とてもおもしろい国債金融論の試験問題のように感じます。
あながちあり得ない話でもないというのがショッキングですが、
基本はドルの信用が高まる。
ドル通貨は金価格と連動する。
金需要は高まると容易に想像できるので金価格は上がる(ドルも上がるということでしょうか)。
金価格の変動を見ていればFXは簡単に勝てるということになるかと思います。そうなると、ユーロ/ドルあたりが一番簡単な取引対象となるのでしょうね。ドル/円についてはこういった動きと異なる政策をとったりする危険性があるので、難しい通貨ペアになるのかとは思います。
もっとも、大事なことは、今、金が産出されているところは現行の金相場で採算の合う金鉱山です。価格が今の倍で安定するのならば、更に採算の合う金鉱山は出てくる可能性があります。その時点で金は短期的には暴落することになると思いますので、金価格=ドルは下落する危険性があります。それがいつなのかは、金市場を注目している必要があるのかもしれません。
ただ、大事なことは、すでに米ドルは世界中に広まっていること。米国が管理できていない「米国紙幣」が存在していること。この問題を解決しないと実は兌換化は不可能でしょうし、本当にアメリカに金がそれだけ備蓄されているのか(ないから交換停止したわけで、今の経済規模を裏付けするだけの金備蓄をあの米国が可能とは思えません)。
「アメリ」なる新通貨への切替って話もあるようですね。
ドルの基軸通貨としての力が弱まり、ドル安になるでしょう。