潜水艦で使用する「ソナー」は自分の位置が分からないよう、音を出さない(パッソブソナー)がほとんどです。
実用化されているものとしては「魚群探知機」が一番近いと思います。
12.1型2周波カラー魚群探知機 FCV-1150|魚群探知機|漁労機器|舶用機器|製品情報|古野電気(フルノ) FURUNO
「魚群」探知機と言っても
- 海底(湖底)の形状・水深
- 魚の位置・数
- 魚の大きさ
まで分かるのですからイルカのソナーに十分近づいていると言えるでしょう。
原理的には音を出して反射するまでの時間で距離を測定するだけですが、
音は光などに比べて指向性が低く、乱反射を起こすので正確に形状を測定するには高度な処理が必要です。
イルカにしろ、魚群探知機にしろその処理部分が能力の「妙」になります。
(コメントの方が書かれていますがこの意味で「超音波」でも「可聴音」でも測定は可能です。
可聴音を使用しないのは精度・魚が逃げないようにするなどの理由がメインかと思われます)
また水中でのソナーが多いのに、陸上ではあまり使用されないのは陸上では
等の理由があります。
こうもりがソナーで飛べるのは検出距離が短いから。小型の動物ならでは、と言うことになります。
工業用では「超音波センサ」というのが古くから実用化されていますが、これはある一点までの距離を著音波で測定するものです。
製品情報 -超音波センサ-
先にも言ったように指向性が低いため、精密測定には不向きです。
しかし指向性が低いことを逆に利用して揺らぎのある水面の測定などに使用されます。
(たとえばタンクの充填量とか)
超音波だと魚が逃げるとか?本当に超音波のソナーでないのならなんかしらの理由があるはずですね。
視覚障害者に対する視覚情報の伝達に超音波を役立てるというのはいかにもありそうですが
物体の機械的な認識は簡単そうですが人体のその情報を伝えるインタフェースの研究の方が
困難な気がしますね。(つまり、白杖より勝るインターフェース)