* ジャンルは小説・漫画・アニメ・ゲームから
* 紹介者が「鬱エンドだ、だけれど名作だ!」と強く思い薦めたい作品でお願いします。
* 紹介の際に、ネタバレはしないで作品の紹介や感想などを熱くいただけたらと思います。
*【第一回】のときにお勧めいただいた作品をコメント欄にUPしておきますのでその作品は避けてください。
よろしくお願いいたします。
ちなみに前回、映画の紹介をしてくださった方がいましたが映画は対象外ですのでご注意を。
参考:【第一回】
http://q.hatena.ne.jp/1254021324
藤子不二雄A先生の「愛ぬすびと」ですね。
結婚詐欺を繰り返す男の末路・・・欝エンドが待ってます。
ほほほーう。
結婚詐欺を繰り返したあとに、まっている展開が欝というのが不思議で興味深いですね。因果応報的なラストではないということかしら。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/30766261.html
首のない鳥 /倉阪鬼一郎/著
あらすじ~
族経営で百年の歴史を誇る光鳥印刷。校正者を務める辻堂怜子は、社が請け負った極秘文書を担当することになった。厳戒体制の下、窓のない部屋で仕事に就いた彼女は、上司からバッジを手渡される。絵柄は社のシンボル“首のない鳥”。裏はなぜか“13”という不吉な数字が刻印されていた。直後、元同僚が「狙われています、次は」と謎の言葉を残し失踪した。不安に戦く怜子。やがて、光鳥印刷にまつわる忌わしい過去が浮上した時、彼女の身に…。
っていうあらすじを読み、面白そう!と読み出したのすが・・・。
最初はとても読み心地がよく、きっと最後はこの人が主人公を助けてくれるんだ!ってサクサク読んでいたんです。
そしたら、まさかの衝撃のラスト。
しばらく落ち込みました。
○バッチは会社を出てもつけておくんだよ。
○合コンには行ってはいけない。
○謎の幽霊
○僕が助けてあげる。
伏線がいっぱいあったのに、少しづつしか明らかにならず、ラスト直前まではものすごくドキドキしました。
タイトルがすでに怖い(笑)
こう、うまくいくとどこかで信じていたものが裏切られた瞬間というのはたまらないですよね・・・。
でも名作とのことなので、ぜひ読んでみますね。
エルフェンリート 1st Note(CD付き初回限定版) [DVD]
絵柄と残酷さのギャップがものすごい作品で、救いようのないラストは欝エンドそのものです。
すごく印象に残る作品であることは間違いないです。
あっ!
昨日、某サイトでOPをみかけて正月はこれを見ようと決意したばかりの作品です。タイムリー!
紹介をありがとうございます!
紹介文をいただきたいのですが・・・。
ぼくらのは、確かに欝エンドだけれど名作ですね。
個人的に、水槽の中のイルカはどこにも逃げられないというカコの話がなかなか深いと思います。そして、イルカのその後の話も。
漫画の紹介ありがとうございます。
残酷だけと切ない、まさに求めるものです!
「こんなのってないよ!」
というセリフが印象的ですね。懐かしい、子供の頃に夢中になった作品です。
貴志先生きたー!
クリムゾンと黒い家は既読です。面白いですよね。個人的には「天使の囀り」も面白いと思います。
新世界よりは、上巻を買ってきてあるのでそろそろ読みます。
前回のコメント欄にも書きましたが、一応『隣の家の少女』について簡単に紹介します。簡単に言えば、一目ぼれした少女が家族ぐるみで虐待を受けているのに何もできずただ見ているだけの少年視点の物語。
少女が自力で逃げ出すとか、少年が助け出すとかそんな展開を期待しても無駄です。
どれだけ怒りや憐憫の情を抱こうが、ただ見ているだけでは虐待に加担したことと同じ。最後まで救いが無く、読者自身の心をもえぐる作品です。
それでいてただのエログロではなく、少年時代を思い出させるほのぼのした冒頭から徐々に落ちていく展開の巧みさ。もっとも、最後まで読んで後悔する人もいるでしょうけどね。
詳細な内容紹介↓
http://www.playnote.net/archives/000676.html
ジョン・ソール『暗い森の少女』
可憐な少女&凄惨なエピソードという点は『隣の家の少女』と同様ですが、こちらは発表年代が1970年代と古く、伝統的なホラーの手法を取っているので少しは安心して読めるかと(笑)
でもラストでようやく人並みな生活が送れるまで回復し、精神病院から退院間近。恋人らしき人物までできたのに、封印されていたトラウマを呼び起こし、再び狂気の世界へ閉じ込める、なんてどんだけ救われない結末だよって思いましたよ。
↓私自身のレビュー
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20090725/1248530071
『蝿の王』
『十五少年漂流記』の暗黒面とも言える作品ですね。
年端も行かない少年達が文明や規律から切り離された環境に置かれたら?
結局、過酷な環境下では、人間の善や理性なんて悪や欲望の強さに押し流されてしまうのではないかと思わせる展開です。
詳細な内容紹介↓
『隣の家の少女』『暗い森の少女』 両方、おおまかなあらすじはわたしも知っています。ただ、読むのが怖くて手が出ないという・・・(汗)
蠅の王は、マイベスト3に入るほど好きな作品です。
15少年漂流記と比べて読むと、よりいっそう面白いです。
フリーゲームというのは質問者さんはご存知でしょうか?
フリーといっても著作権を放棄しているわけではないのですが、不特定多数のユーザーが無料でダウンロードして楽しむのを前提に作られたフリーゲームには、どこか病んだ展開、ラストが含まれるホラーゲームが数多くあります。
中でも、どこまでも徹底的に欝で、しかしストーリーや音の演出が絶妙に良かったものをひとつ。
「赤い部屋」
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se241475.html
(ベクターDLページへ)
http://kusuribako.sakura.ne.jp/
作者様の「出窓のすなばこ」というサイト公開されています(入室後、「ゲーム&ノベル」コーナーで紹介あり)
このゲームをお勧めする理由ですが……
普通ホラーゲームの類は、これまで怖い思いをさせたプレイヤーを気遣ってなのか、たいていトゥルーエンド(ハッピーエンド?)に近いラストが用意されています。
ただ、どれも、そこにたどり着くまでがとても難関であったり、全ての欝エンドをみなければ真相にたどり着けなかったりするのですが。
ところがどっこい。
この「赤い部屋」には作者様が紹介で「作者の趣味により、ハッピーエンディングなし」と書かれているように、分岐するENDのどれに当たっても、一切救いのある終わり方をしません。
何せ主人公である「芳美」がとんでもなく悪人で、それを恨む友人が復習の権化となって罠をしかける……というストーリーなので。
私も数年前に味わった、プレイ後のなんともいえない鬱屈した気持ちを楽しんでいただけたら幸いです。
おほっ!わたし、フリーゲームはかなりやるほうですよ!
フリーゲームも、上手な方のものはお金出して買うものよりもずっとずっと面白いですよね。
紹介いただいたの、必ずプレイします!紹介をありがとうございます♪
にぱー♪
ただ、欝エンドかどうかは賛否両論でしょうか?
各編のラストは欝エンドでも、物語最後の最後はそれなりに明るいラストですよね。
打ち切り漫画ですが、面白く、ラストは救われないエンドです(ちょっとネタばれになってしまっている危険性が・・・)
怪異実聞録なまなりさん (MFコミックス コミックファクトリーシリーズ)
新耳袋の著者が書いた、ある美人姉妹と女性にまつわる話。まぁ、救いはないし、怖い。怪談の怖さというより"人が呪う"という怖さ、そして最後は気分が滅入ります。
ほほほう!救われないエンド気になりますね。
そして、怪異実録なまなりさんは表紙があきらかに欝エンドっぽい(笑)
ハレンチ学園 第1巻 (キングシリーズ 小池書院漫画デラックス)
スカートめくりなどが社会問題になったお色気コミックとして有名ですが、
ラストは突如として凄惨な展開になります。
一種、同作者の『デビルマン』に通じる作品だと個人的には思っています。
ほほほーーーう!
ラストは突如として壮絶な展開とは、気になります!
星の大地!
運命を感じます、わたし持ってますよ!
はじめは表紙絵に惹かれて買いました。
しかし、昔に読みすぎてもう内容が思い出せないので再読しますね。
そういや、なんか救いのないラストだったような・・・。
救済があると、欝エンドとはいえないのでオリジナルのほうに注目したいですね!
聖剣伝説ファイナルファンタジー外伝ははじめて名前を聞く作品です。聖剣伝説とかFFなら知っていたのですが。びっくり。
↑初めて使うので変かもしれませんが気にしないでください
自分はイリヤの空、UFOの夏を推します。
いわゆるセカイ系の代表作のひとつで、主人公は唐突に女の子と出会い、恋をし、そして・・・って感じです。
自分は結構鬱と感じたのですが、人によってはすっきりしていると感じるかもしれません。
あと、作者がSF系での描写が非常に巧いので、そっちに興味がある人も読むべきです。
「ケネス・アーノルド事件」とか「BARCAP」とか「MJ-12文章」と聞いて興味が沸けば読んで損はしません。
セカイ系作品のご紹介をありがとうございます。
わたしが幼い頃はセカイ系作品の全盛期だったので抵抗なく楽しめそうです!
「こゝろ」夏目漱石
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%82%9D%E3%82%8D
どう欝エンドなのかは上記のあらすじでわかると思います。
最近は青空文庫で読めるようですね。
こころ、確かに欝エンドだったかも・・・?
懐かしいですね、高校生の頃読みました。
ちょっと、記憶があいまいなので(申し訳ないです)もう一度読みますね!
「Myself;Yourself|マイセルフ;ユアセルフ」
http://www.mmv.co.jp/special/anime-myyour/
この作品では、「鬱」なシーンが少なくなくでてきます。
でも、登場人物の気持ちにとても共感できるんですよね。
使われている音楽も、とてもいいです。
かなり深夜というか早朝に放送されていたのですが、
登場人物に関する「謎」にひかれて、毎週見ていました。
ミステリーとしても優れた作品だと思います。
結構、いろんなアニメ知っている自信があったのですが、これは知らないですね。ミステリーとしても優れているという点が非常に気になる作品ですね!
最終兵器彼女
http://www23.atwiki.jp/ketsumatsu/pages/634.html
http://asmanga.blog61.fc2.com/blog-entry-44.html
セカイ系という言葉から思い出しました。
原作とアニメのラストは違うそうなので原作の方で。
http://hal.mo-blog.jp/hals_blog/2009/05/post_ab9d.html
ちせ可愛かったですね。北海道弁が良かったです。
おお!これ、途中まで読んでたのですがラスト読んでないのです。
読みます!
告白、わたしも読みましたよ!
それぞれにそれぞれの言い分とか、あるんですけれどね。他人になるといきなり伝わらない感じがなんとも。
おおおう、想像以上の破壊力。
確かに欝エンド……。
ミステリーーーきたーーー!
解決したのに、ハッピーエンドにならないとか、まさにたまりませぬ!
School Days
夜ごとの闇の奥底で
デビルマン
わたしを離さないで
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
レーン最後の事件
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない
最強伝説 黒沢
沈まぬ太陽
スカイ・クロラ
殺戮の「野獣館」
屍鬼
となりまち戦争
デザイナー
ポートピア連続殺人事件
アルジャーノンに花束を
車輪の下
BANANA FISH
切断
http://q.hatena.ne.jp/1194736319
劇薬「小説」なのでこっちのほうが受付ジャンルは広いですね。
鬱エンド=普通の感覚では読後感が悪いという点では共通しますね。私は好きですけど。
「欝エンドで尚且つ名作であること」を条件にしたのは、ただグロい、衝撃があるだけの作品はNGという趣旨からでした。
質問者はどちらかというと、「ハッピーエンドではない結末で救われないが、それでも納得できる」「やるせないが理解できる」「切ないがどうにもならない」「欝だけれどしょうがない」みたいな作品を探してこの質問をしてみました。
そう思うと、前回の質問で回答に出ていた「わたしを離さないで」や「屍鬼」あたりはもろヒットという感じではあります。
でも、いろんな人からいろんな紹介をいただけるのがうれしくて仕方ないのであまり難しく考えすぎずご紹介をいただけたらと思います。ハレンチ学園とかデビルマンとかは、この質問するまで知らなかったので非常に斬新でうれしい答えでした。
どしどし回答をお寄せくださいませ!!