この「pp125」とは何のことでしょうか。
あまり分子生物学に詳しくありませんので、比較的平易なご回答を期待します。
よろしくお願いします。
pp125FAK の元論文は、#1の回答者さんが抄録を翻訳された
pp125FAK a structurally distinctive protein-tyrosine kinase associated with focal adhesions.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC49256/pdf/pnas01085-... (PDF)
だと思われますが、ここから pp125FAK が何かにたどりつこうとしても "unpublished observations" とかになってしまい、ラチが開きません。
Wikipedia 英語版の Tyrosine kinase によれば、
The protein tyrosine kinase pp125 is one of the major phosphotyrosine–containing proteins in unaffected (untransformed) avian and rodent fibroblast cells
ですので、"pp" は "phosphotyrosine–containing proteins" の略、"125" は分子量が125kD(キロダルトン)であるところから来ていると考えます。
また、
Among the scientific community, pp125 is also referred to as FAK (focal adhesion kinase), due to its aforementioned presence in cellular focal adhesions.
とありますし、PTK2 の右カラムの "Identifiers" の所を見ても、
PTK2 = FAK = pp125FAK
と考えて良いと思います。
ご参考になれば幸いです。
pp125FAK構造独特のタンパク質チロシンキナーゼ焦点接着に関連付けられます
ラウスの肉腫ウイルスによってコード化されたoncoproteinの表現(pp60v-src)は細胞の成長の正常な規則を打倒します。(細胞の成長は発癌性形質転換をもたらします)。 この過程は、pp60v-srcの本質的な蛋白質チロシンキナーゼ活性を必要として、多くの細胞蛋白質(pp60v-srcのための候補基板)のチロシンリン酸化の増加に関連しています。 私たちはここでタンパク質、「非-変え」られた鶏肉胚細胞の中の主要なphosphotyrosineを含んでいるタンパク質であり、pp60v-srcが変成している鶏肉胚細胞の中にphosphotyrosineの増加を示すpp125をコード化するcDNAの孤立を報告します。 このcDNAは蛋白質チロシンキナーゼの追加家族のためにその予測されたアミノ酸配列と構造に基づく原型である細胞蛋白質チロシンキナーゼをコード化します。 免疫蛍光ローカライズ実験は、pp125が接着斑に局所化されるのを示しています。 したがって、私たちは焦点接着キナーゼという名前を勧めます。
元論文でも引かなきゃわかんねー!英語忘れた!!
私もたぶん通し番号かなにかではないのかと思っていたのですが、
吸光性など物性が名前になることもあるんですね。
実は抗FAK抗体の購入を予定してまして、もし「pp125FAK」のほかに
「pp130FAK」とか亜種があると怖いな、と思い質問させていただきました。
kyokusen様にはこの質問の終了後に些少ですがポイント送信させていただきます。
ただ、「pp」が何の略かはなぞのままなので、もう少しご回答を待ってみます。
http://www.sigmaaldrich.com/etc/medialib/docs/Sigma/Datasheet/3/c7613dat.Par.0001.File.tmp/c7613dat.pdf
と、勉強させていただきました上にポイントまで頂戴してしまって申し訳なくあります。>Mad-Tanukiさん
元論文を探してこられたyamaneroomさんには私から星を一つ差し上げますね。