基準がある場合は詳細を教えてください。(安全性、視野、表示配置、表記、輝度、可読性などなど)
ない場合は各社勝手デザインで作っているのでしょうか?
参考
http://www.tic-citizen.co.jp/sports/index.html
1. バスケットボールの場合
日本バスケットボール協会 で探した限りでは規定は見つかりませんでしたが、プロリーグの bjリーグ は公式ルールで次のように定めています。
http://www.bj-league.com/html/image/200809/gaiyo/BjOfficialRule.pdf
PDF の 6ページ目、「Art 3. 用具・器具」
2. ゲーム・クロック
1) 観客を含むゲームにかかわるすべての人にはっきり見えるように設置する。
2) デジタル表示で残りの競技時間を示し、各クォーターまたは各延長時限の競技時間の終了を自動的に大きな音で知らせる合図器具が組み込まれている仕様のもの。
3) 各クォーターまたは各延長時限の最後の60秒間は10分の1秒単位まで表示できるもの。
3. スコアボード
1) 観客を含むゲームにかかわるすべての人にはっきり見えるように設置する。
(太字は原文のまま)
実際、セノー株式会社の 電光得点表示装置 は、
とうたっています。
また FIBA(国際バスケットボール連盟)は、公式ルールの中の "Official Basketball Rules 2010 Basketball Equipment"
http://www.fiba.com/pages/mod/v3/util/downMana.asp?fileID=1297 (PDF)
で、ゲーム・クロックとスコアボードに関する細かい規定を行なっています。(PDF 12ページから)
例えば、表示される数字の縦横の長さや、ボールが激しく当たっても落ちないような取り付け方をしていること、最低でも130度の視野角があること、等々です。
(ご要望があれば、和訳して追記します)
2. ハンドボールの場合
日本ハンドボール協会 の 大会開催マニュアル の「IV 競技の運営」
http://www.handball.jp/jha/kyogi_unei/IVkyoginounei2009.pdf
P4によれば、
【得点板】
電光掲示板が望ましい。会場全体で見えるように大型装置が望ましい。コート内の選手、交代地域の控え選手、記録席員、観客が十分見えなければならない。時間表示は0から30分になる加算式を用いなければならない(規則2の3)。
などとあります。
なお、一般の施設にはほとんどないと思われる「退場者電光表示板」に関しては、協会が所有しているものを貸してくれたりするようです。
バレーボールの場合の規定は見つかりませんでした。
以上、お役に立てることを祈りつつ。
バスケットボールやバレーボールのルール上に、電光得点表示盤の設計基準は定められていません。
また、スポーツごとにそのような基準が定められたとすると、様々なスポーツで共用する総合体育館などの設計が困難になるのではないでしょうか。
企業の宣伝文句も、公式規格に合わせたものを作成していますというようなことは書かれていないので、公式規格は決まっていないようです。
http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/display/
野球場のスコアボードをはじめ、公営競技場の大型映像装置、医療の外来案内表示システム、円柱に取り付け可能な曲面ビジョンなど、多様な業種様向けの大型映像情報表示システムを提供しています。屋外、屋内どちらでも設置可能な、豊富なラインナップを取り揃えており、設置場所やお客様のご要望に合わせた対応が可能です。