>「直ぐに影響が出るわけではないが、後々に影響が出る可能性がある」という意味になるのですね。そして「後々」に関しては、「どの放射性物質によってどの程度被曝しているかで線量は変わるため、断言ができない」
ここらの考え方は、研究者によって違っているので、「後々に影響が出る可能性がある」かもしれないが「後々に影響が出ない可能性もある」というところでしょうか?はっきり言って判らないというのが現状です。
毒物であれば、ある程度の少量以下では、閾値というものがあって、ある量を超えると「後々に影響が出る可能性がある」が、ある量以下の場合は「後々に影響が出ない」ということになります。閾値が0(閾値が無い)の場合にはどんな少量であっても、後々に影響が出ることになります。
放射線の場合には、専門家の間でも閾値があるという考え方と閾値がないという考え方の両方があり、危険度の高い方で安全を確保するという安全確保の原則の考え方から、閾値がないという考え方を元に安全策を取ることになっています。
「直ちにみなさんの健康に影響を及ぼすレベルではない」というのは、「直ちにみなさんの健康に影響を及ぼすレベルではないということは判っているが、その他のことは判っていない。これまでにこの程度の被爆で健康に影響を及ぼされたという報告は無いので影響を及ぼさないとも思われるが、情報が少ないので確実に健康に影響を及ぼさないとは断言は出来ない」ということを言っているに過ぎません。
医療関係者ではないので、ポイントは不要です。
中部大学の武田先生(こちらも専門は医療ではない)にいろいろまとめられています。
身体への影響と対処について http://takedanet.com/2011/03/13_f800.html が参考になりました。