空腹感を判断するのは、実はおなかの皮ではなくて、血糖値なのです。
血糖値を上げる係数をGI値と呼びます。
うどんのGI値は80で、そばのGI値は59です。
同量を食べると、うどん80に対して、そば59の分の血糖値が上昇します。
つまり、うどんが80のお腹がふくれたと感じるのに対して、そばは59のお腹がふくれたと感じるわけです。
うどんよりもそばの方が満腹感が少ないので、すぐにお腹がすくと感じるのですね。
注:GI値は食品の分析ではなく、食べ物が人の体内に入り、ブドウ糖に変わって血糖値を上昇させるスピードを測定して数値化したもの。(ブドウ糖のGI値を100とし,それに対する他の食物のGI値を測り、相対的な比として数値を出す)GI値は食材の種類によっても変わりますが、同じ食材でも調理方法によっても変わってきます。
筑波学園病院のサイトに数値が紹介されています。
所さんの目がテン!での実証実験によると同量であれば蕎麦のほうが腹持ちがいい(胃に残る)
http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/07/11/1125.html
ソバとうどん、腹持ちが良いのはどっちなのでしょうか?そこで「ソバ」と「うどん」を同じ量で食べ、どちらが長く胃にとどまっているのかを検証してみました。挑戦者は大食いの矢野さんと、水泳部の草野さん、そして女性ADです。12時間何も食べず空っぽの胃を、わんこソバでお腹いっぱいにしてもらいます。結果、ADは49杯、草野さんは90杯、矢野さんは123杯をたいらげました。すぐさま病院で、3人の胃の大きさを見てみると、空腹時の胃と比べ、ソバでパンパンでした。さらにその後時間をおいて胃を観察して腹持ちの状態を見ていきました。そして翌日、3人に昨日のわんこソバと同じ分量の特製わんこうどんを食べてもらいました。食後に同じように病院で胃の様子を見てみます。6時間後の矢野さんの胃の比較そして、3人の昨日ソバを食べてから6時間後の胃と、うどんを食べて6時間後の胃の大きさを、比較してみました。すると3人ともソバを食べた時の胃の方がうどんを食べた時よりも若干大きく、長く胃に残っていました。結果、胃の大きさだけで判断すると、若干ソバの方が腹持ちが良いようでした。そこでソバとうどんの食物繊維の量を見てみると、ソバの方が多く含まれていて、胃の中の食物繊維が水分を吸収するため、小腸へとなかなか移動していかないのです。だからお腹の中に残りやすかったのです。ということで、長くお腹をもたせたい場合はうどんよりソバの方が良いということがわかりました。
所さんのポイント
食物繊維の多いソバは胃から小腸へなかなか移動しないので、うどんよりも腹持ちがいいのだ!
同じ量ならば蕎麦のほうが胃に多く残る(=腹持ちがいい)という結果ですが、一人前として一回に食する量としては概ね蕎麦のほうが20-25%ほど少ない(スーパーなどで販売されているものを例とすれば饂飩は180g-200gで蕎麦は150gくらい)ため蕎麦のほうが早くお腹が減るのは当然の結果かもしれません
なお、
蕎麦のほうが消化吸収が良いという話もありますが、それは胃だけでなく排泄までの一通りの流れの中の話であって、腹持ち(胃に残るかどうか)とは切り離して考えたほうがいいでしょう
正式な機関が「腹持ち調査」をするのが良いと思いますが、「消化時間}と「腹持ち」は比例しないと思います。
白米・玄米・麦飯、とろろご飯。
うどん、そうめん、ラーメン、蕎麦、スパッゲテイ等々、
消化され易い成分、されにくい成分、されない成分の割合と消化されても吸収に時間が掛かったり、消化・吸収されない(されにくい)成分が、長時間、胃・腸に残るか、速やかに排泄されるかにも因ると思います。
まず、GIが指標になります。
うどんの方がお蕎麦よりGIは高いです。
うどんはお蕎麦より血糖値を上げやすく、
インスリンを過剰に出しやすく
血糖値が早く下がりやすいので
お腹がすくのはうどんの方が早いはずです、理論上は。
そして、お蕎麦の種類にもよると思います。
お蕎麦でも、小麦粉を主原材料として使ったものは
GIが高めになるので
腹持ちは悪くなると思います。
十割そばや八割そばを食べれば、
うどんよりは腹もちはいいはずです。
スパゲティーなどもGIが低めの炭水化物に属すると思いますので
うどんよりは腹持ちがいいと思います。