亜鉛を希硫酸に浸すと亜鉛が溶ける代わりに亜鉛に電子が移動して電位が下がります。
その瞬間は電流が流れているということはできます。
ただしある電位まで下がった時点で平衡するので電流は流れません。他の容器の希硫酸に漬けた銅版が接続されていてもそれぞれの希硫酸溶液の電位は独立していて無関係なので上記の平衡した電位差に固定されたまま何も起こりません。銅とそれを浸している希硫酸との電位差が無いからです。
両者の電位差を無くすなめに溶液を共通にするかそれぞれの容器を電線で接続することで初めて継続的に電流が流れるようになります。
http://www.chemistryquestion.jp/situmon/shitumon_koukoukagaku_ka...
1.金属亜鉛のみを水溶液に浸した場合。
金属亜鉛は非常にイオン化傾向の大きな金属元素です。ですから、金属亜鉛を水溶液に浸すと、電子を金属亜鉛に残して、溶液にイオンとして溶解する反応(1)が生じます。
Zn → Zn2+ + 2e- (1)
この反応は、金属に電子がたまって、金属の電位が -0.76Vになるまで続きます。
イオン化傾向って知っていますか?
金属のイオンへのなりやすさです。
そして、それを見てみると、銅は水素より、水素は亜鉛よりイオンになりにくいということが分かります。
だから、銅は希硫酸に溶けず、亜鉛は溶けるんです。
(銅→銅と水素イオン→水素イオン 水素イオン→水素と亜鉛→亜鉛イオン)
そして、ボルタ電池というのは、亜鉛が希硫酸に溶けるときに移動する電子のル-トが変わったものだと考えられます。
つまり、亜鉛から出てきた電子が、銅版を通って、希硫酸から出た水素イオンに入る、ということです。
そうでなければ、銅版にはスペースがなくて電子が移動できません。
なので、別々にした場合、銅版が入った容器のなかに他の+イオンがないのなら、亜鉛から出た電子は銅版へ流れることが出来ず、電流が流れないんです。
とてつもなく分かりずらい説明だと思いますが、これで分かっていただけたら嬉しいです。
イオンは電子の運び屋ですから
瞬間的にはイオンの移動があると思いますけど。
電荷が溜まるとエネルギーが高くなるから止まるのかも。
電気が流れない=電子が移動しない、ということ?
銅の方に水素イオンがあるから電子が流れていきそうな気もするけどな