そういうので面白い作品って他にもありますか? 教えてください。
もしくは上記作品の二次創作でそういう要素(多次元宇宙がうんたら~とか、この世界はアザさんの見てる夢に過ぎない~みたいなSFっぽい奴)を前面に押し出したものでも構いません。
ただクトゥルフに関しては
・邪神シリーズ(矢野先生の奴)
・デモンベイン
・黒の断章
・朝の来ない夜に抱かれて
は既読です。
また、
・暗黒神話大系シリーズ
・ウィアード
・ラブクラフト全集(というか一次創作ですが)
掲載の作品は除外させてください。
よろしくお願いします。
FLineさん、こんにちは。
神話SFに関しては、米国のSF作家ゼラズニの代表作があがえられます。
「わが名はコンラッド」
「光の王」
前者はギリシア神話、後者はインド神話に範をとっています。後者の方が壮大で面白かったです。
「フロストとベータ」のように短編も捨てがたいのがあります。アンバー・シリーズも一部のファンからは魅力的といわれています。この世よりも「真」な世界アンバーの王子が影の世界である地球に墜ちてくるという設定です。
小説ではありませんが、諸星大二郎の下記コミックは神話的要素をたっぷり含みます。
「孔子暗黒伝」
「暗黒神話」
諸星氏もラブクラフトの愛好家らしく、「栞と紙魚子シリーズ」にはダンウッチの怪ネタが満載でした。
代表的な駄作といってもいいのにルポフの「神の剣悪魔の剣」があります。日本神話をモデルにしていますが
二度と読みたくない本を読んだというのを自慢したいヒトだけが読む小説です。
なお、ポイントは不要です。
まずは神話SFといえばこの人、ロジャー・ゼラズニイの代表作『光の王』です。インド神話をモチーフに、遠未来の神々の戦いを描いた絢爛たる物語。
ラヴクラフトや稲垣足穂に影響を与えた孤高のファンタジイ作家ロード・ダンセイニの創作神話「ペガーナの神々」とその続篇「時と神々」が収められています。ペガーナの神々というのは、創造主マアナ=ユウド=スウシャイが作った小さな神々。創造主が眠りについている間、ペガーナの神々は手慰みに世界と人間を作りました。だからマアナ=ユウド=スウシャイの目覚めとともに神々も世界も終末を迎える……というのが基本設定です。
神様の存在感が強い感じでしょうか?
神様同士の物語 ってくらいがいいですか?
>神話SF的作品なのか、
>ただのクトゥルフ シェアードワールドなのか
>ただのSFなのか……
そういう意味では私が挙げたものはSF度のほうが強いですね。
>作品が混在されすぎていて、その辺りの判断がつかないのですが……
エルリックもコナンみたいな[筋肉]ヒロイックファンタシィに比べると神様の存在が強いんだけど、神話テイスト止まりのような気がする。(まあ、エルリック本人が神話だよ と言えるかもしれないけど。)
クトゥルフものは神様が分けわからなすぎてギリシャ神話などの既存の神話とはちょっと違う。
この辺のFLine さんのニュアンスをつかみきれなかったと言うところでしょうか。
FLine さんが求めるのはクトゥルフものですか?コズミックホラー?
それともクトゥルフ風ではなくて、クトゥルフを超えちゃうくらいの創作的神話?
既存の神話ベースは興味ない?
「ジェノサイド・エンジェル」
は現代によみがえった古代神。って程度ですね。
「二重螺旋の悪魔」
まあ、クトゥルフ的
「カムナビ」
これは日本の神話的な解釈が入るかな。
「幻魔大戦」
現代を舞台に神話と言うよりは単に神様っぽい存在が居るってだけか、、、
「メシアの処方箋」
「黒い仏」
すみません、ここら辺はおまけです。
で、その辺りのリアリティの持たせ方としてエルリックやクトゥルフ的なのがいいな……という話です。
クトゥルフのシェアードワールドものでは、その辺りを全面に出したものを知りたいですね。ただのホラーではなく、あくまでもコズミック・ホラーが見たいです。
もっと言ってしまうと『多次元宇宙』だとか『別の次元』だとか中二病的設定で神話を彩ったものを望んでますね。
クトゥルフを超えちゃうくらいの創作的神話があれば是非見てみたいのですが、そんなのないんだろうなーという感じはします。
既存の神話にSF的改竄を加えた作品というのも割とあると思いますが、それらがクトゥルフちっくな設定になっていれば見たいです。