市民の声を直接国政に届ける、という点では、くじ引き方式にも利点があると思います。
採用した場合、すごい勢いで投書とかロビイストが押し寄せてきそうなので、その対策は必要ですね。
(実際の議員では、そういうのは秘書がシャットアウトしているんでしょうけど、一般市民にはそれがないから)
まあ、現在の国会議員も、国費で秘書がつけられているわけですから、それをつければいいのかも。
また、リンク先を見たのですが、電話やネットで議案に投票しても良い、ということであれば、ろくに議論を見もせずに直感で投票するようなことがないような方策も必要かも知れませんね。
うーん。
ある種の通信教育みたいに、テレビ電話の画面に時々文字が表示されて。
それが何だったかを正しく答えないと、投票できない(議員給与ももらえない)とか?
あるいは、与野党それぞれが作成した、法案のメリット・デメリット等に関するテストを受験して、合格しないといけないとか。
……国会で居眠りしている議員にもやってもらいたいな……。
あとは、汚職の温床にならないよう、監視の目も必要ですね。
一般の議員より分散している分、おそらく目が届きにくくなりますから。
んー。
一億二千万人の社会を円滑に運営するために制定されるのが法律ですから。
そこにはどうしてもややこしい利害関係や法律論が絡んでこざるを得ない。
そう考えると、
「わかりやすい法案」=「良い法案」
とばかりは言えないわけで。
まあ、法案に関するアカウンタビリティが重要になる、というのは良いことかも知れませんね。
(でも、行政府の仕事を増やすと、その分の予算と人員をよこせ、って言い出しますが)
別な案として。
(昔、とある小説に出てきた方式なんですが……)
現在のような選挙期間は特に定めず、立候補者とその協力者は、有権者の署名を集めて回ります。
で、一定以上の署名が集まったら議員になれます。
これによって、
「自分の投じた票は死に票だった」=「自分は政治から阻害されている/現在進行中の政治は自分と無関係である」
と感じる人を解消することができる(常に選挙が進行しているわけだから)、というのです。
今の政治に不満があるなら、自分が立候補して、親戚とか友人と一緒に地元の署名を集めて回ることもできるわけです。(選挙供託金は廃止)
まあ、票数の管理とか、問題もあります。(同時に何人もに署名していいのか、とか)
しかし、ネットを使えばそれほど不可能ではないと思うのですが、いかがでしょう。