それで、人工大理石のカウンタートップにするか、ステンレスのにするか非常に悩んでいます。
古い人大(経年18年)のカウンタートップが変色してくたびれた感じになっているのを見たため、非常に心配しているのですが、最近の人大はずいぶん質がよくなってきていると聞きます。
安い人工大理石は変色しやすいそうなので、選択肢にはないのですが、高いタイプ(パナソニックのリビングステーションを考えていますが、一般的なキッチンメーカーの高いラインという意味で)であれば、20年後でもくたびれた感じにはならないものなのでしょうか?
メーカーによって、質の違いはあるかとは思いますが・・・
よろしくお願いいたします。
キッチン調理台の材質は、長い間ステンレスが主流を占めていました。ぴかぴかのステンレス調理台は、明るい現代的なキッチンのシンボルでもありました。しかし、近年では、主婦のあこがれの的である「システムキッチン」が普及し、キッチン調理台向けの新しい材質として、「人工(造)大理石」と総称される樹脂を採用した製品が急速に増加してきています。業界の出荷統計によると、7~8年前まではその7割以上を占めていたステンレスに代わって、人工大理石が出荷の半数近くを占めるまでに伸びています。(図1)
また、これを裏付けるように、首都圏の主婦1,137人を対象とした当研究所の調査でも、うち23%は人工大理石の調理台でした。とくに、築年数5年以内の比較的新しい住宅では、実に4割以上という高い普及率でした。(図2)
このようなキッチン調理台の材質の変化によって、その汚れのつき方や、調理台の掃除行動も変化してきているものと考えられます。
今回の調査では、人工大理石調理台を所有する家庭における手入れ上の実態を把握するとともに、効果的な手入れ方法について考察をおこないました。
人工大理石 キッチン良い所・悪い所
家の新築やリフォームでも人工(人造)大理石のキッチンを選ぶ人が多くなっています。メーカーの戦略もありますが、人工大理石の綺麗さや清潔感が大きな要因でしょう。
★人工(人造)大理石の良い点を挙げると、
①人工大理石 キッチンの天板やシンク、カウンターの大きな特徴は、何と言っても「見栄えが良い」事。
②人工大理石 キッチンはステンレスとは違った温かみもありお洒落。
③人工大理石の天板やシンクはステンレスより汚れが目立ちにくい。
④人工大理石 キッチンでしたらインテリアに合せてコーディネートできる。メーカーによって色や柄は違ってきますが、沢山の種類が揃っています。人工大理石の柄だけではなく人工御影石の柄もあります。
しかし、人工大理石(人造大理石)は良い面ばかりではありません。人造大理石はあくまでも石油化学製品です。無機質の素材を多く使った人工大理石が出来ていますが、基本は有機質の石油化学製品であることを忘れないように。
★人工(人造)大理石の欠点としては、
①熱に弱く、細かな傷も付きやすい。(最近の人工大理石はかなり改善されていますが)
②人工大理石だと何年か過ぎたときに傷や変色でつやがなくなったりする
③熱いナベなどを天板に直接置くと変色する事もある。(鍋敷きを置けばいいです)
③醤油や染料などの入った毛染め液などが付着したらシミになりやすい。(シミになったら研磨すればきれいになりますが、「研磨」は目に見えないくらいの単位で表面を削っていると言う事です)
④キッチンのシンクがステンレスでワークトップが人工大理石などの場合、継ぎ目がよごれやすい。
⑤コップを落としたら、人工大理石の場合ほぼ100%割れてしまいます。
⑥人工大理石のカウンターは水平だから水はけが非常に悪い。(ステンレスも同じですが)