知る限り、緑色の体毛を持った哺乳類はいないように思います。(少なくとも、あまりメジャーでないのは確かだと思います)
地面や樹皮は茶色であるとはいえ、例えば樹上生活を送る猿の仲間など、保護色として緑色の種がいても良いように思います。
実際、カエルをはじめ、両生類・は虫類、あるいは鳥類・昆虫では、緑色の生き物は少なくありませんから、保護色としても意味はあるはずです。
冬は緑ではかえって目立つかも知れませんが、熱帯雨林ならその心配はないし、あるいはウサギなどのように「夏は緑、冬は褐色」といった生え替わりがあっても良いはず。(または冬眠するとか)
考えれば考えるほど、緑色の哺乳類が進化で誕生してもおかしくない、と思えるにもかかわらず、なぜ、緑の毛並みを持った生き物はいない(または稀)なのでしょうか?
ご教示ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91
緑は寒色であるが、他の寒色(青、紫)と比べて、暗い所でも識別が容易である。特に「緑と白」との対照は、「黄色と黒」と同様に目立つ組み合わせとなっている。このため、寒色の灯火には緑色灯が多く用いられ、蛍光塗料には緑で塗装される物が多い。例えば、非常口の看板・灯火は緑と白の組み合わせで示され、非常に目立つ対照となっている。
緑は夜に目立つ色だからです。
昆虫や小さな爬虫類、両生類は原始睡眠・中間睡眠などと言って、動きながら眠ることが出来るため夜でも行動し続けることが出来ます。
しかし哺乳類は高度な構造を持っているため睡眠も多く必要であり、睡眠中に行動することが出来ません。
つまり、哺乳類が緑になってしまうと、夜眠っているときに襲われやすくなってしまうわけです。
爬虫類の中でも、睡眠をしっかりと取る巨大な爬虫類には緑のものはいませんよね。
どの季節でもどの地域でも夜は必ずありますから、夜に身を守るという概念から緑に進化しなかったのだと思われます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q109569770