例えば、大阪万博の時に、敷地内の自動販売機に缶コーヒーが登場して、その後広まったそうです。
そんな感じのエピソードを教えてください。
もちろん大阪万博以外の万博(国際博覧会)でもOKです。
大阪万博
http://tv-kanraku.jugem.jp/?page=1&cid=31
大阪万博生まれのヒット商品
その1.ワイヤレステレホン(現在の携帯電話の原型)[NTT]
ワイヤレステレホンを開発しようと思ったきっかけは、漫画で
よく描かれている腕時計型通信機を、現実の世界で
作れないかと考えたのが始まりだったそうです。
ワイヤレステレホンを体験しようと、開門と同時に多くの人が
群がったそうですが、ただ体験してもらうだけじゃなく
どういう使い方をするのか調査するという企業側の狙いが
あったそうです。
実際、親指でキーを押したり、”ツー”という発信音が鳴る前に
番号を押す人が多いということがわかったそうです。
そのデータにより、現在の携帯電話では番号を押してから
通話ボタンを押すという操作方法を採用しているそうです。
その2.エアードーム型テント[太陽工業]
当時、キャンプ用のテントや自動車の幌を作っていた太陽工業は、
アメリカ館のエアドーム型テント屋根を手がけることになったそうです。
ただ、1万平方メートルという、とてつもない大きさのため、
設計図作りに非常に苦労したそうです。
当時はまだ電卓もなくすべて手作業で計算したため、3ヶ月もの
時間がかかり、また生地と生地をつなげる機械も1台しかなかったため
24時間フル稼働で、どうにか完成にこぎつけたそうです。
この成功で、太陽工業はテント屋根業界で世界のトップ企業となり
東京ドームやサッカーワールドカップ・南アフリカ大会のドームを
手がけることになったそうです。
その3.音声認識できるコンピューター[富士通]
大阪万博で、世界初の音声認識できるコンピューターを紹介したそうです。
この技術は、当時キャッシュレスショッピングシステムに導入されたそうです。
(あらかじめ自分の声をコンピューターに登録し、これをパスワードとして
本人の声と一致した場合のみ買い物できるシステム)
この音声認識技術は、現在の携帯電話「らくらくホン」に採用されている
そうです。(発着駅と到着時刻を携帯電話に話すだけで、乗り換え案内が
検索できる)
その4.シャチハタ[シャチハタ工業]
各パビリオンで、シャチハタが記念スタンプとして採用され、その影響で
売り上げが年々倍増していったそうです。
ちなみに、”シャチハタ”は社名で、正式には”Xスタンパー”と呼ぶそうです。
その5.ブルガリアヨーグルト[明治乳業]
ブルガリア館で、プレーンヨーグルトの試食が出来ると聞いた明治乳業の
スタッフが実際に試食し、お願いして特別にプレーンヨーグルトを
分けてもらい、それをもとに新しい商品を開発した。
当時日本は乳製品輸入禁止だったが、万博会場だけは特別に許可が
下りたおかげで、今日プレーンヨーグルトが食卓に登場することが
出来たと、明治乳業の担当者が語っていました。
愛知万博
AED(自動対外式除細動器)
http://www.k-araki.net/rescue/02.html?PHPSESSID=d28d9d5694353dbe63edd5c486b1faee
普及の大きなきっかけになったのが、2005年の愛知万博でした。野口教授も尽力され、万博会場には約100台ものAEDが設置されましたね。
他に、つくば博の3D映像はその後の博覧会では普及したけど、一般に普及しはじめたのは最近ですかね。