18歳から22歳くらいまで、自分では落ちこぼれていないと思ってましたが、周囲はそう思ってなかったようで、いろいろと忠告やら助言を得ました。宗教の勧誘もいくつか受けました。あやしげな霊験あらたかな壷の販売員にも忠告を受けました。
すなおにそれらに従いつつ、かつ自分が後悔しない生き方は何だろうと考えながら、自分としては楽天的に日々を過ごしているうちに、何とかなりました。
ある先生の助言で納得しましたので、それを話します。
「堕落したり、落ちこぼれるというのは大切なことなんだ。できれば一番谷底まで降りた方がいい。今、下にいるということは次の山へ登るところだ。より高い山に登るためには一度谷に降りる必要があるから、今谷にいると思えば何も問題はないし、むしろ大切な時間だと思う。」「あ、これは私でなくニーチェが言っていることだから、確かだ。」
ということなので、「落ちこぼれた」と感じたことを良い体験とし、「落ちこぼれのない人」を谷を知らない残念な人と思ってあげて下さい。
一言で言うと、開き直りと居直りの境地です。
新卒で入社した会社を辞めたとき社会のドン底を知りました。
もう死に物狂いでアルバイトをして、学校に行って、死に物狂いで勉強しました。
トップクラスで卒業したんですが、中途採用の門は低く、誘ってもらった会社でも通用しませんでした。
正直、辛くて辛くて辞めたかったですが、ここで辞めたら辞めることが癖になると思い
「なるようになれ!」って毎日徹夜だろうがなんだろうががむしゃらに働きました。
それから1年・・・気がついたら営業トップで、業界内から非常に貴重なポジションを確立できました。
3年以上遠回りしてしまいましたが、私のような無能な人間は、退路を絶ってなりふりかまわないことでした。