粘膜保護の原理をきちんと理解している訳ではないので、その文章だけからの解釈ですが、
要するに、
>中和が過剰・・
中和は酸とアルカリが化合して中性の物質になる事ですが、全て(過剰に)のアルカリ物質が中性へ変化し、酸性物質が残るほどだと、完全な中和ではなく酸性に傾いたままです。
中和しきれず酸性を維持するので粘膜を痛める、
というような意味ではないのかなと、、
塩が中性物質、ナトリウム(イオン)と塩素(イオン)がある状態とはNacl、塩化ナトリウム、塩・・・
じゃなく、H+とCL-が中和しきれずに一部残り、HCL、つまり塩酸(胃酸、痛い)って事で、、、
もちろん、水を多量に飲めば酸性度は下がりますから、消化は悪くなりますが胃の粘膜も消化されずに残る。
>胃酸で胃壁が自爆しますよ
を回避できるという事ですね。
塩の沈殿とはまさに析出という意味に取れますが、そういう意味なのかな?
(ビーカーの中ならよくある事ですが、)
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0009/1/0009_G0000138_0007.html
ごめんなさい、その文章の原典を提示していただけますか?書物でしたら結構ですけれども、サイトでしたらURLを教えていただけるとありがたくあります。
重炭酸イオン(HCO3-)が塩酸(HCl)を中和するのはわかるのですが、粘膜内で重炭酸ナトリウムの結晶が生成され、これにより痛みが発生するというお話は聞いた事がありません。……それだけの水が存在している条件下で結晶が析出しうるとは思えないんですけれどもねぇ。
提示したリンク先は胃の防御機構についての記述ですが、胃への障害発生は非アスピリン系消炎鎮痛剤(NSAIDs)やアルコールなどの化学物質、ストレスなどによる粘膜生成の阻害や胃酸分泌の亢進といった過酸状態の出現による防御バランスの破綻によるものであると認識しております。