ここで、毎年7月25日にお祭りが行われ、前の広場にでは花火が打ち上げられるそうです。
で、この花火が大聖堂の近く過ぎて、大聖堂のガラスが割れたりするようなのですが、本当なのでしょうか?
世界遺産を破壊するようなことが行われているとは思えないのですが、知っている方がいましたら教えてください。
サンティアゴ・デ・コンポステーラは聖ヤコブの聖地(遺体が埋葬されている)で、
中世のキリスト教とイスラム教の勢力争いという歴史のある場所で、7月25日は聖ヤコブの祝日です。
そういうバックグラウンドのあるお祭りですが、
まさか故意に大聖堂の窓を割るようなことはないにしても、
何らかのはずみで割れてしまう、ということはあるかもしれません。
(「花火で窓が割れた」という事実があるのかどうか、英語で検索した範囲で不明でした。すみません。)
で、世界遺産に指定されているのは「大聖堂」ではなく、それを含む「旧市街 old town」ですね。
http://whc.unesco.org/en/list/347
世界遺産に指定されると、景観や環境の保全が義務付けられるので、
「旧市街」が世界遺産に指定されている場合は、
例えばその一角を取り壊してオフィスビルを作るとかいったことはできませんが、
建物の窓までは……どうでしょう、保全の義務はないのではないでしょうか。
むろん、故意に破壊するようなことはないでしょうし、
その窓自体に文化遺産的な価値があれば(パリのノートルダム大寺院のステンドグラスのように)
積極的保護の対象になるかと思いますが、
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の広場に面する窓は、
写真(下記)を見る限り、そういうものではなさそうです。
http://4travel.jp/traveler/mari/album/10049201/
http://whc.unesco.org/en/list/347/gallery/
http://en.wikipedia.org/wiki/Cathedral_of_Santiago_de_Compostela
http://www.catedraldesantiago.es/
ただ、この回答は「確信をもってこのように断言できる」というわけでもないです。
ほかの「旧市街」で指定されている世界遺産でどうなのか、などについて少し見てみて、
何かわかったら再度回答しますね。