SEOをやっている人などから以下の項目のようなことを聞くのですが、ソース(出所)を見たことがありません。
以下のどれかについて可能な限り信頼できるソースか、または納得できる根拠をお教えいただけますでしょうか。
●.htaccessでURLを書き換えた(スラッシュ終わりなどにした)方がいい
●拡張子はphp(動的なもの)などよりhtml(htm)の方がいい
●ドメインは「wwwあり」の方がいい
●サブドメインよりディレクトリ分けの方がいい
●<h1>を入れるなら<body>直下が一番いい
●クローラーが重視するのはヘッダ(ソースの上部)だが、その次に重要なのは真ん中(コンテンツ部分)よりフッタ(ソース下部)
●文字コードはShift-JISが最も良い
●ディレクトリは浅い方が良く、ホームディレクトリに全htmlを置くのが最強
一部のみについての回答で失礼しますが…
> .htaccessでURLを書き換えた(スラッシュ終わりなどにした)方がいい
> 拡張子はphp(動的なもの)などよりhtml(htm)の方がいい
これについては、Googleから公式に「動的URLも静的URLと同様に扱う」という見解が出ているようです。
http://www.sem-r.com/0702/20070725093219.html
ただし、「パラメータが2~3程度のものである限り」という条件付きなので、パラメータが多い場合は.htaccessなどで静的化した方が良いようです。
> サブドメインよりディレクトリ分けの方がいい
昔はむしろ「サブドメインの方が良い」といわれていて、その根拠は、Googleは、同じドメインのページは1つの検索結果ページにつき2つまでしか表示しないのでたくさん表示させるためにはサブドメインを変えた方が良い、ということです。
しかし、ルートドメインに信頼性がある場合、その下のサブディレクトリはドメインの信頼性を受け継ぐことができるので、ディレクトリ分けの方が良いこともあります。
http://www.suzukikenichi.com/blog/which-are-stronger-subdomains-...
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2009/08/google-10.html
●.htaccessでURLを書き換えた(スラッシュ終わりなどにした)方がいい
301リダイレクトは特殊な事情の際の最終手段で、推奨事項では決してありません。
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=jp&answer=93633
●拡張子はphp(動的なもの)などよりhtml(htm)の方がいい
クローキング行為です。
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=jp&answer=66355
●ドメインは「wwwあり」の方がいい
ホスト名wwwは、ネット上の慣例です。
検索結果の見栄えが良くなるという点ぐらいしかSEO的なメリットはないと思います。
●サブドメインよりディレクトリ分けの方がいい
これは、どの段階でサイトを分けるかというポリシーの問題です。
それに、一番下の「ディレクトリは浅い方が良く、ホームディレクトリに全htmlを置くのが最強」と矛盾すると思いますが。
●<h1>を入れるなら<body>直下が一番いい
そこまで、現在のクローラーは馬鹿ではありません。
無理やりh1を使うために文書構造がおざなりなりになる方が、クローラーから見た場合、問題です。
●クローラーが重視するのはヘッダ(ソースの上部)だが、その次に重要なのは真ん中(コンテンツ部分)よりフッタ(ソース下部)
コンテンツ部分が重要な事はいうまでもありません。
ユーザーが何を検索しに来るか、考えましょう。
●文字コードはShift-JISが最も良い
現在のクローラーはほぼUTF-8で開発されていると考えるべきでしょう。
各種OS、開発言語もUTF-8がベースになってきています。
●ディレクトリは浅い方が良く、ホームディレクトリに全htmlを置くのが最強
階層わけしない場合、サイト管理が複雑になります。
おとなしく、XMLサイトマップを作成してください。
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=jp&answer=156184
余談ですが、こんな事ぐらいじゃ、検索エンジンのランクなんて上がりませんよ?
SEOは、クローラー、構文解析など検索エンジンのシステムに正しくコンテンツを認識させるということで、
スタートラインに立てるというだけです。
そこから先は、企画力や更新の継続、効果的なキャンペーンでしかアクセス数の伸びはありえません。
>クローキング行為です。
>http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=jp&answer=66355
これがなぜクローキングになるのかがわかりません。
拡張子がphpだろうとhtmlだろうとブラウザ、クローラが受け取るのはサーバからのレスポンスで
サーバ内でどう処理されていようとそれがHTMLなら何も問題ないのでは?
SEOうんぬんに関してはプラスにもマイナスにもならないかと。
各項目への説明、参考になります。
僕も同じような否定見解を持っているのですが、他の方の意見はどうなんだろうと思って質問しました。
質問中にある項目は小手先対策だとは思いますが、クライアントさんなどはこういう細かい部分でも気にする(「やったほうがいいんだったらやってよ」的な)ため、突っ込まれると自信を持って言えなかったんです。
> KeyKey さん
おそらく、実際は拡張子phpのものを擬似的にhtmlに見せるようなのがクローキングに当たるということかもしれませんね。
> ●.htaccessでURLを書き換えた(スラッシュ終わりなどにした)方がいい
> 301リダイレクトは特殊な事情の際の最終手段で、推奨事項では決してありません。
というのがそれに当たるんじゃないでしょうか。
クローキングとは、ユーザーと検索エンジンとで異なるコンテンツや URL を表示することです。
user-agent に基づいて異なる結果を表示するサイトは、偽装の意図があると見なされ、Google インデックスから削除される場合があります。
http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?hl=jp&answer=66355
PHPを利用しているコンテンツは動的生成であり(動的コンテンツ以外で利用する可能性が低い)、
ユーザー毎に異なるコンテンツを表示します。
ユーザー毎に異なるコンテンツである以上、それが動的ページとして解析される分には問題ありませんが、
それを静的コンテンツと偽ることでクローキングと見なされることになります。
動的ページは、動的ページとしてCache-Control等きちんと設定し、
SEOとしては、可能なかぎりページを"書き出す"事によって、静的化するべきです。
おっしゃりたいことがわかりました。
ただ、こちらのURLでクローキングと説明されていることは、あくまでUAなどを用いて一般の表示とGoogleBotの表示を切り替えた場合によるもので、
例えば、UAから判断してPCとモバイルでページを切り替えて表示をしても、GoogleBotが来たときにSEOに特化した別ページを表示するということでなければ
それは訪問者にとって便利なことでクローキングにはならないとGoogleのMatt Cutts氏がYoutubeでコメントを残しています。
http://www.youtube.com/watch?v=hK6wf7CBYS8&feature=player_embedded
>PHPを利用しているコンテンツは動的生成であり(動的コンテンツ以外で利用する可能性が低い)、
これ以下については
http://www.sem-r.com/0702/20070726085301.html
「拡張子の違いは検索結果に影響しない」ということまでしか知らず、
残念ながら、動的結果を静的コンテンツであろう拡張子で出力することについて問題があることを肯定、否定するソースを持ち合わせていません。
>拡張子はphp(動的なもの)などよりhtml(htm)の方がいい
Googleに対しては今は効果がないと言われていますが、そのほかの検索エンジンにはまだ効果があると言う意見をまだ見ます。
後は全部ウソです。
信頼できるソースは持ち合わせておりませんが、こんな間違った事を言う人は信頼してはいけません。
なるほどGoogleの中の人が言うんなら完璧ですね。ただ他の検索エンジンについてはどうしてるか気になるところです。
Googleの場合はバイトのおばちゃん(?)など人間が実際に目で見て検証していると元Google職員が言っているらしいので、
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/01/29/7262
この人達の判断に委ねられるところもあるかもしれませんね。
(日本法人はどうかわかりませんが)
> mobilewatcher さん
> そのほかの検索エンジンにはまだ効果があると言う意見をまだ見ます。
ここらへんは自分でも実験してみようと思います。
全部自分で実験すればいいのですが、そればかりに時間をとれなかったもので。
> みなさん
様々なご意見ありがとうございます。
トラックバックにてSEOの大御所の方が回答してくださったので、この質問の回答を含め「信頼できるソース」としようと思います。
質問中のいずれの項目もひと昔前の手法で、現在は時間をかけるべきではないものが多いようですね。
大変勉強になりました。ありがとうございました。
「UAから判断してPCとモバイルでページを切り替えて表示する」場合に、
それが動的コンテンツとして検索エンジンに認識される状態である場合は問題がないと思いますが、
それを、静的ページと認識させる行為がクローキングと判断されると考えています。
Content-typeがtext/htmlになるのであれば、拡張子ぐらいしか判断基準がない。
ランキングには影響しないでしょうが、
検索エンジンのSPAMリストに上がる可能性があります。
その場合、検索エンジンを騙しているのだから分類上クローキングで良いのではないでしょうか?
もっと適切な罪状があるのかもしれませんが。