また、1997年に閉店とあるのですが、現在東京會舘にある「プルニエ」は全く別のお店なのでしょうか?それとも、系列のお店でしょうか?
系列店です。
両方とも、田中徳三郎氏の技術を受け継いでいます。
東京會舘
http://www.kaikan.co.jp/wedding/plan/restaurant.html
「プルニエ」の歴史
今から120年ほど前、パリにムッシュー・プルニエという魚屋がいました。
あるとき彼は、冷蔵庫を初めて造ることに成功。魚屋の隣に「レストランプルニエ」を開業し、新鮮な魚を提供すると、店は一躍パリの有名店に。「プルニエ」という言葉は、いつしか魚介料理の代名詞となります。
やがて、この「レストランプルニエ」で修行した当時の調理長 田中徳三郎が、その技術を持ち帰ったことが東京會舘「プルニエ」誕生の契機となったのです。本場フランスの「プルニエ」より美味しい。という評判になるほどだったとか。
帝国ホテル
http://www.jal.co.jp/tours/jaltours/release/img/jalt07-031.pdf
1929 年、料理研究のためにパリに渡った帝国ホテルシェフ田中徳三郎は、パリで当時人気の高かった魚介類専門レストラン「メゾン・プルニエ」で魚料理技術を修得し、ついで「ホテルリッツ」に移り、最高水準のフランス料理を身につけて帰国しました。
帰国後はレストランコンセプトや専門的な調理技術は「メゾン・プルニエ」にならい、味は「ホテルリッツ」の本格的なフランス料理をベースにした、日本初の魚介類専門レストラン「プルニエ」をオープンさせました(1934~1997)。
昭和9年(1934年)に帝国ホテルが東京會舘にオープンした魚介料理の店名も「プルニエ」
との話もあります。