天皇家の過去と言うと卑弥呼の時代までさかのぼる必要があると思います。
卑弥呼が天皇家につながっているかどうかは不明だと思いますが。
過去の天皇家が姓を持っていたかどうかは伝わってないと思います。
天皇と呼称する以前は大王と呼称していたと言う事ですし。
(日本の大王だと言い出す以前のことでしょう?)
過去に姓があったとしても歴史として記録されている時期にはすでに
姓を捨てている(もしくは姓はなかった)と言うのが解答ではないですか?
天皇家に姓があったと言う説もありますが
それも中国等との交渉の過程の事みたいですので
(中国と交渉を始める以前に天皇家は始まっているでしょうから)
天皇家が日本の多くの部分を侵略して支配した時期には
日本人全員が姓を持たなくて
日本の成立後(天皇家の成立後)中国との交渉の過程で中国から姓を輸入したのでは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87
>天皇家の姓氏
>当時の倭国王が「倭」姓を称していた
..
>宋との冊封関係を結ぶ上で、ヤマト王権の王が姓を称する必要があったのだと考えられている
..
>『隋書』倭国伝に倭国王の姓を「阿毎」(あま、あめ)とする記述があり、7世紀初頭まで大王家が姓を有していたとする説もある
>「阿毎」は姓でないとする説もある
>人名
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%90%8D
http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-38.html
http://yamatai.cside.com/katudou/kiroku267.htm
回答してから考えたのですが。
明治以前の一般庶民は姓を持っていませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%8F%E5%90%8D
>古代の律令国家の時代には、庶民も姓(セイ)を持っていた
のに…
国家が姓を強制してもその強制がなくなると無くなってしまうと言うのは
無いのが自然と言えると思います。
また、原始時代人類の集団が何十人ぐらいの時期は
個人の特定が簡単なので姓は必要ありません。
「勝」「勇」「正」何とかと言うと個人が特定できます。
しかし、村社会程度の人口になった場合
同じ名前の人が現れてくるので、どの正さんとか太郎さんと言う区別が必要になります。
その時、
田圃の中に住んでいる正さん
川上に住んでいる正さん
山の中に住んでいる正さん
大工の正さん
靴屋の正さん
とうの職業や住んでいる場所などで個人を特定します。
これらは後に姓となっていきます。
(海外でもsmith等は職業名で鍛冶屋と言う意味です)
しかし、王様や王族はだだ一意に決まりますので
特に姓は必要ありません。
初期の社会では国民に姓が現れかけても
王族には姓は必要ないと思います。
なかっただろうと思います。
次に小国家どうしが衝突しだした時代には
どの国の王かと言う区別が必要になりますが
国内では必要ないと思います。
国内には王と一人しかいませんから
対外的にはヤマト族の王とかクマソ族の王とか言うと思います。
(ヤマトタケルのように)
でも、王族を区別するのに種族名を付けて区別してもそれを姓と
言うべきかは微妙だと思います。
また全地制覇したら必要なくなります。
ですので天皇の姓は
無い→種族名で区別されたかも(姓ではないと思います)
→不要→対中国等の関係の為に必要になる→姓を捨てる
と言うような感じになると思います。
ただ王は王なので国内的な意味では姓はないままだと思います。
王の名前を聞いてどこの人ですかと言う人はいないでしょう。
これがイギリスやフランスなどではいろんな血統の王がいますので
姓がないと区別できないと思いますが。
日本は血族が切れたことがないと言う事になってますから
特に姓の必要はないと言う事になると思います。
ですから天皇に姓がないのは
姓を付ける必要がないから無いのだと思います。
国内的な意味では最初からずっとなかったのだと思います。
対外交渉の目的で付けられた時期はあるかと思いますが。
国内的には姓はないのだと思います。