意味不明なのが滋賀県です。なぜ大阪、京都府が増えないで滋賀県が関西で唯一増えてるのでしょうか?
大阪、京都に住むより滋賀にいた方がメリットがあるんですかね。
関西、北陸、東海を結ぶ米原駅があるからでしょうか?
理由その1
大都市大阪で働くサラリーマンが結婚し、初めて家を買おうとしたとします。大阪のマンションは高すぎて買えません。大阪からJRで48分のところにある滋賀県の南草津駅前のマンションならば、正社員の共働きの新婚カップルが余裕で新築マンションを購入できます。大阪の隣の京都は文化財や景観保護のためにマンションはあまり建築されません。一方の滋賀県は繊維産業の全盛期に女工さんの寮や社員家族の寮が大量に建築されていたのが老朽化し、会社も土地神話の崩壊で利益率を上げるために新築マンションにして放出します。土地を大切に守って来た農家も、世代が代わると土地を守るよりも現金化を優先します。
その2
京都で最も歴史のある大学のうち、立命館大学と、龍谷大学が、滋賀県に移転しました。京都駅からJRで約15分のところにある瀬田駅と次の南草津駅は、立命館大学と龍谷大学と滋賀医科大学の最寄り駅になっています。
ご質問の米原などの北部は、大河ドラマ「江の里」として人気の観光地です。
交通の面では、
大阪から名古屋や東京に行く人は、新幹線のぞみに乗ります。のぞみの停車駅は、大阪、京都、名古屋、新横浜、品川、東京で、滋賀県に停車駅はありません。
大阪から北陸地方に行く人は、サンダーバードに乗りますが、サンダーバードは琵琶湖の反対側を高速通過します。米原側は回りません。滋賀県内に停車駅のある列車もありますが、多くは大阪、京都、敦賀、福井と抜けて行ってしまいます。
大阪と京都の間は、JR、阪急、京阪が並行して走っていて、競争原理が働いています。
JRは新快速を15分おきに時速130キロで走らせています。複々線なので、外側車線を新快速が時速130キロで走り、内側車線を普通電車と快速が時速110キロで走ります。その結果、大阪京都間は30分の近さで、滋賀県は大阪から45分です。渋谷-舞浜、赤坂-舞浜くらいの所要時間かなと思います。
滋賀県は住んでみると意外と大阪から近かった。でも湖と山に囲まれていて、自然は豊か。と考えられているのかもしれません。