部署内でファイルサーバを導入する予定なのですが、 NAS1台で、HDが壊れれば付け替えれば問題ないという現状で満足している部署では、導入許可が出たもののいかんせん予算が付かなく、またサーバ的なものに詳しい人間がいません。
従業員の中では、私が若干経験済みです。(構築済みのWindows 2003 Serverで、ActiveDirectoryによるプロファイルとアクセス権の設定、DHCPナントカによるIPの設定、移動・固定プロファイルの作成、壊れたHDDの差し替えなど)
こういう現状とスキルなのですが、サーバ機としてHP ProLiant MicroServerを購入し、以下の機能を使用したい場合、Windows Server 2008はどのエディションが適当でしょうか。
・上記カッコ内の機能
・WSUS
・社外からサーバ稼働状況の把握(システム負荷状態、ファンが停止している等)
・部署内クライアント200、同時アクセス数50
【HP/ProLiant MicroServer商品ページ】
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/micro/index.html
スタンダードエディションで十分です。
Windows Server 2008 エディション別機能比較表
機能的には、クラスター機能(複数台のサーバを1台のサーバに見せかけて、耐障害性を上げる機能)ぐらいしか違いは無いです。
分かりやすい違いでは、最大メモリの違いで、スタンダードエディションの制限として、32 bit 版で 4GB、64 bit 版で 32 GB なので、これ以上、メモリが必要であれば、エンタープライズエディションにする必要があります。もう一つ、物理 CPU 数(上記の表で「X86 Sockets」「X64 Sockets」)の制限もあるのですが、導入予定のサーバであれば、物理 CPU 数は1つなので、スタンダードエディションで大丈夫です。
一般的に、メモリ量が大量に必要なアプリケーション、例えば、データベースサーバを動かすような場合、規模によってエンタープライズエディションや、データセンターエディションを選択する事があります。
また、Web エディションは、一般的な Web サーバの様に、不特定多数のユーザにサービスを提供する場合に、CAL を免除しているもので、一般業務用に使う事は出来ません。また、Itanium エディションは、CPU に Itanium を使っている場合専用です。
Windows Clusteringは利用しないでしょうから、standard版で十分です。
クライアントライセンスは200CL必要です。
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard (5 クライアント アクセス ライセンス付)
・メモリやHDは目的に見合うよう増設します。
・現NASにて、日中(9時~17時)のトラフィック量は最大100GB程度です。
・同、ファイル数は1万個程度です。