サウナの設備を扱っている企業さんのサイト:
http://www.izumikosan.co.jp/
この企業さんが発行しておられるメルマガ、量が多いので全部読むのは大変ですが、けっこう細かい話が多いみたいです。例えば:
http://www.izumikosan.co.jp/top11sub2..htm
第32号 2002年12月24日発行
2.フィンランドサウナ―― サウナの用意は女の仕事
フィンランドの人たちは、サウナ入浴をすることが日常茶飯事になっています。頻繁に利用するサウナ、それは、一体どのように手入れされ、誰がそれを行っているのでしょうか。
<サウナを用意するのは「女の仕事」>
フィンランドでは、サウナを用意するのは、もともと女の仕事であったと云われます。サウナでは女性が労働を担い、男性はゆったりとロウリュを浴びていればいいという習慣が続いていたのです。……
<サウナの用意とは>
サウナの用意とは、どんなことをするのでしょうか。一見、簡単なように見えますが、すこぶる多岐に亘っています。
(1)サウナを温める。
(2)サウナをきれいに掃除する。
(3)サウナ室に真水を運ぶ。
(4)ヴィヒタを真水に浸して柔らかくする。
(5)サウナ室のベンチにタオルを敷く。
(6)サウナストーヴにロウリュを投げる。
おまけに、
(7)男たちの身体を頭の先から爪の先まで洗ってやる。
こんなに女たちが尽くしても、ありがとうの声を掛ける男は一人もいなかつたと云われています。……
<物語のサウナに出てくるのは農家の女だけ>
フィンランド文学には、サウナについて書かれたものが実に多くあります。しかし、書いているのは男性で書かれているのも全て男性です。サウナには、ほとんどと云っていいくらい女性は登場していません。……
物語に描かれた女は、大抵は農家の女で、サウナで素早く身体を洗い、雌牛の乳絞りに走っていったり、他の者たちが入浴する前か後に慌てて湯浴みをしたり、あるいは、家の掃除とパン焼きの間に、はたまた、牛乳を撹乳器でかき回し、容器を洗う合間を利用して、サウナに入るという実に慌ただしい入浴なのです。
……
http://www.izumikosan.co.jp/top11sub3.html
第74号 2006年10月31日発行
2. フィンランドサウナ--サウナと出産
20世紀の始めまで何世紀もの間、サウナはフィンランドの田舎や東部カレリア地方では、お産の場所でした。多くの民間伝承、神話、迷信では、伝統的なサウナは子供誕生に不可欠な場所でした。お産にサウナを使う理由は、サウナが人里離れているためで、“悪意の目”から逃れ、秘密にされるべきだと信じられていたからです。母親は、サウナに入って出産の準備をしました。サウナは骨盤を軟らかくし、出産を高揚させると信じられていました。陣痛が始まると母親は、絶えず動き回り、サウナに入り、白樺の小束で自分自身を叩きます。分娩は“不潔になるから”との理由でマットで覆われた床の上でなされましたが、お産は経験の積まれた老婆により正しい手順で執り行われました。
現在では、母親と子供にとってサウナが安全かどうかが疑問視される様になりました。……
第77号 2007年3月30日発行
日本の風呂と同じで、サウナの入り方は人によって違います。じっくり1時間以上かけて入る人もいれば、5分で十分という人もおります。
フィンランドでは基本的にサウナは男女別に入るので、タオルを巻かずに裸で入ります。サウナの妖精が住んでいるので、サウナ内では騒がないこと、そして政治の話は厳禁です。日本ではお風呂のお湯の中にタオルを入れないように躾られていますが、サウナでもタオルは使いません。お尻に敷くための小さなタオルを使うだけです。
第82号 2007年12月28日発行
2008年フィンランドカレンダー ※以下、抜粋します。
・Palm Sunday:シュロの聖日(復活祭直前の日曜日;キリストのエルサレム入りの記念日)。魔女に扮した少女の一団が柳の小枝を手に持ち、呪文を唱えながら歩き、家々を回ります。柳の小枝で幸運を運んで来るといわれ、少女達には、お返しにお菓子やお金を上げます。
・5月1日:Vappu 5月祭。前日から始まり、1年で最も生気に溢れた時期、春の到来を祝います。……この日は、白い大学入学許可ハットを被る人達の伝統的な時です。……
・5月11日:Whitsun day聖霊降臨祭(復活祭後の第7日曜日)。この日に恋人を失うとこの夏には恋人は現れないと言う言い伝えがあります。
・Crayfish parties:8月のザリガニパーティ。……
・12月6日:独立記念日。1917年、ロシアの支配から戦い取った独立を祝う日です。伝統に従い、2本のキャンドルを夕方6時に窓辺に置きます。政府の高官や名士達の行進がヘルシンキの大統領府の独立記念舞踏会で行われ、一方、灯火行進がマンネルハイム将軍の墓地から議会広場(Senate Square)まで行われます。
第88号 2008年8月29日発行
(4)ヘルシンキ市内に「サンキュー」と言うゴミ箱を設置
フィンランドの首都ヘルシンキ市当局は、ゴミのポイ捨て防止策として、ゴミを入れると有名人の声で「サンキュー」と言うゴミ箱を市内各所に設置したとのことです。
……
この「話すゴミ箱」の外見は、ごく普通のものですが、ゴミが捨てられると、それを検知してスピーカーを起動させ、ゴミを捨てた良心的な当事者に対して、フィンランドの有名人や市長の声で「サンキュー」と感謝の言葉を述べる。……
ヘルシンキの市長は、「(ゴミをきちんと捨てるといった)市のためを思った行動はすばらしい。クールだね」とコメントしている。
特に珍しいというわけではないのですが、文章のせいか、妙にツボにはまりました。ていうか「市長の声」……。
> これ本当なんですかね・・?
フィンランド人に知り合いがいないから断言するのもアレですが、これはウソじゃないはずです。
サウナで暖まったあとに氷のはる冷たいフィヨルドにボチャンですよ。
住宅事情が人それぞれ違うから全員ができるとは限らないけれど、常識的にやるはずですよ。
http://www.nordic.co.jp/plaza/reports/fi.html
BBCの写真特集のページ:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_pictures/7631748.stm
BBCの記事:
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7630969.stm
このあと、銃規制強化の問題を含め、しばらくフィンランドの記事が立て続けに出てました。
指摘の事件は、「フィンランドで2件目の銃乱射」ですね。
昨年の11月にもあったようで、この事件で「フィンランドは、実は銃保有率が目茶苦茶高い」ということが、日本にも紹介されたのだと記憶しています。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/071108/erp0711080909006-n1.htm