新幹線の駅は、JR在来線と孤立した場所に作られていることも多いですが、
近くまで私鉄線(第3セクターを含む)があっても
なぜか私鉄線と直接乗り換え可能な場所に作られることが少ないと思います。
この辺は、何か法律などの制限があるのでしょうか?
あるいは、政治がらみの嫌がらせなどもあったりしたのでしょうか?
・くりはら田園鉄道とくりこま高原駅(くりでんは結局廃止になってしまいました)
・岳南鉄道と新富士駅
・樽見鉄道と岐阜羽島駅
・東急東横線と新横浜駅(こちらは、土地買収の問題があったのか?ここも知りたいです)
上記例は少し外しているかもしれませんが、他にも沢山あると思います。
何かこのあたりの情報、駅建設までの紆余曲折のエピソードなどを教えて下さい。
新幹線の駅が出来るということは、人口が多く需要も高い所。
だから地価も高いし、土地を手放さない人が多いのです。
新幹線に限らず都内近郊の駅乗り換えは孤立してたりやたら距離が遠いところが結構ありますよね。
当時から私鉄沿線の駅周辺は人口密度や交通の便の良い場所が多く、またそうでなければ私鉄としての経営が成り立たなかった。
権利関係も複雑で、買収の手間隙だけでもそれなりだったし、土地価格の高いところが多かった。それともうひとつ。新幹線はできるだけ直線の多い線路でなければ技術的に困難なほどスピード重視の設計です。地勢や都市の既存の交通網の都合をできるだけ優先させて経済性を高めるという手法は使えない場合が多かった。すでに在来線も走っていましたしね。それを移動させてまで建設するとなるといくらなんでもの建設費用になった。複数の立体交差など物凄い建設費用になりますし建設期間も長く掛かります。新○○駅とか多いでしょう。全て妥協の産物と言っても過言ではない。出来れば在来線に隣接させて同一の駅ビルを使いたかったが、無理な場合が多かったようです。例えば斜めに交差した立体交差を無理やり双方の路線を変更して作る必要があったりしました。レベルが十数メートル以上新幹線の方が高かったりとかね。そうでなくても駅周辺の高さの差は問題になるケースが多かったようです。在来線の高低差は結構大きい。
国鉄の意地悪(弱いものイジメ?良く受け取って競争意識?)で、わざと駅を私鉄から離したのかな...とも思っていましたが、
いろいろ素人目には気づかない技術的な面があるのですね。
ちなみに錦川鉄道の御庄駅はわざわざ山陽新幹線の高架下に作ったようですが、
もっとも採算が合わなければ無駄となってしまいますから、途中駅が作られていないように思います。
http://www.ku-gyou.net/shitetsu/nn-mishou.html
また、Wikipediaの「くりこま高原」の説明によると、交差地点での駅開設が計画されていたようですが
「自治体同士の確執」によって断念された、とありました。
ものごとのいきさつや理由はあくまで1つだけではないですから、
これらももっと別の大きな理由があったのかもしれません。
新岩国駅が、御庄駅近辺に造られたというべきでしょう。
本来なら山陽新幹線開業時において「新岩国駅」と御庄駅も改称して
しかるべきでしたが、そうならなかった。
故宮脇俊三氏は、「岩日線が廃止になる可能性があるから、
あえて新岩国駅に改称しなかったのではないか?」と看破していました。
どうも有り難う御座います。
岩日線の御庄駅を「新岩国駅」に改称して、変に岩日線が活気を呈すると困る理由でもあったのか?とつい疑ってしまいます。
Wikipediaによると、最近まで時刻表に乗り換え可能駅とさえ掲載されていなかったようですし。
ましてや新岩国駅を御庄駅方向へ100mずらすと建設費が数百億円増える、なんて地域でもなさそうですし。
(事実高架はそこを通しているのであって、せいぜい駅舎と駅前広場くらい。現在の新岩国駅付近の地主が土地を売りたくて、議員に働きかけでもしたのかな?と勘ぐりたくもなります。)
岩日線は第3セクターになりましたが、廃止になってほしかった理由(サイクリングロードにしたりバス転換する事でウマみを引き出す計画)でもあったのかも...
この駅は歩いて乗り換えでき、事実上連絡していますから観光誘致など考えなければ大きな問題はないのでしょうね..
http://maps.google.co.jp/maps?q=&near=%E5%BE%A1%E5%BA%84%E9%A7%85&ie=UTF8&ll=34.164251,132.148983&spn=0.01344,0.028539&z=16&om=1
「岳南鉄道と新富士駅」も、岳南鉄道上にというよりは東海道本線上につくるほうが自然でした。
ソラで書いてしまったために不適切な中身のなってしまい、失礼しました。