安いラップを見たところ耐熱性に問題があり、110度ぐらいまでしか持たないようです。
有名メーカーのサランラップ・クレラップは-60度から140度まで耐久できる見たいです。
ダイアラップは昔は塩ビで環境ホルモンが問題になっていましたが、今は、非塩ビ系で-60度から160度まで持つそうです。
ただ、ダイアラップは安かったので心配です。
各ラップの長所短所などがわかりやすくまとまっているサイトなどがあればお願いします。
失礼致しました。
三菱 = スリーダイヤ = ダイヤフィルムと覚えておりました。
確認したら、たしかにダイアフィルムですね。(どうりでダイヤフィルムで見つからない訳だ・・。)
おそらく非塩ビ系とはこれのことかと思います。
http://www.mpi.co.jp/product/detail/196/index.html
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/beeluck.co.jp/g/HF005301/index....
ポリオレフィン系多層ラップフィルムとなっていますが、これは複数のフィルムを
重ねることで機能をあげたものです。
ポリエチレンとナイロンの積層加工ということですから、性能で劣るポリエチレンに
ナイロンを使うことで、耐熱性をあげているようです。
ナイロンは食品用途でもよく使われる樹脂で、真空パックのレトルトハンバーグなんかを
包む少し白濁したフィルムがそうです。
耐熱性が高いこと、機械的強度が高いこと(引っ張っても丈夫、袋に穴があきにくい)、
比較的安価なことなどが、食品用途に適しています。また低温時でも性能があまり低下
しないことから冷凍食品などにも適します。
ただ、ナイロンにも欠点がありまして、高湿下では吸湿して膨潤し、ガスバリア性が低下、
つまり酸素などを通しやすくなります。レトルトパックではフィルムを厚くしてこれに
対応していますが、ラップフィルムでは薄くしないと実用的ではありませんので、
この欠点をカバーするのは難しいかと思います。
結論を言いますと、ラップを使う上で重要な要素であるガスパリア性では、やはり
ポリ塩化ビニリデンにはかなわないかと思われ、それが価格差だと思います。
ただ、劇的には実感しにくいと思われますので、ダイアフィルムを試してみて、
不具合を感じなければ、それでいいのではないでしょうか。
あと、こんなのも見つけましたので、ご参考まで。
http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/business/saran_b/saran_b.html
またまた余談ですが・・。
ダイアラップの三菱樹脂の親会社は三菱化学で、この会社は塩ビ樹脂事業から撤退
しようとしています。これまでの塩ビ系製品から他の素材に切り替えようとして、
売り込み中かもしれませんね。。
http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/motto/data/sozai.html
レンジには耐熱温度140度以上のラップを!
ラップにも様々な素材があって、下の表のように素材によって耐熱温度がちがいます。
電子レンジに使うラップは耐熱温度140度以上のものが望ましいといわれているので、油を使ったものなどを加熱するときにはご注意を。
ラップの包装箱のウラにはかならず、素材や耐熱温度が表示されているので、買うときにはチェックしてみましょう!最近は、電子レンジ向きにつくられた製品もありますヨ。
ラップの素材 耐熱温度
ポリ塩化ビ二リデン 140度
ポリエチレン 110度
ポリ塩化ビニル 130度
★最近はこのほか、電子レンジ向きに耐熱温度の高いものも販売されています。耐熱温度の高い素材(ポリメチルペンテンなど)や、これまで使われていたものを組み合わせた3層、5層構造のものなどがあります。