まず最初に断っておくと、私の経歴は中体連全国大会出場です。それでインターハイや大学レベルでの卓球の上達方法については助言することはできません。
onishiさんが趣味のレベルならば多少なりとも助言できるかもしれません。ただ、写真の画像のシェイクのラケットを見る限り趣味以上、シェイクハンドのドライブ型のようですね。(カットマンなら室内が狭くて練習できない)
卓球をやっている人とそうでない人はフォアハンドのフォームを見ただけでたいていわかります。基本となるフォアハンドが始めたばかりの人は手打ちになりやすいからです。(余談ですが映画ピンポンの中村獅童は恐ろしく手打ちでした)手打ちにならないためには素振りを何回もして正確なフォームを見につけることです。
ポイント
・体重移動を意識する。体重移動は右足から左足です。最後左足に体重がのってないといけません。
・できるだけゆっくり振る。フォームを確認しながら、見えない球が見えるように素振りします。
・全身鏡があるところで、他のうまい人のフォームのまねをする。
・前傾姿勢で行う。攻撃型、カットマンと違いはありますが、基本的なフォアはつま先に体重をのせます
・振り終わりは額にラケットがくるようにする。
このようなことを注意して正しいフォームを身に着けてください。
それから初心者の場合ラリーはあまり続かないので、試合で勝つにはサービスが重要になります。中学1年の頃は、他の人がとれないようなサービスをするだけで他の人に勝つことができました。初心者同士ですと横回転のサービスをするだけでたいていとれなかったりします。
それから、基本的な筋肉をつけましょう。軽い球を扱う卓球といえども筋力が無くてはなりません。反射神経は球技の中では一番必要で、素早い反射についていける筋肉が必要になるわけです。
○ 部活やサークルの実力の底上げをすることが結果自分の実力向上になります。一人だけではまずうまくなりません。練習相手も上達することで自分も強くなれます。また、対外試合を積極的に行うことで自分の学校の実力がわかります。
○ 苦手相手を作らない。カットマンや前陣速攻、更に左利きなど全てのタイプが回りにいるのはまれでしょう。積極的に対外試合をして、慣れることで苦手タイプを克服しなければ、トーナメントで上位に行くことはできません。
○ 勝ちパターンを作る。例えばこのサーブからの3球目に絶対的な自信があるとか、自分だけの武器があればそれに持ち込めばいいです。強いプレイヤーほど自分の得意パターンを持っています。
○ 2セット目を勝つ。同じくらいの実力の相手が試合した場合、勝敗を左右するのは分析力です。そのためには1セット目はいろいろなことを試し、相手が苦手とすることを探します。人によってバックハンドが苦手だったり、つっつきが下手だったり弱点があるかもしれません。1セット目を落としても分析ができれば2セット目はとれるのです。そして私の経験では2セット目をとっと方がたいていの場合勝ちます。
○ 複線を貼る。ジュースなどで競った試合の場合、1・2ポイントが勝敗を分けます。実際に私が使っていた戦法ですが、試合中ほとんど下回転サービスばかりを使い、ここぞというときにいきなりフォア側にドライブ回転のサービスを出すというものです。分かっていればそのまま打ち込まれるケースですが、いきなりなのでミスしたり返球が甘くなります。それはずっと下回転サービスを出すことで、下回転のサービスに慣れさせたからです。その終盤の1・2ポイントでけっこう勝敗が決まることがあります。この複線で慣れさせるという戦法は、他にもいろいろ応用が効くので試してみてださい。
○ 正しいポジションをとる。基本的には撃ったら元の立ち位置にフットワークで戻り次の動作がまた同じ位置から繰り出せるようにするのが理想です。状況で立ち位置を変えていきます。わかりやすいのはテニスで、テニスだと速い球が返された場合全てのコートを守ることはできません。ではどうしてるかというと、この返球にこのタイミングからはここからここまでにしか返ってこないというのがあります。また相手の体の開き方や向きから打ち返す前におおよその予測ができます。そこからベストなポジションで待つということが必要なのです。
○ 自分が勝てる思う。これは一番重要なことです。卓球に限らず試合で相手に勝てると思えなければ絶対に勝てません。相手に勝てると思える為には、その試合までにどれだけの練習をしたかで決まります。努力を積み重ねた者が勝てるというのがスポーツの面白さだと思います。