展開のときの符号の誤りや足し算のつもりが掛け算になっているなど、ほとほとまいっております。
なにか良い対策方法はありませんでしょうか?また、関連することですが、良い見直し方法に
ついても教えてください。あくまで、例えばですが、計算過程で見直すのがいいのか、すべて解き
終えてから、通しで見直すのがいいのかなどのように、これを機に一定の見直し手順を確立しておき
たいと思うのです。よろしくお願いします。
やはり問題をこなすしかないと思います。
ただ単に問題のミスをなくすだけなら、計算過程の段階から1つ1つの式を慎重に何回も見直していき、最後に出た答えが検算可なら、検算してみる。これだけで大幅に減ります。
しかし、大学入試を考えている場合、上の方法では時間が足りなくなってしまいます。なので見直すのに慎重になるのではなく、最初の解く段階で慎重になるべきだと思います。もちろん、全ての問題で慎重になっていては時間が足りなくなってしまいますから、慎重に取り組むべきなのは、複雑な計算のときのみです。
そして検算も、すぐにできるものはするべきですが、時間がかかってしまいそうなものは諦めて次の問題に行くべきです。例えば、「次の関数を積分しなさい」のような問題は、検算できるものとできないものがあります。出てきた解答がすぐに微分できるものならば、微分してみて元の式になれば正解ということです。微分するのに時間がかかりそうなものは検算するべきではありません。
計算ミスがなくならないというのは、誰にでもあることだと思います。その時期は耐えるしかありません。いろいろな問題をたくさん解いているうちに、少しずつ減っていくものなのです。問題をたくさん解いていけば、多くの解法を知る事ができます。その中で、「こっちの解法の方が早く、簡単に解けるな」というものが見つかるようになります。なのでたくさんの問題を解いて、たくさんの解法を経験してください。
簡単な計算は見直す必要がなくなるくらいまで計算をやり込み、複雑な計算は最初に解く段階で慎重になってみてください。
確認手順については好みや相性もあるでしょうから、「私がやっていたこと/子どもにやらせていること」のご紹介ということでよろしければ――
余談ですが、私も数学で凡ミスが多かった一人で、それでプログラミングを始めました。
プログラムを組んでみると、どんな些細なミスでもエラーを出してきますので、自分のミスの特性を掴むのに役立ちました。