ずばり、この装置のセンサーは何を測定しているのでしょうか?
(「マイナスイオンを測定している。」といったギャグ回答は不要です。)
電荷(静電気?)の量を測っているのでしょうか?
特定の分子の濃度を測っているのでしょうか?
遠赤外線など特定の周波数帯の電磁波の強さを測っているのでしょうか?
「マイナスイオン」の定義を、この装置からたどってみたいと思います。
電流です。
空気中に電線を張って、そこに流れる微弱電流を検知しています。
検出した電流量(マイクロアンペア単位)に係数をかけて「個数」として表示しています。
マイナスイオンというのはマイナス電荷を持ったもの、と考えると
この考えたでもいいんじゃないでしょうか。
市販のものを分解したらそういう原理でした。
マイナスイオン発生器、と言われるものは実際には工業用の「除電器」と同じものです。
空気中にマイナスの高電圧をかけて空気中の気体をイオン化しています。
発生するイオンは窒化物イオンあたりだと思われます。
原理は空気中に大体3kV以上の高電圧をかけると空気が分解する「コロナ放電」といわれるものです。
身近なところではコピー機の出口の紙の除電もこの原理で行われています。
マイナスイオン発生器で「マイナスイオン」が発生することは確かですが、
当然マイナスに帯電するのでバチバチ来る静電気を発生させる要因になります。
(もちろん小型の発生器では「バチっ」というレベルの静電気を発生させる力はありません)
これが体にいいかどうかは立証されていません。
蛇足ですが、あくまで個人的な見解としてはこれが体にいいとはとても思えません。