19日に、東京都内の雑木林で、添付画像の物体(葉の裏面に白いつぶつぶがたくさんくっついているもの)を見つけました。この白い物体が何なのか、お分かりの方、いらしたらご教示ください。
添付画像と同じ写真、横幅1000ピクセルで:
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20081020144848
同様のもので、別の葉(少しピンぼけです):
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20081020144847
側には、この白いつぶつぶが平たくなって乾燥していると思われる葉もありました:
http://f.hatena.ne.jp/nofrills/20081020144849
葉は、何の木の葉なのかは私にはわからなかったのですが、長さ4センチほどの落葉樹の葉です。
植物の種類が特定できないと正確な種名まではわかりませんが、
それは虫瘤(むしこぶ)もしくは虫癭(ちゅうえい)、あるいは英語でゴールと呼ばれるもので、
植物にある種の虫が寄生して作られるものです。
植物により寄生する虫が違い、作られる虫瘤にも別の名前がついています。
その形のものですと、○○タマバチと呼ばれる小さなハチによる虫瘤に似ています。
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/konchu/data/hachi/tamabach/bara...
↑これはバラハタマバチがバラ科の樹木の葉に作った例です。
写真のものと同じかどうかは、植物の種類などを吟味しないとはっきりとは申せません。
少しお時間をいただければ図鑑で似たものをピックアップできると思います。
お言葉に甘えて、回答に入れさせていただきます。
ノイバラか、エゴノキでしょうか。
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/jumoku/jumokumusiei.html
http://www.geocities.jp/a124351513/konchu/gall.html
葉脈の感じなんかは、エゴノキとそっくりですね。
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/jumoku/jumokumusiei.html
http://www.geocities.jp/a124351513/konchu/gall.html
葉が、ノイバラのようにギザギザはしていないのですが、
その雑木林にはエゴノキはあったはずなので、エゴノキかも。
葉っぱ、似てますよね。
http://ksbookshelf.com/DW/Flower/FlowerAE.htm
他のバラ科樹木である可能性も低いような気がします。
エゴノキは確かに似ています。
エゴノキならば、「日本原色虫えい図鑑」の中では
虫瘤:エゴノキハヒラタマルフシ(形成者:エゴタマバエ)
というのが似てます。
・葉の裏だけでなく表にもふくれが出る
・円形でやや扁平
・割って見ると中に淡黄色の幼虫(この場合はウジです)が一匹入っている
写真のものは、すでに落葉しているので瘤の中に虫はいないと思います。
木についている状態で見つけたら、ぜひ割ってみてください。
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/Graphics/lgal/14940.jpg
これは、エゴノキハウラケタマフシというもので、
やはりタマバエ科のハエが作るものです。
名前の通り毛が生えてますよね。
そこが見分けのポイントになります。
わたしは似てるけど違うんじゃないかな、と思ってます。
書き取ってくださっているエゴノキハヒラタマルフシの特徴のうち、
「円形でやや扁平」というのがぴったりですね。
入っているのが一匹でよかった。(いっぱいいると聞いたら夢に出てくる。)
この「虫こぶ」に限らず、いろんなものを図鑑で見てみたくなってきました。
(見た挙句、夢に出てきてちょっと後悔しそうでもありますが。)
http://www.kanshin.com/keyword/498874
検索してみたら:
http://okayama.cool.ne.jp/kanon1001/005musi_kobu/musi_kobu.htm
「ナラメイガフシ」の虫こぶが怖いです。
確かに、これにはけっこう長めの毛があり、似ているけれど違うものみたいですね。
(エゴノキハウラケタマフシ→エゴノキ/ハ/ウラ/ケ/タマフシ ですね。
ということは、エゴノキハヒラタマルフシ→エゴノキ/ハ/ヒラタ/マルフシ……かな。)
火曜日に時間が取れたら、大型書店に行って、
「虫こぶ入門」という本が店頭あれば見てみようかと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/4896948890/
何かおありになれば、ご投稿ください。
同じ著者の「虫こぶハンドブック」が図鑑になってます(1200円)。
残念ながらエゴノキハウラケタマフシは掲載されてないんですけどねー。
「原色虫えい図鑑」のほうは14000円もする図鑑で、在庫を置いてる本屋さんも少ないです。
注文すると買えるはずなので、図書館においてもらうのがいいかもしれません。
ではでは。
店頭にあれば、「虫こぶハンドブック」と「虫こぶ入門」と両方見てきます。
「図鑑」は確かに書店店頭にはなさそうな本なので、図書館をあたってみます。
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