやっている/やったことのある人は、それは踏まえていると思いますから大丈夫ですよ。実際に、いろいろと痛い目に遭いながら(私もいろいろと、ごにょごにょ)「近似値」でしかないことを自身の体験として知っている――それこそ、goodやfineでは「誉める」表現にならない(場合によってはなる)、というようなことがあるのですし。
> 西洋人は唯我独尊が過ぎてトラブルが当たり前な社会を構築していますね。
さあ、それはどうでしょう。「西洋」といっても広いですし、いろいろな人が「社会」を構成(not 構築)していますし、イングランドの南部と北部とでさえ「社会」の特徴的な点は異なりますし……。ロンドンよりむしろ東京のほうがより他人への目配りがなく殺伐としている、というのは、私の知り合いの間での世間話でよく出る話だったりします。いずれにせよ、そのことはここでは関係ないと思います。
ともあれ、「翻訳」は本質的に「日本語ではそう言う場面」で「英語では何と言う」のかであり、「俺様が来ましたよ」(ネット・スラング)の検討の作業はそのことについての作業だと認識しています。だからこそ「ぎょうぎょうしい感じが伝わる英文にしていただけると『モアベター』(『できれば』ぎょうぎょうしい感じに)」ということで。
フレーズ単独だと翻訳のしようがないという場合には、前後に文脈を補っていただいてもまったくかまいません。
例えば「ほかのみんなは大きなプロジェクトで忙しくて構ってられないだろうから、俺はふだんは新人には構わないのだが、今回は俺が面倒を見よう」の場合と、
「このフォーラムは新人お断り、つまりタコな質問をするとタコ殴りだが、お前のそのタコな質問は何だ」の場合とでは、
「タコが嫌いな俺様が来ましたよ」の表すことが違うと思います。
そういうときも、英語でどちらでも使えるフレーズがありそうならそれで。
びみょうに条件を変えたので、回答上限など変更しておきます。
すでにご回答の方も、ほかに案があれば、ご回答ください。
訳文を考えてみたのですが、芝居などで見得を切っている台詞ですね。歯切れ良く、誰でも感情的に理解できる台詞です。
自分はこの場所にやって来た。賑々しい登場です。そして、その俺様=私ではなくて自慢げな芝居がかった台詞です。俺様は素人や新人の失敗には厳しいから用心しろよ・・・と優しく言ってやっているんだぞ。
厚かましくもエンターテインメント溢れる台詞ですね。植木等に一席ぶって欲しくなるような脚本が書けそうな台詞です。こうやって分けて説明してしまうと味わいが変わってしまいます。
やっぱり翻訳不能ですね。
なるほど! 「芝居がかった」という形容はぴったりですね。
翻訳においては、感情を伝える表現はだいたいどの場合も翻訳結果は1つではないものなのですが、これは10人いれば10通りの英文がありそうで(英語圏でも)、そういうことがおもしろいなあと思ってます。
> タコ=octopusについてですが、キリスト教圏ではなぜか悪魔的なイメージを持たれています。
いや、イタリアやスペイン(いずれもカトリック)など地中海沿岸では食べますし(スペイン風のレシピのビデオは下記)、日本に来た英米人の知人(プロテスタント、カトリック、無宗教、一応宗教などいろいろ)は「たこ焼き」を「噛み切れない」と言いつつ食べていましたし、日本人でカトリックの知人はたこ焼き大好きですし、宗教で分けるのは乱暴にすぎると思いますが。。。
http://www.videojug.com/film/how-to-make-octopus-spanish-style
しかし事実として、ユダヤ教のコーシャ・フードでは「ひれとうろこのない水棲生物」ということでたこやいかは食べ物扱いはされていません。ただ、この由来は旧約聖書 (Leviticus 11:9) にあるので、理屈では、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、すべてに該当していても不思議ではないのですけれども。
http://en.wikipedia.org/wiki/Kashrut
「悪魔の魚 devil fish」との説については下記に。「なぜか悪魔的」なではなく、海に出る船乗りたちの伝説のようです(「devil」はキリスト教的意味ではなく、比喩もしくは他言語からの翻訳かなあ)。「荒れた海の不気味な生物」ということで、日本でいう「ナマズが地震を起こす」のような迷信ではないかと。
http://www.octopus.com/
http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761564551_2/content.html
キリスト教系の英語のサイトでもマンガ化された「たこ」がカットとして使われている事例があります。
http://www.biblebios.com/master/beatitudes.htm
そういえば、先日少し関連する質問がありましたのでご参考までに。
http://q.hatena.ne.jp/1187078374
http://q.hatena.ne.jp/1187177397
この質問は14日の午後11時ごろにお開きとしたいと思います。
あと、私のアイディアの追記:
「俺はおまえらド素人の相手をするために出てきたわけではない」
という『拒絶』のメッセージとして、
I'm not here to take care of you newbies!
(上記の通り)
「まったくおまえらド素人はしょうがねえな」という『口は荒いが気はよい先輩』からのメッセージとして、
I'm not especially fond of you newbies, but I think I can explain why it doesn't work.
(オレ的にはド素人はどっちかっていうとかんべんしてくれという感じなのだが、それが動作しない理由は説明してやろう)
→で、説明があまり初心者向けではなくて、「あとはググれ、オレは寝る」という感じで締める。
いろいろな発想が可能であるという点で楽しませていただきました。
ポイントは1回答ごとに20ポイントとさせていただきました。
「いるか」はさんざん迷った末、「タコ」の訳語としてnoobをご提示くださったaiguoさんに。
というわけで、また機会がありましたらよろしくお願いいたします。m(_ _)m
閲覧のみなさまへ:
いただいたご回答中のタイポなどはママです。「使ってみようかな」というときはご留意ください。また、この質問は「ネタ・ジョーク」カテゴリの質問であり、したがってここにあるフレーズを使った際に発生しちゃたりするかもしれない損害等については、質問者も回答者も責任は負いかねます。(←冗談めかして書いたつもりなのですが、イマイチ「冗談」が伝わらないかも。)
"lo and behold!"
なんて、どうでしょうか?
http://www.phrases.org.uk/meanings/lo-and-behold.html
「IDコール」を使えばよかった。。。orz
次は使います。(コメント欄だと「IDコール」が利かないか。。。)
Lo and behold! は一応自分では考えたんです↓。「俺様登場」感といえばこれ、ですよね。
Lo and behold, beware you newbies because I'm here!
わざわざコメントにまで返事を頂きまして、ありがとうです。私の方こそ、「逃したぁ。。。」と、だいぶこう→orz なりました。
そういえば「IDコール」という機能もありましたね。なんか、夏以来はてなからのメールが届いたり届かなかったりで(メーラーのスパムフィルタの設定じゃなくて、サーバが勝手に止めちゃうらしいです)、あまりその手の新機能を使いこなせないでいます。
「lo and behold!」は、やはり思いつかれましたか。その言葉、映画につられて読んだ「指輪物語」でよく見た=ちょっと時代がかった表現、というイメージがあります。
あとは、ネタ&geekspeakぎみ、という事を念頭に、"Now concentrate, must you. Answer will you not find yourself. I, Will, Teach, You. Yesssssss."なんてねー!無駄にぎょうぎょうしいといえば、こんな感じでしょうか(誰かが、"um, could you talk, forward?"とツッこんでくれるのを期待しつつ ^^)。
cf:http://video.google.com/videoplay?docid=5058529870025933880
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/english/1206079827/
の35から41のあたり。