まきもくの あなしの山の山人と ひともみるがに 山かずらせよ
(纏向の穴師の山の山人と人も見るがに山かづらせよ)
巻第二十の、神遊びの歌で1076です。
ある資料に使うのですが、いろいろ調べたところどうもこの歌だけ訳が無かったりして困ってます。
どうか詳しい方、教えてください!
こうでしょうかね
纏向の穴師の山の山人と人も見るがに山かづらせよ
纏向の まきむく(巻向)の (1.地名 以下参照)
穴師の山の 穴師山の (2.山名 以下参照)
山人と人も見るがに 山人と人も見るだろうから (がに 接続助詞)
山かづらせよ 山かづらをしなさい (3.ヤマカズラ=ヒカゲノカズラで作ったカツラ)
http://homepage1.nifty.com/uraisan/47/4704makimuku.html
1)纏向(まきむく)遺跡は奈良県桜井市の三輪山の北西麓に所在する広大な遺跡
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/area/kinki/nara/yamanobe.htm...
http://www2.odn.ne.jp/cbm54970/29makimuku.html
2)穴師山 位置関係
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3...
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/pteridophyta/lycopodiaceae/h...
3)ヒカゲノカズラ ツル性のシダ植物
1.の回答はこれから?↓
http://eva.genji.cc/log/tree155.html
>1076 纏向の穴師の山の山人とひとも見るがに山かづらせよ
/マキモク /アナシ /ヤマヒト
【語釈】《句切れなし、七五調》
纏向の穴師の山=桜井市穴師、三輪山の北方、『万葉集』に詠まれる
ひとも見るがに=〔よその人も見るほどに〕、「がに」は語源不明の接続助詞
山かづらせよ=「葛」に髪飾りの「鬘」を掛ける、〔葛を鬘として飾りなさい〕
http://eva.genji.cc/log/tree155.html
ここの書き込みを読んで直したっぽいですな。
色々なところや、過去の知識を
思い出して頂いたり、調べて頂き回答いただけるのは、とても感謝すべき事ですね。
私も探し方が間違っていたのでしょうか?
ネットでは検索できなかったものでこちらにお願いしたのですが、
このようなページがあったのですね。
自分でも少し知識があれば皆さんの回答にもすぐにお答えできたのに、と
反省しております。
質問をご覧頂きありがとうございました!
今回は、たくさんの資料を添付して頂きましたMEI-ZA-YU さんに
いるか賞を付けさせて頂きました。
youyan73 さんの回答も、とても参考になりましたし、新しい解釈も
得る事ができました!
ほんとうにありがとうございました!
おおざっぱに言うと仙人か神様みたいなイメージだと思います。
その、山人に見えるように、頭に葛をかざりなさいよ、という歌ですよ。
なぜ仙人のコスプレをしなきゃいけないのかは想像の域を出ないのですが、
そういう格好をして踊ったり、歌ったりして、神憑りする儀式だったのかもしれないです。
便宜上、神や仙人のようなもの、と説明しましたが、
もとは穴師というのは山に籠もって製鉄業かなんかに従事していた人たちのことなので、
神様というほど清浄なイメージではないかもしれません。
古代人にとって、山は次元の違う神仙の世界でしたから、
人里から離れて山で暮らす人たちを、不思議な存在として見ていたようです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18406_14349.html
>八 山のことほぎ
穴師部のことを兵主部(ひょうすべ)とも言うそうですが、
そういう名前のカッパのような妖怪がいますね。
>そういう格好をして踊ったり、歌ったりして、神憑りする儀式だったのかもしれないです。
山に入ったら、もののけや動物を避けるために、山の者のフリをするのか、とも思いました。
そんな風に、この歌一つで色んな想像が広がるのは、本当におもしろいですね。
chinjuhさんのコメントで、山人がどんなモノで、どんな解釈なのかがわかりました!
兵主部(ひょうすべ)、見てみましたらなんだかおじさんのような…;
カッパだとか、食物の神だとかもああるんですね。
そうとう毛深いそうで、これも山にいた山人に由来しているんじゃ、なんて想像をしてしまいます。
ポイントによるお礼が出来ず申し訳なく、残念です。
おもしろくためになるコメントをありがとうございました!