日清食品がラーメンの「ラ王」を発売し、次にスパゲティの「スパ王」を発売して、次はうどんの「う王」が発売されると期待していたのですが、未だその気配はありません。日清食品は「うどん製品」も多く出しているのに。私の邪推するところでは、当然、そういう意見は出たと思います、しかしつぶされたのかと。「ラ王」「スパ王」に比べ、格段に語呂が悪いとも思えません、何か不都合があったのでしょうか。事情の知っている人は・・・と言うことではなく、思いつく方は回答ください。但し、日清食品のイメージを下げる事や、根拠のない誹謗・中傷になる意見は控えてください。
これは先行する「どん兵衛」シリーズが、同社にとってあまりにも大きな存在であったから、ということでしょう。
日清食品の飛躍は、チキンラーメンという「世界初」のインスタントラーメンの開発によってもたらされましたが、同社は1976年にマーケティング部を新設、新製品を世に問うあり方から、客と社会のニーズに応える商品開発に大きく路線を転換していきました。その最初の製品として世に送り出されたのが、西と東で大きく異なるうどん食文化に対応したラインナップを持つ「どん兵衛」シリーズだったのです。したがって、「どん兵衛」はチキンラーメンやカップヌードルと並ぶ、同社の記念碑的製品であると言えるわけです。
それを差し置いて新たな製品ラインナップを築くことは、社内的にも社会ニーズ的にも、よほどの新たなコンセプトが確立されなければ難しいですよね。「王」は名乗らずとも、既にカップうどん界においての王者はいた、というわけです。
ならば「どん兵衛」シリーズの中に王を名乗る製品をラインナップしてもよかったわけですが、「どん兵衛」のネーミングコンセプトは、「うどん」の「どん」に「どんくさい」の「どん」をかけて、不器用ながらもほのぼのとした温かさと、筋を曲げない頑固さや正直さを表現したところにありますから、それを踏まえて、
「うどんの世界に王様は要らん、毎日をこつこつと真面目に生きていく庶民のようなうどんがあればええやないか」
と。そういうことになってきたのではないかとも推察できます。
また、インスタントラーメンの元祖である日清食品は、ラーメン界においては王を名乗るに相応しい地位が自他共に認められる。また、スパゲッティも日本で一般化したのは1960年代半ばであり、日本の麺工業の発展と共に普及してきたものであるから、王様を名乗るなら早いもん勝ちやと言える。しかし、うどんは日本の風土に根ざした伝統食品であり、先行する日本各地の著名なうどんの先輩たちを差し置いて王様を名乗るわけにはいかない、といった心理も働いたことでしょう。
日清食品は大阪で創業された会社ですが、大阪は播磨や河内といった良質の小麦産地に恵まれた昔からのうどん食社会でしたから、こと、うどんに対しては、謙虚な企業姿勢を持っていると想像できます。したがって、今後「う王」が誕生することがあるとすれば、日本の食文化の伝統を塗り替えるほどの新たなコンセプトに基づいた製品が生まれた時、ということになるでしょう。それまでは、どんくさいやっちゃけど実力は誰にも負けへんでぇという「どん兵衛」路線が継承されていくものと思われます。
私は「う王」は語呂が悪いと思います。
「うおーっ」と叫んでいるようにも聞こえます(笑)。
「ラ王」「スパ王」はこれまでにない生麺を生かした画期的なおいしさを実現したと思います。
うどんは生麺を使って、コンロで温める製品が既に存在しているので、それと差別化ができなかったのではないでしょうか。
これからは、「コメント」へお願いします。いいコメントにはポイントを送付しますので、それでお許しを。お騒がせしました。
第3091612号で、1992年に商標出願、1995年に
登録され、一回の更新を経て2015年まで有効です。
その後も所定料金を納めれば更新可です。
つまり、「う王」は他人に使わせない設定をしたうえで、
自分では使っていないことになります。
ちなみに王の上には帝がいるわけで、この辺の中華思想は嫌らしい。
うどんなら、例えば「うどん大将」あたりのネーミングで和風の庶民派の方がイメージですね。
商品も麺をレトルトにするとか、レトルトの具とスープを付けるなどする位かな?
最近のヒット商品にはお買い得感のある価格設定が欠かせませんが、加工食品の仕入れは中国があの調子なので、なかなか難しいと思う。
ラ王を出しているということは価格帯で競合しないと思っているから。
ならばどん兵衛があっても価格帯で競合しなければう王が出ていてもおかしくない。
日清はなぜごんぶとを出す際に登録商標のあるう王を使わなかったのかが気になるところ。
というかそもそもスパ王が他に良い名前が無くてラ王に名前を似せただけで王シリーズでもなんでもないような。