石川
1番の「ぶり」のほかには、ずわいがに・こうばこがに
http://www.pref.ishikawa.jp/suisanka/siki/siki.html
ぶり
石川県でブリといえば、冬、定置網で漁獲される脂ののった大型魚を指します。石川県の漁業の歴史を語るとき、能登のぶり網を抜きにして語ることはできません。珠洲市から七尾市に至る富山湾に面した海域は全国でも有数の定置網地帯で、16世紀には既にブリ網による漁が行われていたようです。加工品としては藁縄を巻いた「巻きぶり」や、カラカラに干した「干しいなだ」が有名です。
ずわいがに・こうばこがに
水深250~400メートルに生息し、底びき網で漁獲されます。11月6日が解禁日で、冬の数ある漁獲物のなかで花形といってもよいものです。石川県では雄をズワイガニ、雌をコウバコガニと呼んで区別しており、酢醤油で食べる甲羅の中の未成熟卵(内子)は絶品ですが、最近では気軽に食卓にのる値段でなくなったのが残念です。解禁とともに魚屋の店頭に並ぶズワイガニは石川県の冬の味覚の代表ですが、このズワイガニを庶民の味として取り戻すため漁業者は資源管理型漁業に取り組んでいます。