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精神社会福祉士は精神保健福祉士のことでしょうか。だとすると、かなり辛い仕事です。最悪の場合、相談相手が自殺してしまうこともありますから。そんなときでも耐えられる心構えがないと――。
とはいえ、弟さんの希望を否定するものではありません。やりたい仕事をやった方が、燃え尽きるリスクは減りますから。
燃え尽きる前に、慢性疲労症候群になっていたのではないでしょうか。
これは身体的症状が出てくるものですから、本人、または周囲の方でも察知しやすいものです。
症状が出てきたら、仕事を休むとか軽くするとか、あらかじめ対処法を用意しておくと良いでしょう。
また、通院で相談できる主治医を持っておくことも必要です。
次に、仕事に対する心構えですが、私の経験上、自分が一人いくら頑張っても仕事はうまく行かないものです。とくに人相手の仕事ですと、すべてのお客さんに満足を与える仕事など無理な話で、嫌われてしまうケースも少なくありません。
そんなとき、他人に責任を転嫁できるような性格だと燃え尽きないんですが、弟さんにそうなれというわけにもいきません。真面目な性格というのは、それはそれで貴重なものですから、変える必要はありません。
結局、仕事を失敗したり、相手(お客さん/同僚/上司)に嫌われたとしても、それを事実としてありのままに受け入れ、虚しさというか、悲しさというか、一生背負っていくしかないと思います。
弟さんには、もっともっと本を読むことをお勧めします。
小説なら太宰治やドストエフスキー。手記やドキュメンタリーなら下記がお勧めです。気に入った著者の講演会に行ってみると、もっと人生に幅が出てくると思います。
続 病院で死ぬということ―そして今、僕はホスピスに (文春文庫)
明日は、もっとうまくいく。―仕事で負けない、ツキをよぶ50の具体例 (PHP文庫)
私も弟さんに似たタイプの人間なのでわかります。
燃え尽き症候群のような状態にもなったことありますし、
病気にもなったことありますし、何年も引きこもったこともあります。
色々な経験をして、自分でもパターンがわかってきて、
どこまで無理がきくか、これ以上はやめた方がいい、とか
わかるようになりました。
経験も人生において大切なことだと思います。
でもそれだと質問者さんや家族の方は心配でなりませんよね。
その世界だけ、それだけ、になるのを防ぐというか、
視野が狭くならないように、もっと世界を広げてみるというか、
休みの日あまりないかもしれませんが、だったら家族でもいいのです。
会話をするだけでも、食事をするだけでも。
仕事だけの毎日にならぬよう、追い詰められないよ、違う世界が必要だと思います。
地域や社会との関わり、家族や友達や親戚との関わり、
仕事仲間との仕事以外での関わりなど、
人間関係は大切です。色々な人の話を聞くだけでも、自分の考えとの違いを認識し、
もっとこうすればいいんだと思うようにもなります。
人生においてのヒントは誰にでもどこにでも転がっていると思います。
それをいかに自分が受信すること、感じることが大切だと思います。
色々な世界、場面、人と関われば関わるほど、ヒントは受信しやすくなると思うのです。
私がそうだったので。
職業については、弟さんは自分のタイプをわかっている上で選んだ職業だと思いますし、
人様のためになる、役に立っている素晴らしい職業だと思います。
その世界に必要な人材だと思います。
でも息抜きを忘れないようにしてほしいです。
言いたいことがうまく欠けなくてごめんなさい。