そこでふと 思い出したのですが、小学生の頃「富士山は 休火山である」と教わった記憶があります。ですが、実際は活火山です。
軽く調べてみたところ、
・現在では「休火山」、「死火山」という概念がなくなり、「活火山」と「活火山以外」に変わっている。
・活火山の定義は、「噴火記録のあるもの(S40's~)」→「過去2000年以内に噴火したもの('91~)」→「過去1万年以内に噴火したもの('03)」と、二転三転している。
ということが分かりました。
ところが、富士山が最後に噴火したのは宝永4(1707)年の宝永大噴火であり、前述した活火山の定義の全てに当てはまり、私の小学生当時も、現在も、変わらず活火山であることになります。
しかし、友人の何人かに訊いてみたところ、友人も「富士山は休火山」と教えられたそうです。
このことから、私の担任だけの勘違いではなく、富士山について、学術的には活火山であるにも関わらず、一般には休火山であるという誤解が広がっていた可能性が高いと考えられます。
これは一体なぜなのか。分かる方、ご存知の方 ご教授下さい。
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091111996373.html
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/Fuji/Fuji.html
活火山の呼び方がかわったので、休火山ではなく、活火山となったのです。
http://terra.sgu.ac.jp/geo_essay/2006/13.html
火山活動を休止しているものを休火山と呼んでいた
噴火記録があるけど最近は活動していない火山」を休火山と呼んでいた
http://www.town.yuza.yamagata.jp/Files/1/6505/html/5.htm
http://volcano.instr.yamaguchi-u.ac.jp/news.html
休火山は歴史時代に噴火記録があるけれども現在は活動していない火山のことをいいまし
た
確かに30年くらい前までは「休火山」と学術的にも分類されていましたので、それまでは「休火山」でした。学校の先生もそう教えていた筈です。分類変更後も休火山と教えていたら問題ですが。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq8.html
分類方法の見直しによって休火山から活火山に変わったのであって、分類変更に気づかなかった人が、当時習った知識に従って「休火山だ」と思っているわけですね。誤解が広がったというよりは、新しい知識が広まっていないと言った方が適切ではないかと思います。