日本では,国民健康保険だと3割負担ですが,保険料の負担も高額です
先進各国では,医療費負担は0割,あるいは一定額(1,000円/診察程度)という国が多いと思うのですが,これらの制度を俯瞰したいと思います
まとまってるウェブサイトのポインタでも結構です
また,ついでに,その実体験の話(ほとんど待たされずに見てもらえる,など)もお待ちしています
注意:映画「SiCKO」は観ています
私自身が過去質問「世界各国の保険医療制度を比較または整理したサイトをご存じありませんか? 」で出していますが、その時に回答いただいたサイトはリンク切れになっているものが多いようです。
「世界の医療事情」の中程にある「世界主要都市の医療事情」や、世界主要都市の医療事情 医療費・衛生事情がよくまとまっています。
各国の医療費は、「海外での健康(医療費と保険)」(AIU)が参考になります。
ありがとうございます
各国の医療保険制度はすぐに変わっていってしまうため,ウェブでは古い情報が多く,あまり参考にならないと思い,こちらで聞いてみました
ウェブでの情報は記述が曖昧な部分が多いので,場合によっては各国大使館に問い合わせるかもしれません
日本は保険料の負担は安いほうですよ。
3割負担の割には高いのかもしれませんが。
例えばアメリカだと日本より保険料はずっと高いです。
http://blog.m3.com/TL/20080926/2
http://aiuhoken.aienu.jp/iryo/iryo_a-n.html
おまけに医療費も基本的には一切負担してくれません。
低所得者や高齢者にだけ制度が設けられています。
だから一般の人はみんな民営の保険に加入しています。
その代わり、医者の数など医療の質は日本より圧倒的に良いです。
ヨーロッパでも
http://plaza.rakuten.co.jp/hogehoge0707/diary/200808290000/
日本の医療費は対GDPで8.8%であるらしい。アメリカは15%、ヨーロッパでは12~14%位であるらしい。高齢化が進んでいるのにこれ以上国全体で医療費削減しようとすれば、医療の現場が危ない事は外から見てもわかる。
保険料の負担は非常に高いです。
イギリスだと
http://www.jil.go.jp/kaigaitopic/2002_07/englandP02.html
現在の保険料率は収入の21.8%(労働者=10%、使用者=11.8%)だが、来年度以降これを労使それぞれ1ポイントずつ引き上げる。
23.8%とかなりの高額。
ヨーロッパ諸国では受診料が無料の国も多いですが、医療費自体が無料という国は希です。
http://www.iiiryou.com/zero/cat74/post.html
http://spice.ehokenstore.com/travel/french.html
患者は医療費を直接支払い、その後医療保険から一部返済を受けます。患者の自己負担分は共済組合に加入して全額カバーしてもらうということも可能です。自己負担の割合は、開業医の診察料の30~50%で、看護婦だけに診てもらった場合や検査等の場合でも40~50%となっています。また公立病院での診察料は25~30%となっています。薬については、自己負担割合が35%、50%、65%と数種類の段階があります。労働災害や妊娠、31日以上に及ぶ入院、さらに非常に高額な治療費の支出が考えられる場合等は、医療保障制度から100%の保障を受けることができ、また前払いの必要もありません。
フランスもアメリカと似ていて、基本的な医療負担額は高額ですが、妊婦など一部の人については国が大きく保証してくれています。
医療費負担が0割というのは北欧の話ですよね。
デンマークやスウェーデンなど北欧の多くは医療費が完全無料です。
しかしこれは莫大な社会保険料や税金あってこその制度です。
こちらのサイトが参考になると思います。
http://aiuhoken.aienu.jp/iryo/iryo_a-n.html
世界主要各国の医療費・衛生事情
ありがとうございます
米国は,公的医療保険制度が成り立ってない国なので,比較として適切ではないと思いますのでここでは省かせていただきます
どうも,日本語のウェブサイトの多くが,「日本人がその国に行った場合」という視点で書かれていて,現地の国籍を持った人間が,現地で受けている制度の説明がありません
英国(NHSという,英国のほとんどの公立病院)でもカナダでも,医療費はゼロですよ
フランスも3割負担ですよね
日本の例えば国民健康保険は,自己負担額3割ですが,普通の収入があって,医者に掛かる頻度が特段高くなければ,保険を使わず10割負担した方が安いと思えるほど,月々の保険料は高いですよね(私の場合は,保険料の支払いが相当額なのもあるかもしれませんが...)
米国みたいな,全額を治療に合わせて負担するのか,それとも北欧諸国のように医療を受ける人受けない人が均等に負担するのか,というのは,どちらもメリット・デメリットがあるでしょうね
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E8%B2%BB
イギリスの場合、無料なのは診察料だけなので「医療費ゼロ」とは意味がだいぶ違うんじゃないでしょうか?
世の中のほとんどの病気には薬が処方されるのが現実ですし、NHSでも薬の処方は一切保険がきかないので、ほとんどの人は医療費としては相当な金額がかかってます。
それとカナダも同様に薬代は全額自己負担のようです。
http://getvisaincanada.blog26.fc2.com/blog-entry-148.html
こちらでカナダ現地の医療の現実が紹介されています。
保険料が安い(一部の地域では無料)。診察料もゼロ。
しかし薬代は全額自己負担。おまけに治療にかかる待ち時間が恐ろしく長い。
「もっと金を払うから待ち時間を短くして欲しい」というのが多くの国民の希望のようです。
ついでにイギリスの待ち時間も調べてみました。
http://www.geocities.jp/jgill37jp/waiting_list.html
やはりこれが現実ってことですね・・・
日本でも医者不足が問題になってますが、あれでも高い金払ってる分だけまだ高水準なのだと感じました。
いっぱい払ってるつもりでも、完璧を目指すならいくらあっても足りないというのが現実なんでしょうね。
ありがとうございます
ちなみに私は都区内に住んでますが,東京都内の医療の状況は,お世辞にもすばらしいとは言えないと思うので,英国のデータを見ても,うちの周りよりはマシな気がします
上記のデータは,たぶん病院のものであって,普通に掛かりつけとなる診療所レベルのものとは違うと思います
実際,友人が英国(スコットランド)に4年ほど住んでたのですが,NHS はとても良いと言っていたので,地方によっても相当違うのかもしれません
ちなみに,NHS では薬の保険は効きませんが,処方箋は量や内容に関係なく,1回につき7ポンド前後の定額で処方してもらえたはずです
高福祉高負担でおなじみのスウェーデン
北欧の医療モデルは似ているそうですし、おそらく似たようなものだと思います。
http://www.heraeus-kulzer.co.jp/customer/storm_051202.html
しかし、そのスウェーデンで、成人の歯科医療が保険でカバーされなくなっている。
歯医者に限らず医療費は19歳までは無料ですが、20歳以降は負担しなければいけないようです。
http://www.k5.dion.ne.jp/~naokinz/school/Fukushi/GSESweden.htm
ちなみに医師数ではスウェーデン国民340人に医師1名で、わが国は国民600人に医師1名である。医学生定員はスウェーデンは国民1万対1.2人に対し、わが国は国民1万対0.6人と医師数も医学生数もスウェーデンが国民1人当たりでは多くて、後述の収入の面でも医師は必ずしも恵まれた職業とは考えられていない。
医者の数が多いところを見ると、待ち時間は日本よりも少ないのかもしれません。
と思いきや、
http://www.swejap.com/read/brev.php?b=6&a=16&l=jap
こちらは実際のスウェーデンの医療環境のレポート
で、また次の朝予約を頼むと、電話口のおばさんは、開いている時間は2週間後しかないとのたまった。たった今、なんとかしたいのに2週間も我慢できない私は、仕方ないのでCityakuten(救急外来病院)に行った。ここまでかかった時間は4日間。この「たらい回し」は、話すと長くなるので今回は紹介できないが、スウェーデンでは医療に限らず様々な場所で日常茶飯事である。
例えば私の友人が風邪をひいて病院へ行ったところ、8時間も待たされて、その日は会社に行けなかったらしい。先日読んだ新聞にも、腕を骨折した女の子が救急病医に行ったものの、ずーっと順番を待たされて、治療を受けるまでに16時間も待ったという話が載っていた。ずっと前には、待合室で待たされ過ぎたお年寄りが、そのまま待ち時間中に亡くなったという話を聞いたこともある。
日本以上に厳しい様子。
さきほどの歯医者のURLにも少し書いてありましたが、どうやらスウェーデンの医者は多くが公務員で構成されており、その給料は日本では考えられないほど安いそうです。
これは推測ですが、そのせいで働く内容に差が出ているのではないかと。
日本だと医者の数は圧倒的に少ないもの、高給であることから開業医は出来る限り多くの患者を診ようとするし、真面目な国民性もあるので勤務医も諸外国では考えられないほど長時間働いてくれています。
しかしスウェーデンのように給料が安い公務員では、「無理に働くだけ損」と考える医者が多いのでしょう。
安ければいいというものでもないという証拠なので難しい問題ですね。
ありがとうございます
なるほど.スウェーデンも,実際に診察を受ける立場になると,いろいろ問題があるようですね
こうした事例は,きっとある極端な例だと思うので,マクロ的に見て問題があるのかは分かりませんが,日本の医者が勤勉なのは世界的にみても,そうだと思います
医者が余ってるような状態は,無駄だと思うので,少し足りないくらいでちょうどバランスしてるのだと思いますが,日本でも地方による差,専門による差がありますからね
http://ameblo.jp/tokobee/entry-10149146935.html
イタリアの妊婦さんによる医療機関利用の感想です。
http://france.blogtribe.org/page-40.html
こちらはフランスに住む人の感想。
フランスは日本とかなり似てる印象がありますね。
http://ch09111.kitaguni.tv/e226803.html
こちらはイギリスに住む人がNHSを利用した話。
町医者でも診て貰えるのは数日後。
総合病院にかかるような病気だと数ヶ月後。
コメントにありますが救急でも4時間以内だそうです。
昔イギリスに住んでいましたが、NHSが日本の病院より良いなんて言うのは信じられないです。
診療所レベルのGPで済ませるような風邪とかなら場所によってはそれほど待ち時間も長くないですしちょっとした診察と処方で満足出来るからいいですが、すぐに診て欲しいような緊急の時は最悪ですよ。
NHSで診て欲しくて電話しても「まずGPに相談してください」って言われて、
GPに相談しても「NHSに行く必要はないです」って言われたら我慢するしかない。
GPから専門医を紹介して貰っても診察は数ヶ月後。
で、仕方ないから救急外来で行っても何時間も待たされて、
救急外来で行ってるのに採血もせず触診だけで判断して終わりだったり。診察が雑すぎる。
なんでこんなことになるかっていうと、NHSでは医者の立場がもの凄く強いんです。
GPの医者は個人の意思で登録者を末梢することが出来るからです。
「この人は文句が多いからもううちでは診ない。違うところで診て貰ってくれ。」
こんなワガママが許されてるシステムなんです。
だから医者はみんな「私の言うことは絶対。間違ってない。」という感じの診察をするし、患者は従わざるを得ない。
なんせそのGPから見放されたら、次のGPを見つけて登録するところから始めないといけないわけですからね。
セカンドオピニオンなど無縁の世界です。
若いうちは病院に行く機会なんて風邪とかちょっとしたものだけでしょうから「NHSは良い」と思うのかもしれませんが、年を取れば重病になる機会はずっと増えますし、病院にほとんど行かずに死ねる人なんて世の中にはほんの一握りしかいません。
ですから重病人こそちゃんと診て貰えるシステムのほうが大事です。
少しだけ滞在するならともかく、死ぬまで暮らすなら絶対に日本のほうがいいです。
http://www.geocities.jp/jgill37jp/
日本の小児科医の方がイギリス滞在中に娘が病気になったときの体験談があります。
あとがきより、
日本へ帰国し、3年ぶりに小児科臨床の現場に戻ると、患者さんたちの不平不満や医療不信が以前よりも増えていることに驚かされます。ちなみに日本の医療制度はWHOからは低いコストでもっとも上手く機能しているとお墨付きをもらっていながら、国民の満足度は先進国の中で最低だそうです。
日本の医療を批判する人の中には、「進んだ欧米の医療を見習え」といった論調も見受けます。
無料ではあるが途方もない順番待ちがあり、消極的な医療が横行するイギリス、世界最先端の医療技術もあるが個々の患者の受けられる治療や命の重さがその収入の多寡や加入している保険で変わってしまうアメリカ...そういった国のいったいどこを日本は見習うべきだと言うのでしょうか?
たしかに日本人って他国の良い面だけを見て過大評価してしまう傾向がありますよね。
これを読んでちょっと日本の医療を見直しました。
確かに、イギリスの国保のNHSは、診察も無料ですし、処方箋も、処方箋薬一種類につき、一律7ポンド10ペンスで、妊婦や1年以内に出産した女性、お年寄り(60歳以上)、子供(16歳未満)、低所得者、失業中、会社からまとめて保険料を払っている場合には全て無料控除になります。
また避妊薬や避妊具の処方箋に関しては、GPに登録しており、そこから処方箋をもらった場合は誰にでも無料です。(再販したりしないように、医療記録は残ります。)また、処方箋の7ポンドよりも安い同等の市販薬がある場合は、ほとんど教えてもらえます。(例えば痛み止めなどは薬局で普通に買ったら、2ポンドくらいで、成分は同じです。)
無料のため、NHSの待ち時間が長いのは深刻な社会問題になっていますが、NHS緊急病院や救急車もタダなので、いざとなったら緊急病院や予約の要らないウォークインNHSに行くことも出来るので、非常に良く出来たシステムです。
只、受け入れ先の緊急病院がいっぱいだと、日本でも問題になっていましたが、たらい回しになる可能性はあります。
アメリカでは救急車を呼んだだけでも有料で、低所得地域には救急車が来たがらないという社会問題もあったので、赤字続きだけど、イギリスはすごいと思いました。また、その昔は、旅行者でも誰にでも無料だったそうです。(現在はさすがに赤字のため、条件がありますが。)
現在も英国人のみならず、NHSは外国人でも、駐在や留学等で1年以上の英国滞在資格がある場合には、パスポートと査証(パーミット)を持って、近所のGP(General Practice/Practitioner)と呼ばれる担当の医師に登録して無料で利用することができます。
また、このGPの判断でより大きな総合病院などの適切なセクションに紹介されるシステムになっているため、「この症状で行くのは何科?(内科とか皮膚科とか)」と悩む必要もなく、また、定期的な一般医療や既往症の治療を受けるにも、良いシステムだと思います。
緊急だと数時間くらい、GP自体は通常2〜3日以内には予約診察してもらえますが、枠の限られた精密検査や手術や入院の際の待ち時間が長いのです。
また、NHSは、イギリス以外のEU諸国での、海外治療費の一部も負担してくれるそうです。
只、NHSの保険予算は限られており、英国はボランティアや慈善活動や福祉が活発な国ですが、現在は経済的な危機にも直面しているため、なるべく安く済ませるために、治療方法や治療で使える器具が最低限のものに限られていたり、一部対象外となる場合もでてきました。
最新治療や良い器具を使いたかったら、なるべく、行ける人はプライベートに自費で行って下さいという暗黙の了解みたいなのがあるのだと思います。
運ですが、NHSとプライベートを両方やってる病院のNHS枠を狙うか、普通の保険に入ってプライベートに行くと、比較的、良い場合もあります。
NHSの先生は、プライベートで独立開業する前の修行中の研修医のインターンの先生や、一般治療医が対応できる枠の数を決めて、半ばボランティアの様な低予算でやっている場合も多々あります。
プライベートだと治療法も最新治療等を選べたりもしますが、NHSだと、予算上、治療法の選択肢も少なかったりします。(治療だとコストがかかるから、プライベートだと切らなくても良い所を切ってしまうなど。)
インフルエンザなどでは、通常、抗生物質などは出してもらえず、薬局で市販の風邪薬でも買って飲んで、病院なんか来てないで(他の人にうつったり、別の風邪をもらうかもしれないし、大した病気じゃないので。)家で寝てなさいと、軽くあしらわれます。
日本だと、インフルエンザでもご丁寧に看てもらえるのは、やはり一部だけでも有料だからか〜と思いました。
確かにみんな無料で、医者が診れる時間枠が限られているとなると、本当に深刻な人用に時間を空けておきたいのは分かります。
あと、病気になった場合の専門病院での検査もGPから検査の要請があれば無料ですが、まだそれほど病気ではないけれ健康診断のような予防医学的見地から検査をしたいという場合にはプライベート扱いになり、全額自己負担になり、本当に深刻な症状が出てから来るか(それじゃ遅いって!)、プライベートに行けと言われます。
プライベートの自費のものは、物価的に、ロンドンでは結構高額なので、NHSがあってもやはり普通の保険に入ってる人達はいます。
また、一般医療とは別に、NHS歯科医は3レベルの、プライベートよりは全然安めだけど有料の治療に別れています。
ここでも、低所得者や子供やお年寄りなどは免除対象で無料です。
しかし、普通の人は、有料な上、NHSで使える歯の詰め物は銀歯だったりするので、歯医者は普通の保険に入ってプライベートで行く人が多いです。
私も、一度NHSの歯医者に行って、治療ミスで個人的にひどい目に遭いました。
NHSのせいではないけど、そこが低予算医院のため、先生が研修医で、付き添っているべき上の先生がその時いなくて、よくわかってなかった。
NHSはいつも混んでて待ち時間が長いのに、そこは若いインド人とお年寄りのインド人の先生で、評判が悪いのか、すごくめずらしい当日の空きまでもが急に出ていたのでNHS Direct(無料の医療相談。市内通話価格の電話代だけを自己負担。)に電話して、入れてもらったのですが、いきなり何も聞かれず、日本で白いかぶせをしていた深い虫歯を、噛み合わせの合わない銀歯にされて、物がまともに食べられなくなった上に、適切な神経治療をしていなかったために周辺のリンパ節まで腫れてきて、翌日電話したのですが、NHSの治療枠の空きは次は3週間後と言われ、緊急病院に行くと治療技術がない医師しか居合わせなかったら抜くしかできないという噂を医大生の友達から聞いて、泣く泣くプライベートの歯科に行って1200ポンド位を払いました。(カードが使えるので、分割ローンは組めるのですが。)最初から直接行ってたら、もっと安かったはず!
でもプライベートは、評判の良い所を選べるので、まともな治療と、噛み合わせの合った特注の白いかぶせにしてもらいました。
日本でも白いかぶせは保険対象外かもしれないので、本来の物価的には日本と同じか少し高いくらいなのではと思いました。
NHSは人気があるために、本当に運と状況と待ち時間次第というか、NHSの一般治療でも、友人が骨折した際、レントゲン検査の待ち時間が3週間あったので、骨折していた骨がすでに変な風に固まってしまって、一度固まった骨をもう一度折ってつなぎ直すという手術をしたため、無料で済んだとはいえ、普通の骨折では考えられないような手術跡が残っていました。NHS、一長一短です。
しかし、通常の保険の効かない既往症や持病などでの、定期的な連続通院には大変便利です。
いざ検査という時に検査設備がいっぱいで、尚かつ最新の高度な治療等を希望する場合は、プライベートの保険にも入っておいた方が良いと思います。
日本の海外旅行者保険で行けるのは、プライベートなので、待遇は良いと思います。カードとかに付帯していて無料のもありますし、日本の保険制度で海外治療の一部を取り戻す申請方法もありますから。
また、本当に低所得でNHSの他に治療を受けられないお年寄りなどに、優先権を与えられることにもなりますから、階級社会の名残のある富裕層の多くは、NHSは低所得的な医療のイメージががあり、プライベートのかかりつけの医師を持っている方が多いです。
また、医師の中には、プライベートとNHSを両方やっておられる場合が多く、NHSで行ったのに、オプションとしてプライベートを勧められるということもあります。
そういう所の限られたNHS枠に入れた場合は、同じ設備を使いますので、オプション治療の部分だけをプライベートにしてもらえて、基本的な診察料などは無料のままにしておいてもらえることもありますので、同じNHSでも先生と運次第だと思われます。
システム的には、赤字以外はアメリカも手本にしたがっている良く出来たNHS。治療を受けたいがために新EUから流れて来る人達もいます。
慈善寄付や公共事業などで赤字を何とかできないものかなあと思いました。
http://www.nhs.uk/Pages/homepage.aspx
http://www.dh.gov.uk/en/Healthcare/Medicinespharmacyandindustry/...
何か正式なレポートのネタにするのであれば、その方が確実だと思います。