THEME:「お客さまを快適に!ゲストルームのとっておきリラックス・プラン」
「マンションやご近所で楽しんでみたい、こんなコミュニティタイム」
「これからのマンションにあったら素敵!な公共施設プラン」
住空間をめぐるさまざまな質問に、快適なプランを投稿していただくコーナー。イエにこれがあればいいな、こんな暮らしの工夫もしてみたい。「ハードはソフトを変え、ソフトからハードが進化する!」という快適向上マインドで、より豊かな住まい空間と暮らしの時間をご提案くださいませんか?
*回答条件* 下記のページで詳しい質問をご覧になってご投稿くださいね!
テーマ詳細
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20120111
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
※回答欄には、1行目に「 」をつけて、メッセージのタイトルをご記入ください。
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。
※回答欄のはてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は回答欄のスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
「屋上が公園になっているマンション」
公共的なというと 誰もでも自由に立ち入りできるということで
治安面が ちょっと不安にはなりますけどね。
マンションには たいてい屋上があるはずなのに その
屋上にいけないことが多く、残念な限りです。
屋上緑地化という計画もあったと思いますが、それにも
あてはまるようなプランだと思います。
というかうちのマンションの屋上にも行きたいのですが、
行けないんですよねぇ。鍵がかかっていて。
屋上のまわりは 囲いとかして 飛び降りたりしにくいような
感じにしておけば いいかと思います。
最近は、屋上からの自殺というのも 少ないのかな?
「音楽&映像、エンジョイルーム」
自分があったら嬉しいなと思うのは共同でもいいので
ある程度の広さがあってヘッドホンを使わずに
音楽や映画を楽しめる部屋ですね
そういうシステムをそろえて楽しむと言ったら
大変だけど、マンションに一部屋だったら
何とかなりそうな感じがしますね
あ・・サウンドシステムだけでなく
そこで座るソファーとかもある程度凝るというのも
必要ですかね
「マンションに「足湯」「卓球場」「神社」」
「足湯」
当地湯河原の新築マンションの広告を見ておりますと(買えないですけど)、展望大浴場付きというのが、結構あります。
しかし、以外に無いのが「足湯」なんですね。
検索してみたら、場所は不明ですが、あることはあるみたいです。
http://www.ttyo.org/hsgyts23828.html
衛生管理とか手間はかかるでしょうけれど、展望大浴場よりは安く維持できると思います。そんなに大きなものでなくても、何人かが並んで足を浸けて、世間話などを繰り広げるスペースがあっても、よいのではないでしょうか?
マンションではなく老人介護施設ですが、こんな足湯がよさそうだなと思います。縁側のようなスペースがあって、その縁側に長方形の穴があって、それが足湯になるというものです。
http://nozaki.oozora.or.jp/shisetsu.html
「卓球場」
温泉からの連想ですが、折角なら、居住者とゲストが自由に使える「卓球場」があったら楽しいなと思います。温泉と言えばやっぱり卓球でしょう。外が雨でも体を動かすスペースが確保できるという意味でも、ちょっといいなと思います。それに、卓球なら、設備代も莫大なものにはならないことでしょう。
「神社」
これは公営住宅では出来ないと思いますが(特定の宗教を厚遇することになるため)、マンションの屋上に神社があったらよいのではないでしょうか?神社って、落ち着きませんか?本物の神社にお願いして、分社を誘致する。神主さん(と、出来れば可愛い巫女さん)に常駐してもらって、心がざわめく時にお祓いをしてもらうとか、いいと思うのです。あるいは、気持ちが落ち着かない時に、手と口をすすいでお賽銭を持って行って、お参りしてもいいでしょう。おみくじは「今日は大吉。お買い物運がいいです」「今日は小吉。とりあえずお風呂の掃除とかして身辺を清潔に保ちましょう」なんて書いてある。本当は鎮守の森も作って、クスノキなんかも植えて、かくれんぼや鬼ごっこも出来るようにしたいところですが、いくら何でもクスノキを屋上に植えるのは無理そうですよね。
足湯は 源泉掛け流しができるような温泉街だったら 作りやすそうですが、
温泉街だと 需要は低いかもしれないですねぇ。
ま、下田とか 広場とかにある場合もありますけど。
うちのマンションにあっても そんなに利用しなさそうな気もする。
いや、家の中に 足湯できるものがあれば とは思うのだけど、なんか
ちょっといまいちなような気がするんですよね。
「音楽に言葉は関係ない! お国ミュージック自慢コンテスト」
時代の変化とともに、暮らしの環境も変化していく現代。グローバル化が進んだ今、お隣さんやご近所の方々が日本人だけなんてことはないかもしれません。
そんな世の中で「言葉が分からないから」といって、海外の方々と交流しないのはもったいないと思いませんか?
実際に私のお隣さんには海外の方が暮らしています。幸いなことに、その方は日本語が達者なので、日々の挨拶などに困ることはありませんが、もしも日本語が通じなかったらどのように交流すればいいでしょうか。
そう考えたとき私が思ったのは「音楽はどの国にも存在する」ということです。
「言ってる言葉は分からないけど、なんかこの曲好きだな」って思うこと、皆さんも一度は経験があるのではないでしょうか?
日本の歌舞伎やアイドルは日本語で自身を表現しているにも関わらず海外で人気だったりするのも、そんな曖昧な感覚のおかげかも知れません。
そこで私が提案するコミュニティタイムが「お国ミュージック自慢」です。
最近では海外の方が日本語を覚えたきっかけが日本の歌だったという話も珍しくありませんが、これは「音楽を通した交流」といってもいいと思います。そんな交流が海を隔てた国と国の間で行われているのなら、同じマンションや近所に住んでいるという身近な間隔ならより簡単に行えるはずです。
このミュージック自慢の大切なところは「音楽の優劣をつけないこと」です。
他の国の音楽を聞いて少しでも興味を持てたなら、きっとその場だけに限らず、他の場所でも素敵で楽しい時間を過ごせると思います。
☆吹き抜けの中庭でバーベキュー:
マンションの中庭に、炭火でバーベキューができる設備を
みたことがあります。エアダクトで上手く煙が住宅側には
いかないようになっていて、各自がベランダなどでは
できないような本格的な煉瓦積みの開放的な
バーベキューのできる空間だったので、素敵でした。
☆開放感いっぱいのおひさまの屋上プール:
スポーツジムの入っているマンションは沢山ありますが、
中でもマンションの屋上に、車のルーフトップのように
お天気の良い日には開閉が可能な屋根のあるスイミング・
プールがあると素敵だと思います。
冬場は屋根は閉じていて、屋上の大きな窓から
景色がきれいに見える温水プールですが、
お天気の良い夏日や満天の星空の日はルーフを開けて、
お日様や星空の下でスイミングができるプールです。
プールの端っこには体を暖めるジャグジーがあり、
温水は太陽光を使った循環式で常に清潔に保ちます。
深さはお子さんにも大丈夫な深さで、バリアフリーで
お年寄りにも安心な手すりなどもあると、
ご近所のみなさんで楽しめて良いと思います。
「温泉付きのマンション」
昔はとってもいいなと思っていましたが、
今はほとんどありません。
なんといっても維持費が大変。
修繕費なんてばっかだか。
客引きには最高ですが、
買った人はあとで必ず後悔します。
「美に触れる静かなギャラリー空間」
喧騒する社会で静かな空間は一種の贅沢となってきました。
特に、美に触れて落ち着きたいとき、静かな空間は欠かせません。
図書館やギャラリーはそんな時間を過ごしたいときに訪れたい場所ですが、もしマンションの公共施設にそのような空間があれば、わざわざ外に出かけることもなく、気軽に文化的静寂を過ごすことができるのではないでしょうか。
私が理想とするギャラリーは、ある程度図書館と機能を併せ持っています。
といっても、本を本格的にそろえるわけではありません。
まるっきり図書館のようにしてしまうと、お話もままならないので、このギャラリーでそろえるのは、絵本や、絵画集、写真集といった画像中心の本に特化します。
ご存知の通り、絵本はともかく、絵画集や写真集といったものは大きいものが多くて、家でそろえるのはおき場所に苦労します。
ですから絵画集などスタンダードな画家を揃えてあると、教養も身についてうれしいです。
普段は、画像集や絵本に特化した小さな図書室として利用します。
もう一つの利用方法なのですが、ギャラリーというからには、芸術の展示を行いたいところです。
外部から展示会を呼んでもかまわないですし、自分の住むマンション内で美術展があるのは素敵です。
また、マンション内の方で絵を描いたり写真を趣味としてらっしゃる方が、自分の作品を発表する場所として普通は外部のスペースを借りて行うものですが、そこまですることは今のところ望んではいないのだけど、身近な場所でちょっと発表したいな、というときにこのギャラリーを使って欲しいのです。
大人の趣味だけでなく、子供さんの作品の展示会などもここで行うといいですね。
そういう場合はあまり静かではなくなってしまいますけれども、同じマンションに住む人々とのコミュニケーション企画としていいのではないでしょうか。
さらに夢は広がって、もし、芸術家志望の人が住んでいたらこのギャラリーから画家や写真家の卵を育てていくという企画があってもいいかもしれません。
かように、有名無名に関わらず、美術に触れるための空間が身近にあるということは憧れです。
露天風呂付きの温泉(有料だが格安)と手前の休憩所に卓球台ですね。
なんか、寛げそうで毎日の疲れが取れそうです。
できたら子どもが屋内でも遊べるちょっとしたスペースがあればいいですね(遊具も欲しい)。天気悪かったり、寒さが厳しいときに便利なのに・・・と思うことがあります。
あとはマンションの住民だけが使用できるトレーニングマシンが置いてあるとか、マッサージ機が置いてあると嬉しいですね。
「マンションでBBQ」
マンションの屋上などでBBQなどをする
スペースなどがあったらいい。
「こたつ」
寒い時期限定ですが、意外と受けが良いのが、こたつです。
家を建てるときに、広めの空間が欲しかったので、和室を外しました。
ほぼフローリングで、絨毯もほとんど使ってません。
サイドボードのような家具も、収納が不便になるのを承知で止めました。
でも、なんとなく、こたつは買ってしまいました。
うちに初めて来られた方をリビングにお通しすると、まず一声は、
「うわぁ、こたつがあるー」
です。
私のお付き合いの範囲内だけですが、こたつを持っている方がほとんどいらっしゃらないようです。
ですが、子供の時には、おうちにあった方がほとんどで、ざるにミカンが常に乗っていたわ、みたいな話から、自然になごんだ感じになるような気がします。
お料理をお出しするときも、ちょっと狭いですが、スペースが許す限りは、こたつでお食事できるようにしています。
気のせいかもしれませんが、日本酒がちょっぴりおいしく感じられるような。
外が寒い中、多少、ながっちりになってしまうのも、こたつの魔力のせいかもしれません。
もちろん、この文も、こたつに入って、一杯やりながら書いてます。
「霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。」
という時代ではありませんが、日本の冬です。
「水族館」
(3)「これからのマンションにあったら素敵!な共用施設プラン」
ロビーに大きな水槽があって小魚の群れが泳いでたら行き帰りが楽しそう。
やっぱり冬は寒いんで、床暖が標準装備だといいな。!!
カーシャエリングが利用できると、
車の台数を減らせるので、とっともほしい装備です。
ソーラーパネルと風車を設置して、
電気自動車にすればとってもクリーンな便利なマンションになりますよね。
絶対にほしいです。
「これからのマンションにぜひ欲しい、共同キッチン」
え? それって昔の下宿屋的設備じゃないの? トイレも共同、お風呂は赤い手拭いをマフラーにして寒さに震えながら銭湯通い、みたいな、なんて言われてしまいそうですが、これは違うんです。暮らしに必要な全ての要素が満たされたマンションだからこそ欲しい“新時代の共同キッチン”なんですよ~。
それは、キッチンを中心としたコミュニティー・スペース!! 料理研究サークルの活動や、子供料理教室、食をテーマにした講演会、もちろん、作って食べるパーティー・ルームとして活用してもいいですね。
ゆったりとしたスペースの中に、複数のシンクとワークトップとコンロのセット。プロの強火でガンガン攻めるハイカロリー・バーナーのコーナーも作りましょう。個人のキッチンでは実現しにくい薪窯なんかも、公共スペースなら実現可能です。
画像を投影するプロジェクタやスクリーン、拡声装置などを完備して、講演もできるスペースにしましょう。もちろん拡声装置には、ハンズフリーのワイヤレスマイクも。これで、カリスマ・シェフをお呼びしての料理&トークショーだって開催可能です。
マンション内のケーブルを使って中継動画も配信できるようにしましょう。インターネットの動画サイトにも流せる設備にしておくと、外部の人にも見てもらえて、楽しさが倍増しますね。
最近は建物内にコンビニエンスストアを設置した大規模マンションを見かけますが、それと同じ位置付けで、“お洒落で、良質で、ちょっとよそでは入手しにくい食材”を専門に扱うショップも開店させちゃいましょう。
扱う品は、エスニック食材、動物性素材を一切含まないヴィーガン向け食材、徹底的に安全にこだわった食材など。もちろんこれは外部の人も利用できるお店にして、地域全体を「食文化を楽しむマチ」にグレードアップさせていく核を担います。
こんなマンションができたら、きっと住人の間に、それは様々な食を楽しむグループが生まれますよ。和洋中華・イタリアン・エスニック・創作料理・子供の健康を願う料理・生活習慣病予防・お菓子作り・などなどなど。蕎麦打ち、江戸前寿司といった職人芸に打ち込むのも楽しいですね。大規模マンションなら、それこそ申し込みが殺到してなかなか予約が取れないくらいの大盛況になるでしょう。
年に一度くらい、ロビーもエントランスホールも全部使って、そうした成果をマチの人達に紹介する「食と住の文化祭」もやりましょう。これは今まで繰り返しイエはてなから発信してきた「イエ・レストラン」のパブリック版。マンションという大きなイエが、マチという大きなお客様をお招きする、とっておきのおもてなしです。
「よい子がすんでるよい町は 楽しい楽しい歌の町」(『歌の町』、作詞・勝承夫)という歌がありますが、明るく溌剌とした人々が住むマチは「美味しく楽しく健康にも配慮された食のマチ」と言えると思います。そんな食作り、イエ作り、地域作りを楽しんでいく、文化と健康の発信拠点。それが新時代の共同キッチンです。うわ、こんなマンション、本当に真剣にプロデュースしたくなっちゃいました!!
「マンションの集会場を使って大人と子供のコミュニティタイム」
私が子供の頃にはマンションの1階に集会場が一部屋ありました。
普段はおとなの方々の集会、会議などに使われていたり、地域住民同士の意見交換などに利用されていました。
そんな憩いの場ですが、この集会場、500円払うと貸し切りとしてマンション住民にも気軽に貸し出しもしてくれました。
リーズナブルでありながら、丸々借りることができるので、当時、同世代の子供たちと親を含め、総勢20人位集まり、親子コミュニティ=いわゆるゲーム大会のような催しを開催しました。
椅子取りゲーム、くじ引き、ビンゴ大会、かるた、冬場は餅つき、手巻きずしパーティー、お好み焼きパーティーなど行います。
自分の両親だけでなく、友人や近所のご両親などとも交流が出来、更なるご近所さんとのスキンシップによる交流の深まりを体験することができました。
そして、こうした場で交流が深まることにより、日常の中でも気軽に助けあいが出来る関係を築けたのです。
ある日、鍵を忘れて家に入れず困っていた時も、交流の中で沢山の大人と触れ合うことが出来たために、ご近所さんのおうちにピンポーンと訪問して、事情を話して両親が帰宅するまでの間、お邪魔させて頂いたこともありました。
今まで気軽に触れ合えなかったことが、気軽に触れ合えるようになり、困った時に助けを求めることができる相手が増えました。
今はご近所さんとあまり交流の無い時代のために大きな犯罪や事故に巻き込まれることも多くなったかもしれません。
こんなご時世だからこそ、マンションの集会場を利用して、ご近所同士のコミュニティを深め、子供と大人の連帯を強めていくことが大事かもしれません。
他人との距離を作るようになってしまった今の時代、昔のように他人とも家族のように触れ合える優しさを持って自分も接していきたいです。
「神社があるマンション」
マンションの中に神社があったら お参りが ラクだろうな・・・って発想から!?
海外だったら 礼拝堂とか 祈祷室みたいな感じのものってなるのかな。
子供の時の遊び場は 神社でした。
放課後とかみんなで神社に集まっていろいろ遊んでましたが、
もちろん、私の田舎には 公園が なかったということも ありましたけどね。
夏休みの朝のラジオ体操も神社で やってました。
そういう集える場所になれる神社があったらいいかもしれませんね。
「香りの庭」
今はちょうど緑少ない冬の時期、庭や街にも葉を落とした木々がほとんどです。
でも枯れたように見える植物も今、エネルギーを充電中なだけ。
春になればまた生き生きとした姿を見せてくれることでしょう。
植物は人よりも一足早く、春の気配を感じているような気がします。
以前ベランダの果物畑というフルーツガーデンの話を書かせていただきましたが今回はマンションの植栽としてフレグランスガーデンを提案します。
フレグランスガーデンは、その名の通り、香りがいい植物を植えた庭のことです。
植物が好きな方は、自分の理想の庭を思い描いたりすることはありませんか?
私はよく散歩中に花の香りを感じると、このいい香りの木が庭にあったらなぁと思います。
そして、様々ないい香りの草木を集めた庭をと、夢はどんどん膨らんでいきます。
花に香りがある植物もあれば、葉に香りがある植物もありますが、植物のフレグランスには、心を落ち着けストレスを癒す効果があります。
香りや色、季節に応じて移りゆく日照や葉の落ちる時期などを考えて、頭の中でそれらを組み合わせて庭を造っていくのはとても楽しいです。
私の好きな香りの草木は、沈丁花、金木犀に銀木犀、蝋梅(ろうばい)、くちなし、木蓮、薔薇にレモングラスをはじめとしたハーブにジャスミン、レモンユーカリなどなど・・・。
そうそうお茶(べにふうき)の花も一度嗅いだことがあるのですが、薔薇にも負けないくらい凄くいい香りがしました。
そのお茶の木を垣根にしたり、ビオトープを作って、睡蓮などを植えて、その廻りにはスミレやラベンダーを植えても素敵ですね。
睡蓮の花は基本的に水の中にあり、また香りのない種類のものもありますが、ウォーターリリーと呼ばれていて、ほのかなやさしい香りを持っています。
そして見た目や香りだけでなくメダカなど小魚の棲みかになり、そしてそのメダカは蚊の幼虫のボウフラを食べてくれます。
そうそう、香りが混ざり合っても嫌な匂いにならないような品種や植え方に気を配る必要があります。
良い香りの植物を、香りのない植物の間に置くと、香りが混ざらず個々の香りを楽しめます。
それから花台などを使って少し高い位置に植物を飾ると、背の低い植物の香りをかがむのが辛い方でも感じることができますね。
ただし、転倒や落下には十分に考慮した場所に設置する必要があります。
また、計画的に良い香りの植物を近くに植えて香りを混ぜ、常に色々な香りの漂う”香りの空間”を作っても素敵ですね。
四季折々の自然の息吹が、気持ちを優しく癒してくれるような、フレグランスガーデン。
夜、帰宅してライティングに照らし出された庭を通ると、ほのかに漂ってくるいい香り。
そこではゆっくりしているだけで、なんだか心身共に健康になれそうな・・・そんな疲れが吹き飛ぶような空間があったらいいなぁと思います^^
あとマンションだと全員でするのは難しいかもしれませんが、せっかくのいい香りですから、ドライフラワーやポプリをつくるイベントをして、イエの中でもその香りを活用できるといいですね。
「屋上のコミュニケーションガーデン」
屋上に庭を作り、マンションの住民に開放することにより、ご近所同士の結びつきが生まれ、自然にコミュニケーションができる。
区画に分けて貸し菜園にしたり、小さな小屋付きの子供たちが土遊びができる貸し庭としても面白い。
コンテナを利用した小さな栽培スペースでもあれば、気軽に栽培をしようという気持ちを後押しできると思う。
また野菜栽培教室を開いて情報交換をしたり、それぞれが栽培し、収穫した野菜、果物を使ってクッキング教室やBBQなどのイベントを開催するなどすれば、住人同士が集い、自然に言葉を交わす場が用意される。
「旅行に行く間、植物に水やりをお願いします」とか、「沢山採れたのでおすそわけです~」などと昔の団地然とした、温かい交流の機会も増えそうだ。
ちなみに土の水分量を知る目安として松ぼっくりを4分の1ほど植物の根元に埋めておくとよいそうだ。
土の水分が有る時は、松ぼっくりの傘は閉じており、傘が開いてきたら土の水分が40%を切った印なので水遣りをする目安となる。
松ぼっくりは枯れて落ちてしまったものでも水を吸収していた管はちゃんと機能している。
土に埋める事で土中の水分で傘が閉じ、水分が少なくなると傘が開くので、その時が水やりの時期という訳だ。
四季折々の野菜と果樹の変化、成長を楽しむことが出来るのもコミュニケーションガーデンの魅力のひとつだ。
子供たちも、リアルな自然に触れることによりバーチャルとは違う新しい気付きが生まれることだろう。
ところで、「センスオブワンダー」という言葉を聞いたことはあるだろうか。
実はこれ、自分が最近聞いて、とても気に入った言葉なのだが「不思議だなぁ、と思う感性」という意味だそうだ。
この「センスオブワンダー」、子供が生きていくうえで絶対に必要な感性、だと言われている。
そして、その感性を育てるには農体験が最適だそうだ。
「芽はどうして出るの?」
「実はどうして生るの?」
などなど、いろいろな疑問を感じながら、植物を育てるために様々な工夫をすることで、創造性や自主性、知的体力が育っていく。
そして、なにより自分が作った野菜は食べたくなる。
我が家の子供たちも、もれなくその通りで、普段は苦手とするピーマンやナスも保育園の畑で収穫したものは、とても嬉しそうに食べていた。
他にも、親子共通の話題ができるし、収穫物でおかずが一品増えたりと嬉しいことは沢山ある。
また、土いじりを通じて自然を感じると、心が癒されたり、清々しい気持ちになったりする。
いつもあまり自然と縁のない生活をしている人のための疲労回復、気分転換の場としても活用してもらえると嬉しい。
また、普段から屋上菜園を中心としたコミュニティがあれば災害時にも役立つ。
屋上緑化を促進するのに加えて、野菜クズから堆肥を作ったり、水遣りには雨水を利用したりすれば節約やエコに目覚めるキッカケになりそうだ。
「みんなでつくる庭」
大きなマンションの屋上に、屋上を無駄にしないように作られた大きな庭があります。
庭には、芝生があり、花が植えられるところがあったり。
この庭は、共同です。
みんなで造り上げていく庭です。
一人が造り上げる訳ではないので、同じマンションに住んでいる人と話してつくらなければいけません。
数日に一度、マンションの住人の皆さんと、話し合う日をつくりましょう。
「ここにこの花を植えてこんな風にして・・・」
「ここは芝生だけの多目的スペースにしよう」
「ここにこれを設置するといいんじゃない?」
いろいろな会話が出てきます。
そんな簡単にマンションの人たちが作れる理想の屋上の庭は出来ないので、何度も話し合うことが必要です。
何度も話し合うことで、マンションに住んでいる人たちとのコミュニケーションが良くなっていくし、庭も。
たとえば、いろいろな種類の花が植えてカラフルにするのもいいかと思います。
フラワーガーデンです。
たくさん種類がある花に、興味をもった子供たちが来て、
「この花なんていう名前なの?」
「何でこんなにいっぱい種類があるの?」
と質問してくるかもしれません。
芝生だけの広場もいいですね。
そこで、子供たちが、いろいろと工夫して遊んだり、
かわいいペットを連れてきて遊んだり、
バーベキューを開いたり。
芝生だけの所もいろんなふうに使えていいですね。
その庭にみんなが集まってそのマンションに住んでいる人だけのイベントを開くのもいいですね。
キッチンなどがある小屋を建てて、そこで、作った料理を並べて、パーティーをしたり。
このパーティーをそのマンションの住人全体で行ってもいいかもしれません。
屋上に庭があるマンションはたくさんありますが、共同の庭を持つマンションは少ないと思います。
いろんな人のアイデアから出来た庭であり、みんなのつながりで出来ていった庭でもあると思います。
共同の庭なので、一人のときもあれば、複数集まることもあります。
ガーデニング途中の人と話したり、たまたま屋上にいた人と話したりして、人ととのつながりを強めていく。
そのようなメリットもあると思います。
楽しめて、コミュニケーションをとる場にもなる。
さまざまなデザイン・アイデアの集合場所であり、人と人とをつなげる場所でもあるこの屋上の庭。
もっと楽しい毎日を送れるかもしれません。
「専用ぬいぐるみでリラックスタイム」
何かを抱っこしていると、とってもリラックスできますよね。
というわけで、わが家には、よく遊びに来てくれる仲良しさんのための専用ぬいぐるみが用意されています。
もともとわが家にあったものを気に入ってくれてその人専用になったものもあれば、
「これ、お気に入りの“子”なんだけど部屋に置き場がなくなっちゃったから置いていい?」
なんていういきさつでうちにきたぬいぐるみもあります。
中には「みんな専用があっていいなぁ、私もここに来たとき用にひとつ作ろうかな」なんて、わざわざ手作りして、うちに置いてくれている人もいます。
数が増えてくると置き場所が大変ですので、あまり巨大な物はご遠慮いただいていますが、こちらにご紹介いただいた「布ハンモック」などの工夫をすれば、けっこうたくさんのぬいぐるみを、かわいく並べておくことが可能です。
http://www.37sumai.com/feature/michelin/2011/10/11103101.html
ぬいぐるみの首の所には、それぞれリボン結び、そこに名前を書いたタグを付けています。
一人一人、本当に専用のぬいぐるみ。
父はそれを見て、飲み屋に置いておくボトルみたいだな、なんて言っています。
うーん、そうなのかも。
ピンポーン、あ、お友だちがやってきました。
「いらっしゃーい、上がって上がって」
「私の○○ちゃん、いい子にしてた?」
「しばらく顏出してくれなかったから寂しがってたよ」
「あはは、ごめーん」
お客様のところに、専用のぬいぐるみを連れて行きます。
「きゃー、ひさしぶりー、ぎゅっ」
ぬいぐるみが相手をしてくれているので、お茶の支度をしている間も、友だちを一人にしません。
お茶の用意ができたら、私も自分用のぬいぐるみを連れてきて、お互いお気に入りの子を抱っこしながらのティータイム。
これは和みます。
たくさん遊びに来てくれた時は、専用ぬいぐるみがない人もいるので、そういう人にはレンタルぬいぐるみ。
人によって好みがあるので、抱っこしやすい形のクッションなども用意してあります。
これで、お人形は苦手よ、という人にも対応。
何かを抱きながら過ごす時間には、ちょっと不思議な魔法がかかります。
たとえていうと、お泊まり会の夜のような感じ。
他人のイエには違いないんだけど、ゆったりと心も体も預けてくつろいでもらえる。
そんな時間を楽しんでいただけます。
もちろん人それぞれ好みは様々ですから、全ての人にこういうおもてなしが喜ばれるとは限りません。
そこは相手の個性を尊重しながらやっていく必要はありますが、かわいいもの好きの女子同士なら、ちょっと検討してみる価値のある方法だと思います。
「屋上ディキャンプ場」
私がマンションの公共施設プランを考えるなら、屋上緑化とペントハウスを組み合わせたディキャンプ場を提案したいと思います。ディキャンプ、つまり宿泊を伴わないキャンプですね。マンションですから夜はイエに帰って寝ますが、それ以外のことは全て屋上で行えるキャンプ場を作りましょう。
まず屋上は思い切った緑化空間とします。最近は様々なタイプの屋上緑化プランがありますから、それらを駆使して、変化に富んだ空間を作り上げましょう。屋上に設置される機械室やクーリングタワーなども表面を緑化することを前提に設計すれば、それは山のような景観を提供してくれるでしょう。
少ない水をうまく循環させて、水辺の風景も作り出したいですね。小さな子供にも安全なように、水深はごく浅く作りましょう。ですから、池のようなデザインではなく、せせらぎのような形になります。水が登場すると、ここをビオトープにしたい、なんていう欲も出てきそうですが、それは維持管理が大変ですから、そこまでは欲張らないことにします。
キャンプ場ですから、ロッジと炊事場も備えます。ペントハウスがロッジですね。内外装とも、木造のログハウスのように仕上げましょう。炊事場は、かまどをどうするかが、ちょっと検討事項です。屋上といえども薪を燃やすかまどは採用しにくいでしょうから、この際家電メーカーなどとタイアップして、キャンプ場気分を壊さないIH熱源などを開発してしまうのも、マンション事業者の企画開発力の見せ所となるのではないでしょうか。
あとはベンチや座れる切り株などを適宜配置して、屋上ディキャンプ場の出来上がりです。住人はこのスペースを、家族でキャンプ気分を楽しんだりするほか、遊び心たっぷりのガーデンパーティー会場や、ゲストのおもてなしスペースとしても利用します。もちろん住人同士の交流の場としても活躍してくれますね。
マンションをSOHOの仕事場として使っている人もいますが、そういう人は屋上にノートPCを持ち出して、リゾート気分でお仕事です。仕事のお供の飲み物は、水筒に入れたアイスコーヒーもいいでしょうし、炊事場でお湯を沸かしてお茶を淹れるのも自由自在。仕事が煮詰まった時なんか、いいと思いますよ。
屋上を活用する提案がたくさん出されていますが、そうした屋上活用にアウトドアライフの楽しみを加えていくと、より幅広い使い道が生まれると思います。もちろん積極的な屋上緑化は、都市のヒートアイランド現象の低減などにも役立ってくれますね。
最近、普段はベンチで、非常時には上部を取りはずすと2基の炊き出し用のカマドにできるものがあります。おもいきって、そういうものがあると、非常時の予行練習にもなるのではないでしょうか。もちろん火の始末には注意が必要ですけどね。
「朗読しあうというコミュニティタイム」
以前、「イエが寺子屋になるようなスペース作り」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100803#Michelina03
というのを書かせていただいたことがありました。それと同じような学びの場を、というアイデアなのですが、こちらはずっと手軽に開催が可能です。必要なのは、集まれる場所と時間、文化を楽しみたいという気持ち、そしてみんなで読んでいきたい本、これだけです。
場所は、個人のお宅のリビングで十分です。何の準備も要りません。場を和ませるお茶菓子などがあると楽しくなりますから、そういうのをみんなで持ち寄ることにしましょうか。
扱う本は何でもかまいません。短編を一人一編ずつ朗読し合ってもいいでしょうし、数回に分けて読み終えるくらいの中編作品を一章ずつ輪読していくのもいいでしょう。全員で少しずつ読み合わせていってもいいですし、今回は誰の番と決めて順繰りに担当し合っても構いません。
目的は、日頃あまり読む機会がない傾向の本に親しむ機会を持つということですから、参加者みんなが興味を示して、しかも今まで読む機会を持ってこなかったような本が選べるといいですね。
絵本でもいいでしょう。児童文学にも、読んだ気はするけど忘れている、といった作品がたくさんあると思います。そしていわゆる名作と呼ばれている作品。なまじ粗筋を知っているからちゃんと読んでこなかった、というような作品がたくさんあると思います。
対象は文学作品に限りません。興味深い人のエッセイや、異文化に触れられる旅行記、そのほか新書類の中にも興味深いテーマを扱った本がたくさん見つかると思います。そういう取り上げてみたい本にいつもアンテナを張り巡らせていると、次々読み合いたい本が出てきて、いつまでたってもやめられない集いになっていくと思います。
この集いの効果は、触れる機会の無かった本に触れられることと同時に、参加者全員で同じ本に対する記憶を分かち合える所にあります。きっと皆さん、今まで以上に仲良しになれると思います。たとえていえば同級生みたいな仲良しに。
一つの活動を長く継続していくのは難しいことですが、無理のない時間、無理のない回数で、本を読み合うことだけでなくお茶を楽しんだり談話を楽しんだりすることも大切にしながら続けていけば、きっと様々な面で、一人一人を、そして仲良し皆さんの絆を豊かに深めてくれるコミュニティタイムになると思います。
「マンション内気象観測所と屋上天文ドーム」
まず「マンション内気象観測所」です。マンションの四周や屋上の風向や風速、外気温や空調が入っていない場合の室温のサンプル、湿度、降水量、代表的な部屋の日照量などを多角的に測定する設備があったら楽しいと思いませんか。一般的な観測項目に加えて、マンション独特の項目も色々考えて付け加えましょう。
観測は、センサーを適切に設置すれば自動的に行えますから、観測結果をコンピュータでとりまとめて、ロビーに設置したディスプレイに表示させましょう。注意報や警報、天気予報なども表示させるようにしておきます。もちろん構内LANでアクセスすれば、過去の様々なデータを取り出せるようにもしておきましょう。
こうした気象に関する情報が充実していると、ベランダガーデニングなどにとても役立ちます。気温が氷点下になるから鉢植えを部屋の中に入れてやろうとか、この様子ならいついつには何の種がまけそうだとか、色々な計画がたてやすくなります。
そして何より、大人も子供も「科学する目」が育ちますね。昔は百葉箱を開けて、内部の計器が指し示す数値を手で書きとめていきました。それがロビーのディスプレイやLANによる配信に変わっていきますが、それでもお天気という自然現象を毎日克明に見つめていくと、その不思議さにも、法則性にも、色々と気付いていくと思うのです。
屋上には空の様子を写し出すライブカメラも設置しましょう。都会では、空は建物に遮られてしまいますから、全天を見渡せる場所はなかなかありません。そんな都会生活の中で、広々とした空に接することが出来るだけでも価値があります。
続いては「屋上天文ドーム」です。世の中には自宅に天文ドームを作ってしまう人もいますが、そのためには大変な努力と資金が必要です。もし天文ドームのあるマンションがあったら。それだけで、そこに住みたいと思う人もたくさん出てくると思います。
都会では満足な夜空は見られませんが、逆にこうした設備を特色にしたマンションが脚光を浴びることで、都会の光害や大気汚染などに歯止めを掛けていく切っ掛けになっていくかもしれません。
こうした共用設備を通じて、昔の科学少年も、今の子供たちも、それぞれに胸をときめかせていく。そんな住まいが誕生したらどんなに楽しいでしょう。マンションが学びの場にもなる、ちょっと、いえ、かなり素敵な取り組みではないかと思います。
「和室でゲストと共にリラックス」
旅館について和室に案内されると、まず畳の上に座って足を伸ばし、「ふぁぁぁぁ」と伸びをする。そして窓の外を眺め、茶をすする。旅の疲れが癒される瞬間ですね。こういうリラックス感をお客様と共に楽しめる和室というのを、私はぜひお勧めしたいと思います。
室内は極力シンプルに。座卓と座布団しか置いていないようなスッキリした状態にしておきましょう。その分、窓の外の景観にはちょっと凝りたいですね。鉢植えや竹の柵などを上手く利用して坪庭風にレイアウト出来たら風情たっぷりです。今までのイエはてなに、そうしたアイデアがいくつかありました。
あ、座椅子はあるといいですね。座椅子には様々なタイプがありますが、座面が高くなっていない最もシンプルなタイプが、くつろぎやすいと思います。
こういう部屋にお客様をお通しして、手足をゆっくりと伸ばしてくつろいでいただくのです。親しい相手なら、寝っ転がってもらってもいいですね。
夏はすだれや打ち水に、イグサの座布団。冬は火鉢に鉄瓶などという風情も今までのイエはてなで紹介されてきましたが、そういう当たり前の和の風景でありながら今の暮らしからは失われがちな要素も、どんどん取り入れていきましょう。
こうして「自分のイエのつもりでくつろいでね」と言いながら、日本人の遺伝子に刻み込まれたくつろぎ感と、普段の暮らしでは味わえない非日常の両極を楽しんでもらう。そういうゲストルーム計画です。
ちなみに最近、小さな箱火鉢を手に入れました。長火鉢よりも小型の、本当にコンパクトな火鉢です。しかし五徳はしっかりした物がセット出来ますので、試しに小型の茶釜を乗せてみました。ちょっと高さがありますが、茶道の真似事をしてみたら、いい感じなのです。これでお抹茶と和菓子を楽しむおもてなしをしたりすると、くつろぎの中に一点キリッとアクセントが加わって、よりリラックス感の増すひとときを楽しんでもらえるのではと思います。
「ご近所壁新聞作り」
“リブ・ラブ・サプリ~KIDS” #018に「子供部屋を『イエ壁新聞』の編集室に」
http://q.hatena.ne.jp/1321420014#a1118781
というのを投稿させていただいたばかりですが、ご近所で楽しんでみたいコミュニティタイムとしても、壁新聞作りをぜひ提案してみたいのです。
「子供部屋を『イエ壁新聞』の編集室に」は、子供の自主性を育むと共に、子供部屋に家族が集うことで個室の閉鎖性を無くしていくことが主眼でしたが、こちらはご近所で楽しみながら情報を発信していくことが主眼です。
編集は、サクッとネットでやりましょう。各自ブログを運営していれば、記事の材料はその中に事欠かないと思います。記事のチョイスが終わったら、それをWordなどのワープロソフトで編集です。
Google Cloud Connect for Microsoft Office
http://tools.google.com/dlpage/cloudconnect?hl=ja
などのサービスを使えば、参加者全員のパソコンから、一つのファイルを共同編集していくことが可能です。便利な時代になりましたね。
印刷は、インクジェットプリンタしかなければ、コンビニコピー機のネットプリントサービスを活用しましょう。これはネット上からWord文書などを登録すると、それをコンビニのコピー機で印刷することが出来るサービスです。もちろんカラー出力も可能。雨に濡れてもインクが流れない壁新聞が印刷できます。
http://www.printing.ne.jp/doc_flow.html
さぁ、どんな新聞を作りましょうか。もちろん地域興し的なメッセージが発信できればそれにこしたことはないかもしれませんが、私はもっと力を抜いたものでいいと思います。たとえば、「角の桜がほころびはじめました」といった季節の話題など。ご近所のお庭のこれから咲く花情報なんてすてきですね。
注意したいのは、第三者の話題を扱う場合。事前に了解を得ておかないと思わぬトラブルになる場合がありますから、扱っていいのはメンバー各自が当事者となっている話題だけ、というような原則を定めておくことが大切ではないかと思います。その点、「河原の土手でツクシを見つけました」「歩道の植え込みのクチナシがよい香りです」などといった特定個人が関わらない話題なら安心ですね。
長く発行し続けていくコツは、定期刊行にこだわらず、出来る時に出来る人達がそれぞれマイペースでやっていくことだろうと思います。義務ではなく遊びとして、肩の力を抜いて、「街角ジャーナリズム」を楽しんでいきましょう。
「地域の子育て見守り隊」
私は今、仕事をしながら子育てをしています。
仕事と家事の両立はそれなりに大変ですが、働いているため昼間は子どもと離れ、気持ちを切り替えることができます。
問題は子どもと二人きりで終日過ごさなければならない育児休暇中や、専業主婦の方の子育てです。
昔は近所付き合いも濃厚で、多くの大人が子育てに関わり、年上の子が下の子の面倒を見たり、近所の子どもが年齢に関係なく集まって、
小さい子とも面倒を見ながら一緒に遊ぶ、ということがあたりまえに出来ていたようです。
ところが今では異年齢の集団で遊ぶ子どもの姿はほとんど見かけなくなってしまいました。
子どもの数が少ない分、母親が子どもにかかりきりになる時間が増え、母子の過ごす場所も密室化されています。
私も子ども冬生まれだったこともあり、娘が生まれてしばらくは、必要最低限の買い物に行く以外はひきこもりがちでした。
5ヶ月を過ぎた頃、「学区のコミュニティセンターの和室で月2回、子育てサークルを開催します。」との案内を自治体の回覧で発見!
最初はおっかなびっくりで参加したのですが、そこで娘にようやくお友達が出来ました。
地域の民生委員さんによる主催で、開催日時の火曜日の10時から11時半には保健所の学区担当の方もいらっしゃり、子育て中の悩み相談をすることも出来たのです。
オモチャも最初はサークルにはなく、各自が持参していたのですが、ペットボトルやトレイによる手作りオモチャ作り教室を開いてみんなで作ったり、
参加費(1回100円)を集めて、そのお金でみんなで遊べるボールプールや絵本などを買ったり寄付していただいて充実していきました。
最初の頃こそ参加者は10組程度でしたが、少子化と言われていても同じ学区には沢山のお子さんがいて、参加者は30組を超えました。
そのため場所が狭くなったのと、走り回れる子と小さい子が同じ場所に沢山いると危ないことから1歳未満と1歳以上で集まる場所を変えることに。
1歳児以上はコミュニティセンターから、防災センターの集会所に変更になり、ちょうど1歳を超えた娘もそちらに移りました。
防災センターの集会場はとても広く、畳敷きで50畳ほどもあり、20組程度の親子が入っても安心して遊べる広さ♪
ママ同士の交流も深まり、同じマンションの親子にも出会うことが出来ました。
そして会社に復帰してサークルを卒業するお友達のお別れ会もあり、私がサークルとお別れをすることになった時にはとても淋しく感じました。
サークルの受付をしてくれる民生委員さんに、娘と会うたびに「大きくなったね~」とか「こんなことも出来るようになったのね」と褒めてもらえると
毎日接している親では気づきにくい成長を改めて気づかせてくれたり、「お母さんよくがんばってるね」と言ってもらえるととても嬉しかったものです。
マンションで子育てをしていると人付き合いというのはどうしても同じマンション内の、それも子育て中の家庭だとかに限られがちです。
イベント開催も色んなマンションでもみられますが、マンションの住人に限られてしまうことが多く、地域を巻き込んだ試みは、少ないのではないでしょうか。
大きなマンションだと自治会や子ども会なども、マンション内だけで済んでしまったりしますが、それでも子どもが小学校に上がると、PTAとして
学校行事や地域行事に参加しなければならないことも多々あり、マンション以外の周辺地域との付き合い方にも気遣いが必要なときがあります。
特に子育て中はどんな思いがけないことで近所の方の手助けが必要になるかわかりません。
お隣や近所の人の顔と“○○さん”を知るためのチャンスとなる出会いを増やしたいものです。
そのために、マンション内に2つの集会場があるといいなぁと思いました。
一つは和室、これは子どもが遊んでいて転んでも安全なこと、そして靴を脱いでイエのように寛げることで、集まる人の距離も縮まると思います。
もう一つはフローリングやタイルなど、汚れても掃除がしやすくフレキシブルな使い方が出来る仕様に。
この集会場は基本的には住民の方優先ですが、近所の方も受け入れられるようになっていると、マンションを核とする地域コミュニティを広く根付かせるのに役立つことでしょう。
地元団体と協力して、地域で子育てをする試みを大切にしていけたらな~と思います。
そしてここでは子育て世代に限らず、ペットを飼う同士の集まりなどを開いたりして、マンション内だけでなくご近所さんとの多くの出会い・交流の場になるといいですね。
「手遊び・指遊びコミュニティ」
昔の子供は、手や指を器用に使って、歌遊びを楽しんでいました。幼児は「かいぐりかいぐりとっとのめ」とか、「おてらのおしょさんがカボチャの種を播きました」などと、歌いながら手を動かして遊びます。こうした遊びは今もテレビの幼児番組などで取り上げられるようですね。こういうのは私も記憶があります。
「せっせっせのよいよいよい」系は二人組の手遊び。これは少し年齢が上がって、小学生くらいの女子がよくやっていたものだろうと思いますが、既に私が小学生だった時代には、子供の遊びとしては見る機会がなかったように思います。
男子は、歌が伴わない、指を組み合わせてカエルの顔の形にしたりする遊び。これは私も経験があります。指を組み合わせて形を作る影絵遊びも楽しいものでした。
ほかにも、手や指を使って遊ぶ昔遊びがたくさんありますね。そういうのを発掘して実際にやってみる、憶えていくというコミュニティはどうでしょう。
参加者は一人一人、あらかじめいくつかの手遊び・指遊びを憶えておきます。「手遊び」「指遊び」などのキーワードで検索すると何冊もの本が見つかりますから、それらを参考にしていけばいいですね。あとはみんなで会った時にそれを教え合います。必要なのは教える側の記憶だけ。全く道具を必要としませんから、いつでもどこででも、楽しいコミュニティタイムが展開できますね。
こうして童心に還るひとときはとても貴重ですし、未婚者や若い夫婦は来るべき子育てのため。中高齢者は指を使って脳の活性化。色々な実用価値も見いだせると思います。
興が乗ってきたら手話も憶えてしまいましょう。いい教材があるんです。
新沢としひこの歌でおぼえる手話ソングブック ともだちになるために
新沢としひこの歌でおぼえる手話ソングブック2-きみとぼくのラララ-
それぞれ上が本、下がそれと対になったCDで、歌いながら手を動かしていくことで簡単な手話が憶えられていくというシリーズです。手遊び、歌遊び感覚で手話がおぼえられる、という言い方をするとやや語弊があるかもしれませんし、この本で身に付くのは本当に初歩的なところまでですが、それでも手話という世界を覗いてその概要を理解するのとしないのとでは全然違いますね。
版元のサイトを見ると、書籍の対象年齢は一般となっていますが、
子どもの手に合わせた、やさしい動き、やさしい手話、きれいな手話を選んで、できるだけかんたんに、そしてきちんと意味の伝わる手話表現を工夫しました。
http://www.suzuki-syuppan.co.jp/script/detail.php?id=1030090514 より引用
とのことですから、大人だけでなく、子供も含めたみんなで楽しみながらおぼえていくことができます。
こんな感じで、歌と手と指で色々楽しむコミュニティタイムの輪が広がっていったら、その周りの社会も明るくなっていきそうですね。
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