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日本鉄道旅行地図帳 5号 東京―全線・全駅・全廃線 (5) (新潮「旅」ムック) (単行本)
ふらり立ち寄った書店で手にして、思わず買ってしまいました。
鉄道にフォーカスがあたっていますが、正しい縮尺の地図がウリです。
昭和32年の都電全図はとても詳しい資料ですし、昭和32年の都電系統図は、東京都交通局提供の、当時使われていたものの写真がそのまま載っています。(味があります。)
電車 普通券片道一枚十五円、通勤定期一ヶ月六百六十円、無軌条(トロリーバス)普通券片道一枚二十円、通勤定期一ヶ月七百十円、など。
「へえ、トロリーバスが東京に走っていたの?!」と、思わずびっくりしました。
昭和32年は、それこそ網の目のように都電が走っていたことが、この本から良く分かります。
どの路線が、営団地下鉄や都営地下鉄に置き換わったか、置き換わることは無かったが、都営バスの路線として都民の生活を支えているルート、など、歴史的由来があって現在に至る過程がしのばれます。
ビジュアルも多用されており、また歴史的資料も多いので、見ていて飽きません。