── 米自動車大手3社「ビッグ3」が、リストラ策を加速させる。
1.トヨタ自動車の期間従業員は三月に約八千八百人いたが、来年三月
末までに三千人まで減らす可能性がある。
2.三菱自動車も国内のグループ全五工場で減産し、派遣と期間従業員
を一千人規模で減らす見通しだ。
今では労働者の約三分の一が、非正規労働者で占められる。
3.今年の青少年白書は、25歳から34歳までの「年長フリーター」
が、固定化している可能性を指摘した。就職氷河期に仕事に就けず、
非正規労働を続けている世代だ。
4.リストラの波は正社員にも及んできた。派遣社員らの削減がつづく
電機業界では、日本IBMが一千人規模の人員削減を年内に実施する。
不動産業界、スーパーなどにも広がる勢いだ。
5.来春卒業する大学生への内定取り消しも相次ぎ、厚労省の調べでは
三百人余りに上っている。内定は会社と労働契約が成立しているとみな
され、取り消さないのが原則である。── (山陽新聞)
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/12/02/2008120209390869007.html