運命が宿命の対決という意味では、「コブラ」(アニメ版ではスペースコブラ)がそうではないでしょうかね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%A9_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
顔を変えて過去を消し、平凡なサラリーマンと過ごしていたものの、ひょんなことでかつて宇宙を名を馳せた宇宙海賊・コブラとして記憶を取り戻し、かつての宿敵・海賊ギルドとの戦いの日々に舞い戻ってしまう。
作品自体は掲載誌を変えつつ継続しているらしいですが、週間ジャンプコミックスの最終章をはじめここぞというエピソードで、かつて左腕を切り落とした因縁の相手・クリスタル・ボーイとの対決が入ります。
過去まで消して気ままに生きていたかったという願いも、宿敵との対決からは逃れられなかったという感じがしますね。
親も頼れる人も存在せず、ただ懸命に生きようとしているだけなのに、どこまでもついてまわる「殺人犯の弟」というレッテル。どんなにあがこうが、人生の決定的なタイミングで運から見放される主人公の姿がつらい。
以下、ネタバレ(反転)
結局、彼を救ったのは似たような境遇にあった女性だけであり、その境遇を捨てることはできないという結末が切ないですね。
『七瀬ふたたび』超能力者に生まれた己の存在についての悩みや戦いの日々。
『エディプスの恋人』では、ある少年と出会い、彼を守護する何かを探っていく中でやがて女神に近い存在へと昇華する。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%83%E7%80%AC3%E9%83%A8%E4%BD%9C/lm/R3RTKPQFFD0LF0
去年『七瀬ふたたび』はNHKでドラマ化されましたが、今度は映画化もされるそうですよ。
確かに以前、ちらりとみました!
せっかくなので原作を読んでみようと思います。
ご紹介をありがとうございました!こうしてわざわざコメントでも紹介いただけると本当にうれしいです(^^)