人生に必要な単語数はいくつでしょうか?
その根拠は何ですか?
質問(あったらいいもの)
そのような単語リストがあれば教えていただけますか?
また、根拠の部分、学問(言語学?教育心理?)とかでの裏づけがあると後で調べられるので助かります。
背景
日本語は何となく分かるし、必要な単語は適時補えるので、あまり考えていない。
けれども、例えば、「現代用語の基礎知識」では単語数足りないですよね。
ただ、英語ならば、例えば、大学受験の英語なら2,000語、TOEFLで100点弱なら10,000語とか言われるが(テスト対策的にですが)、
中身のある話(ご飯を食べたとかそういうのではなくて、内容が込み入ったもの)には足りません。
では、どれくらいあれば十分なのか、と思ったため。
英会話のように、1000語覚えれば日常生活を送るのに不自由しない、というのはよく聞きます。
以下、http://www.nihongolabo.jp/colum.htmlより抜粋。
近年、言語処理システムを使った研究で本当のことが明らかになりつつあります。
この研究では、言語処理システムを使って、英語のネイティブスピーカーの会話を分析し、統計処理を行い、日常の英会話でどれくらいの数の英単語が使われているのか、どういった単語が頻繁に使われるのかということを解明しています。
この研究によると、話し言葉の語彙1000万語のうち、上位100位までの単語が会話に占める割合は7割弱だそうです。これは、英会話の7割が100語前後の単語で構成されていることを示しています。
さらに、上位1000位までの単語では会話の9割を占めるまでになるそうです。会話のほとんどは頻繁に使われる1000語程度の単語で構成されているということになります。
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今、海外で生活していて毎日英語を使ってますが、たしかに100語くらいで事足りるような気がします。新しい単語なんて、そうそう会話では使わないですし。
人生に必要な単語数は0個だと思います。
言語等の高度なコミュニケーションは生きるためだけならまったく必要ありません。
逆に、そういった「人間らしさ」を含めてどのぐらい必要かと言うのであれば、人によってまったく数が違うので答えようがないと思います。
人と関わりをほとんど持たずに暮らしていく人生なら10個程度でも平気でしょうし、世界を股にかける言語学者なら広辞苑すべての単語でも足りないでしょう。
http://www.nagaitosiya.com/a/incomplete_language.html
脳の処理能力が限られている以上、言語は、現実の多様性の圧倒的多数を捨て、生存に必要な最小限の情報だけを拾わざるをえない。しかし何を捨てるかは、主観的で、各個人によって異なる。このことは、言葉の意味は、使っている人によって微妙に異なっているということを帰結する。
(ちなみに仏語では2千語、英語で3千語程度だそうです)
続いて、日本人の20歳の語彙の数は、5万程度(小型の国語辞書よりやや少ない程度)
一方、広辞苑の項目数は24万、大辞林25万7千、大辞泉22万2千、
日本国語辞典50万、日本語ウィキペディア52万。
これほど多くなくても十分でしょうから、5万から20万の間でしょう。
国立国語研究所のサイトに、雑誌などで使われている単語数についての報告書があったと思います。
ちなみに漢字は
当用漢字が1850字、常用漢字1945字なので、小中学生向けの辞典で、2千字程度。
高校生から社会人までの辞書で、3千字以上。
パソコン・ワープロで扱える第一・第二水準が6千字強だそうです。
「字統」約5千5百字。
# この辺で十分でしょう。
角川「新字源」1万。三省堂「全訳漢辞海」1万2千5百。
学研「漢和大辞典」2万。講談社「新大字典」2万1千。
大修館書店の「新漢語林」1万4千「広漢和辞典」2万
「大漢和辞典」、全15巻、五万文字。
日本語難しいよー。
日本語の基本的な語彙が多いのは、
敬語(尊敬、謙譲、丁寧)と、
基本的な名詞の類語が多いからだそうです。
「父」、パパ、お父さん、お父上、親父、父ちゃん、...。
一方、フランス語が少ないのは、少ない言葉の中で、
言い回しに凝ることが、洗練されているからだそうです。
「暑い」「寒い」「眠い」「ひもじい」だけぐらいでも幼児が周囲に自分の状態を伝えるには充分でしょう。
表現の段階が幾つかに分かれ、最終段階の一つか二つ下で範囲が専門化されるでしょう。
専門用語を使わなければ表現できない現象を表現しようとすると特殊な言語体系まで必要になる。
技術用語もそうですし、中には異国語や学術用語やコンピューター言語まで駆使して表現する必要のある人もいる。
各自の単純な欲求の表現だけだとそれ程多くは必要としない。
問題はどの段階までその人が必要とするのか?
どういった範囲の表現をする必要があるのか?
または表現したい欲求を持つのか?といった点に掛かってくると思います。
それを受け取る方も理解すべき単語の範囲が変化するでしょう。
名詞の種類ですか。 > 基本的な名詞の類語が多いからだそうです。
どのような言語活動するか次第というのは大きいですね。 > 必要とするのか?