THEME:「新しいイエで、リニューアルライフことはじめコンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
*回答条件* 下記のページで詳しい質問をご覧になってご投稿くださいね!
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20120118
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。
※回答欄のはてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は回答欄のスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
「きちんと片づける」
収納箇所を決めて、収納スペース以上のものは 持ち込まないようにする。
新居で部屋が広くなった場合、収納スペースも増えることだろうから、
最初のうちは いいとは思うけど、そのうち収納スペースが 足りなくなってくるのは 間違いないと思います。
それでも、なるべく収納スペースを超えないように がんばる みたいなルールが 必要かなーって思います。
物があるのが ゆたか かもしれないけど、ありすぎるのは
心のゆたかさを 奪う原因になると思います。
「耐震性を考慮したインテリアの配置」
今から17年前、1995年のことです。誰もが忘れていないであろう「阪神大震災」が発生しました。
その年、私は、親元を離れて神奈川県川崎市で一人暮らしを始めました。引っ越しにあたって考えたことは、地震はいつくるか分からない、地震が来ないことを前提にしてはならない、ということでした。
借りたイエは、駅から少し歩いたところにあるワンルームマンション。鉄骨・軽量発泡コンクリート造りで、建物そのものは十分しっかりしていました。家賃はちょっと高めでしたが、安全には代えられないと考えました。
神奈川県のハザードマップを調べて見ると、そのあたり一帯は、万一多摩川が氾濫すると、2mの高さまで水没するとのことでした。それで、フロアは3階を借りました。
次に考えたことは、家具をいかに「倒れないように配置するか」。
幸い、そのマンションには小さいながらクローゼットが付いていましたので、スーツやコート類はそれを利用しました。造り付けのクローゼットなら、倒れてきて怪我をする可能性はありません。
その他の収納家具も、原則として「腰の高さ」までに抑えました。
例えばオーディオ機器。縦長のカラーボックスを横において、重量のあるアンプを下に配置して、腰の高さまでで設置。操作はリモコンを使います。ワンルームのスペースにリモコンなど必要ないようにも思えますが、床下すれすれにあるボタンやダイヤルを操作するより、やっぱりリモコンが便利でした。
部屋で一番背の高い品物は冷蔵庫。それでも一人用のコンパクトなもので、倒れても大きな被害はないと考えました。(中の食品がひっくり返ってしまうことはやむを得ません。)
その後家具を買い足す時にも「耐震性を考慮した設置」が出来るよう、背の低いものを選びました。
それから7年、川崎で暮らしまして、幸いなことに、その間、大きな地震は来ませんでした。
実際、阪神大震災の後、中越地震、中越沖地震、東日本大震災と、震度7クラスの地震が日本で発生しました。
防災意識は、インテリアのプランを練る際にも、常に忘れないようにしたいと思っておりますが、引っ越しや新生活を始める時には、いつの間にか高く積み上げてしまった収納家具をリセットするチャンスです。
背の高い家具を置かない、という考えは、今住んでいるイエにも引き継いでいて、やむを得ず衣類の収納だけは「肩の高さ」までの収納家具を買いましたが、それより高い家具は置いていません。
「早朝のジョギング」
引っ越しに乗じて心機一転、朝早く起きてジョギングする習慣をはじめられてみてはいかがでしょうか。
ジョギングといえば話は単純ですが、実際に早起きするとなると朝に弱かったり夜更かしの誘惑に逆らえないなど難しい面があります。しかも夜更かしが健康に及ぼす悪影響は頭ではわかっていても、健康とは一度実際に失ってみないことにはその本当のありがたみがわからないものですから実践が難しく、そこをやれるかどうかがキーポイント。
もし早朝のジョギングを継続することができれば、早寝早起きが習慣化されますので、結果的に規則正しい生活が身につき、それに伴い生活変化によっては何かと運動する機会が減ってしまうこともありますが、そのような運動不足解消にも役立ちます。生活習慣が乱れると徐々に体調に出てきてしまいます。このように健康への悪影響を未然に防ぐという意味でも健康管理はより良き生活への第一歩としてお勧めしたいです。
ただし、膝の具合が悪い方などには問題となることもあるらしいと聞きますから、そのような場合には専門の方とご相談の上で判断されたほうがよろしいかと思います。
ともあれ、独り暮らしを始めると何かと生活時間が狂ってしまいがちなので、健康的な生活を守るためにも、そうした暮らしのリズムを維持するための習慣を持つことはより実りある日々をもたらしてくれるように思われます。
2回引っ越した経験上、思うのですが、前の家からある程度処分して、次の家に移れるよう家具等考慮しておかないと、引越し先で相当処分した経験があります。
父親がなんでも置いておくのが好きな人なので、大変だった・・・。
なので、部屋の見取り図など使用して、事前に配置するようにした方がいいです。
(当たり前のことなのかもしれませんけど・・・。)
できれば地震大国なので、収納スペースがあればそこに押し込めた方がいいでしょうね。(自宅は収納スペースがあんまりない・・・。)
最近は寒いので、日向ぼっこです。
暖房もつけず、日向でほっこりと暖まれるスペースを作って、のんびりと本でも読みたいです。
「花粉やほこりを低減させるためのエアフローを考慮した家具の配置」
空気清浄機で効率よく花粉やほこりを回収するエアフローを第一に考える。
「ベランダでプランターでの野菜栽培」
プランターで野菜を植え始めるのは、いつでもやろうと思えばできることだと
思いますが、引っ越しをして、新しい住まいに住み始めた時に開始するのは
ありだなと思います
時間が経過するとベランダでもスペースがあまり確保できない場合も
あると思います。(収納場所がないという事でベランダに置く場合もありそうですし)
それを防ぐためにも引っ越しした時にプランターで野菜を栽培する
スペースをちゃんと確保するわけです。
自分で愛情かけて育てた野菜はやっぱり収穫できたら嬉しいですし
それの育つ姿を見るのも楽しみになりますからね
「老いも若きも誕生日の計測」
柱の傷はおととしの…というのは5月5日(端午の節句)の背比べですが、
成長期には誕生日ごとに身長を決まった物に記録するとあとで宝物になりますね。
成長終わったよという大人はメダボ対策に腹周り&体重を記録していくという方法もあります。
大概の身長記録計は60cm~130cmか150cmなのですが以下の内容だと0~200cmまであるので、老いも若きも記録できていいなぁと思いました。
「散歩の習慣」
新たなイエや土地で暮らすようになると、
その場所をしっかり知る、なじんでいくということが大切になります。
私は、昨年6月に引っ越しましたが、近所をたくさん散歩しました。
自転車や走ったりするスピードでは目が留まらなかった発見があったり
自分のイエを違った角度で見るというのも
良い体験になります。
最近は寒いので、日向ぼっこです。
暖房もつけず、日向でほっこりと暖まれるスペースを作って、のんびりと本でも読みたいです。
「本棚のリニューアル」
何度も読む本を前面に出し、読まなくなった本はだんだん奥へ。
「引越しを機会に住まいのメンテナンス明確化」
快適な住空間を維持するのには日々のメンテナンスが欠かせません。メンテナンスというと大げさになりますが、要は掃除や収納のことで、これが意外とずるずる適当になっていたりして、年末の大掃除の時に大変な思いをされることは多くの人が記憶にあることと思います。
大抵は年末に来年からは気持ちを入れ替えて、とか年度の初めに心を入れ替えて掃除をおろそかにしないよう誓うと思いますが、同じ住まいだと、思うだけで実際に行うのがどうしてもできなかったりします。
人間は習慣の生き物ですから、同じ住まいでは習慣を変えるのは努力を要します。
そこで、引越しという新しい環境を得る機会を利用して、思い切って「新しい住空間メンテナンス実施要綱」みたいなものを作成してそれを実行してみるのはいかがでしょうか。
実施要綱と書いてしまいましたが、いろんなものを細かく制度化して、それを全部実行するのが大変で結局やれない、ということでは元も子もありませんから、家族で相談するなり、自分でできる範囲のことを考えて、実行可能なものにします。
例えば、我が家が引越しをしたときのことですが、新築の家なのでメンテナンスを考えるのも非常に有意義で楽しく感じました。
私の家の場合、まず決めたのは暖房がしっかり入っているし、床も綺麗にフローロングしてあるので、家ではスリッパを履かないで過ごせるようにしようということでした。スリッパは歩きにくいので、履かずにすむということはそれだけ移動が楽で過ごしやすいということになります。
このように決めたあと、それに添って掃除はどうするのか、ということがおのずから決まってきます。掃除の内容をいちいち決めるのは柔軟性にかけるので、「スリッパを履かずにすむ床の維持」ということを念頭に置いたのです。
ただし、家のあちらこちらで誰が掃除するか、ということは決めたほうがいい場合もあります。
我が家の場合はトイレや風呂がそれに当たります。以前の家ではそのあたりがあまり明確でなかったので、なんとなく誰かに負担がかかって不満が出ることがありました。そこで新しい家ではトイレは完全な当番制で、風呂の場合は洗濯するひとがついでに洗う、という具合に決めました。
我が家の例ではなくて、昔の職場の話になるのですが、新築の事務所へ引越しが決まったとき、所長が「新しい事務所は禁煙だ」と宣言しました。
これなどもメンテナンス明確化の一つといっていいかもしれません。
古い事務所は煙草のヤニで薄汚れた感じになっていまして、これを綺麗にするのは並大抵のことではありません。
新しい場所へ引っ越すならば、最初から禁煙にしておけば部屋もずっと綺麗なままで維持できますし、煙草を吸われる方なら、この機会に禁煙と新しい習慣を始めるいい機会になるでしょう。
私の経験から簡単な例を挙げましたが、それぞれのライフスタイルに合わせて、新しい住まいでは是非ここを綺麗にしておきたい、というところについてそのメンテナンスの方法を考えて新生活を始めてみましょう。
「新しいイエの『楽しく気持ちのよい新生活を送る』ための観葉植物」
新しい、中には何の家具もないイエは、いろいろと自由に家具を配置できます。タンスとか、本棚とか、テーブルとか、その他さまざまな家具をイエの中に配置すると思います。新しい家具などをセットした後、新しいイエでの生活がスタートします。その生活をより楽しく、より気持ちよく過ごすために何かしらのアイデアは必要になってくるかと思います。
そこで、気持ちよいライフを送るために、さまざまなところに観葉植物を置くのはいかがでしょう?観葉植物も家具と同様、いろんな場所に飾ることが出来ます。
観葉植物は、主に屋内で、葉の形や大きさや色や模様などを、見て楽しむことを目的に栽培される植物です。観葉植物は手を加えることで、インテリアとしても栽培そのものも楽しむことができます。また、植物の葉っぱなどのグリーンは心と体をリラックスさせる効果があります。観葉植物は植物そのものの魅力を楽しむだけではなく、自分だけの癒しの空間を作ることも出来るアイテムです。このように「観葉植物」は楽しく、気持ちのよい生活を送るためには最適だと思います。
家具の配置や掃除なども、キレイな、気持ちよい生活を送るのに必要なことですが、植物も心を和ませてくれる、リラックスして気持ちよくなれるという効果がありますので、良いアイテムとなります。そうすると、イエをどのようにアレンジして、どこに飾れば良いかなど、必要になってきますね。
飾る場所は考えればいっぱい考えれば出てきますが、飾り方も考えなくてはいけませんよね。
たとえば、通常の土壌の代わりにアクアボール(ハイドロボール)という人工土壌を作って栽培するハイドロカルチャーはいかがでしょう?
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鉢にはグラスなどの底に穴のない透明な容器などが使えて、植えて観せる土としてインテリア価値があるかと思います。アクアボールという人口土壌のもつ特性は優れていて、保温性、通気性などが良く、植物が出す有害物質を吸収排出してくれるので、観葉植物が健康を維持する上でとても良いものといえます。
清潔で管理も楽なので、新しいイエにはオススメです。
ボトルガーデンも自分的にはオススメです。
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ボトルガーデンとは、蓋の出来るガラスの瓶の中に観葉植物を植え込み楽しむ方法です。密封した瓶や容器の中でしっかりと育つのかが心配になるのですが、ちゃんと育つというところが植物のすごいところなんですよね。用土には上記でも説明したアクアボールを使うので、基本的な育て方はハイドロカルチャーと同じなので、ハイドロカルチャーと一緒に育ててみるのもいいかもしれません。
どちらともガラスの容器を使うので、これもまた、キレイなインテリアになるでしょう。
ここでは、2つの観葉植物の飾り方を紹介しましたが、他にもまだまだあります。このように、いろいろな観葉植物の飾りをやって、気持ちのよいインテリアにして、気持ちのよい新生活を過ごしてみるのはいかがでしょう。
「家庭菜園」
野菜とか花とかを育てたいなとは思っていましたが、
スペースもなく洗濯物などで占領されていたため、
できませんでした。
思い切ってちょっとした畑みたいなものを作って、
周りでお花などを育てたいです^^
育てるには日当たりもよくないといけないので、
明るい家になりそうです。
「古道具の家具。古き良きものを再活用」
私が以前に引越しをした際の事をお話したいと思います。
はじめは引越しする前に家の中の家財道具など心機一転したい!なんて思っていました。
全て新品で揃えて新しく作り出すインテリアにわくわくしたものです。
そんなある日、古道具屋さんをのぞきました。
するとそこには素敵な家具が盛りだくさん!
私は思わず興奮してしまいました。
新居=家具は新品
そんな方程式を自分の中で組み立ててしまっていたのですが、固定概念が一気に覆されました。
古道具の家具達は良い味が出ていて、どれも親近感が湧きました。
愛着をすでに感じだしてしまい、どの家具も歴史を背負って今も生きているという表現がピッタリでしょうか。
生きた家具 そんな感覚を覚えたのです。
新しいものも良いのですが、古道具は凄く良い味があるのです。
少しくたびれた風合い、木のぬくもり、錆びれた箇所、傷、くすみ。
まるで長らく生きた人間の生きざまを見ているような感覚にとらわれます。
ネットでも素敵なお店がありますので、参考までにあげてみます。
仁平古家具店
http://www.nihei-furukagu.com/
古道具 水無月
http://minazuki.in/
そうすけ
http://www.so-suke.com/
tree note
http://tree-note.net/
まだまだ沢山ありますが、このへんで・・・。
話は戻りますが、古道具の良いところは、気持ちをホっと和ませてくれる部分でもあります。
ピカピカの中に居ると少し気持ちが落ち着かず、慣れるまでに時間がかかってしまいます。
それはまるで、小学生の頃、クラス替えをして、周りは知らない友達ばかりになってしまった時のように。
慣れてしまえばそこは都かもしれませんが、気持ちがざわつくあの時の感覚に似ています。
しかし、古道具はどうでしょう?
いつもの顔ぶれ、慣れ親しんだ親友と一緒に居る時のような安心感がそこにはあります。
違和感なく、空気のような存在と言ったら良いでしょうか。
スっと自分の中に自然に入り込んでくる感覚です。
不思議ですよね。
そんなわけで、私は、引越しによるリニューアルライフは、「古道具に囲まれた暮らし」これをコンセプトにし、新品よりも、味のある古きよきものを大事に受け継ぐ心をお勧めします!
「新しいイエの収納ルールを決めよう」
今の住まいに引越す際、思い出の品が次々と出てきて、どれを残すか、手放すかととても悩みました。
思い出のものは年々増えていく一方で、イエの収納スペースには限りがあります。
生活をはじめる時には、収納できる限界量を考え、その中に収まるように管理していく必要があると思います。
そのためには、まずは新しいイエの収納場所と収納量を知ることが大切です。
新しいイエと今までのイエの収納場所は、多少位置やサイズ、数などは違うことでしょう。
今の荷物をそのまま新居に持っていった場合、同じように収まらなかったり、入れても使い勝手が悪かったりするかもしれません。
引越し前に図面で測ったり、室内の写真をとっておき、どこに何を収めるか、をあらかじめ考えておきたいですね。
家族でよく話し合って、この物はどこにあると使いやすいのか、どこで使うことが多いのか、などを話し合っておきたいと思います。
今でも家の中の物それぞれに、収納ルールは決めているのですが、時々”家族共有”で使うものについては置き場所などを見直しています。
頻繁に家族それぞれが出し入れするものは、みんながわかりやすく、しまいやすい収納を心掛けるように努めています。
わが家のダイニングテーブルでは、書き物をしたり、パソコンをしたり、読書、勉強、テレビ、折り紙、お絵描きをしたりなど、フレキシブルに使用しています。
ここに人が集まるので、文具や爪切り、耳かきといった、使用頻度が高い家族共有の物をダイニング内に置いてあります。
ここは、文房具が入った箱。こっちは衛生品の入った箱と分けて置いてあるので、子どもたちにも使ってしまう時はココ!とわかりやすいようです。
それから、よく一緒に使うものはセットにしておくのと便利です。
玄関先で新聞や雑誌を縛るためにビニール紐は置いていたのですが、ハサミもその時に使うので、今ではセットで置いてあります。
また、洗面所で洗濯物を干していて、ほつれた糸が気になってもリビングまでハサミを取りに行くのは面倒に思う時があります。
子どもの手のとどかない鏡の後ろの収納場所に小さなハサミを入れてあります。
同じものは沢山持つ必要はないといわれますが、その場所で使うものがそこにあった方が導線的にも有利な場合があります。
ところで引越し前にはあまり荷物の整理ができず、とりあえずほとんどそのままの量を持ってきてしまう場合もあるでしょう。
その時にはイエの収納スペースに荷物を入れる前に、収納スペースと、現在の荷物の量をチェックしてみましょう。
引き出しや棚などに入りきらなそうでしたら、箱から荷物を一つ一つ取り出して改めてその物が必要かどうかも確かめます。
新聞などを2枚ほど広げた上に、残したいものと手放そうと思うものを分けて置きます。
その際、時間をかけずに直感的に判断しないと、迷いが出て余計に決められなくなります。
残すか、手放すかの判断ができなかったものは、無理に決めず、判断できなかったものだけを分けて、それは仕舞いこまずによく見る場所に置いておきます。
そして時々手放すか、やはり残したいかを確認します。
これは引っ越して荷物を一旦収めた後、しばらくたってから改めて棚や引き出し単位で行ってもいいでしょう。
今までは必要であったものも、今は不要になっていることもあるかもしれませんし、あ、ここにあったんだ!?という発見があるかもしれません。
収納場所が思った位置になく、ここにあると便利なんだけどなぁと思ったら作ってしまいましょう!
コンセント上の壁に収納ボックスを取り付けて携帯の充電スペースを作ったりたり、洗面所の扉の後ろに紙箱を取り付けて収納場所を作り、お掃除セットを入れてあります。
あと家電の説明書を置く場所ですが、説明書だけまとめてしまっておいてもいいですが、買ったばかりの家電には、その家電のそばにクリアファイルに入れて置いておくほうが最初は便利です。
それぞれのイエでよく話し合って、イエごとの素敵な収納ルールを決められるといいですね^^
「家族で暮らすイエづくり」
我が家が目指しているのは、家族みんなが安全にくつろげるイエづくりです。
新しいイエでの生活をはじめにあたって、その楽しみの一つがインテリア選び。
内装の雰囲気に合わせ、カーテンを新調したり、ラグやソファのカバーリングを揃えたり、テーブル、ダイニングセットをトータルコーディネートすることは新生活を迎える際の醍醐味でもあります。
もちろん手持ちの家具をリメイクするなど全部を新調することはないでしょうが、新しいイエのインテリアは自分たちが気に入ったスタイルでまとめたいですよね。
では、自分に合ったスタイルとはどうやって見つければいいのでしょうか?
どんなにカッコいいインテリアでも、そこで気持ちよく過ごせないなら意味がありません。
デザイン性の高いガラステーブルは、娘が角にぶつかったら怪我をしかねません。
また、テーブルの上に登ったりしたらガラスが落ちたり割れたりしかねない危険をはらんでいます。
素敵な布ソファや、カーテンも子どもがくるまって遊んだりするため、イエで頻繁に洗えないタイプのインテリアは汚れると無残です。
友達が子連れで遊びに来てくれた時も、その子がケガをしないか、また汚れがひどくならないかなどドキドキして楽しめません。
なるべくストレスが溜まらない、汚れが付きにくく汚れても掃除が簡単、部分的に交換も可能!なインテリアの方が子育てを楽しむ秘訣です。
インテリアを選ぶ前に、自分と家族がどんなテイストが合うのかを知る必要があります。
まず、今まで住んでいたイエのお気に入りの空間をチェックしましょう。
そこの気に入っている点を見つけ、現在満足している空間と同じようなスタイルなら、暮らしに合った無理のない雰囲気の部屋を作ることが出来ると思います。
それから普段自分たちがイエでどう過ごしているかも考えて。
私たちが今の住まいで気に入っている空間は、木製家具や生成りの布、自然素材を用いた温もり溢れる雰囲気の、ナチュラル&アジアンスタイルです。
色目は、木そのもののナチュラルな色合いを中心に、あわせる色もベージュ、ブラウン系、アースカラーなどが好みですね。
グリーンを取り入れると、より自然体で暮らせる明るい空間ができあがります。
そしてみんな床に直接座って過ごすのが好きなので、腰掛けるタイプのソファよりはローソファーやリクライニング式の座椅子の方がよさそうですよね。
家具もその時の目線に合わせて低いものを選ぶと圧迫感がなくていいでしょう。
これからは娘の勉強場所としてダイニングテーブルに長居することになりそうなので、長く座っても疲れないよう椅子にもこだわりたいです。
自分たちが快適に過ごしたい場所やその理由は?と考えていけば、どこに何を置けばいいのかがだんだんわかってきますね。
そして照明の位置や色、場所にも気をつけて。
気に入った位置に照明がない場合は天井だけにこだわらず、スタンド照明や、床置きの照明を使ってみるのもいいでしょう。
照明もインテリアのひとつ、光と影で部屋のイメージを左右します。
家具の色も照明の色によって変わって見えてしまうことがあります。
最後にサイズに気をつけましょう。
部屋の奥行きや天井高、入り口の幅などを把握しておけば、置ける・置けないがハッキリするので、家具のサイズで迷わずにすみます。
椅子を使う場合は、立って時に椅子を引いた時にも後ろに人が安全に通れる空間が出来るかどうかなども要チェックです。
あとは実際暮らしてみて、ここから見える景色が素敵!こうした方が便利!など気がついた時にインテリアの微調整をしていきましょう♪
「新しいイエで始める《むかしぐらし》」
田舎暮らしというのがありますが、都会を捨てて田舎で暮らすことは、そう簡単に出来ることではありません。そこで、引っ越しを機会に、都会にいながらでもスローなライフスタイルを楽しんでいける「むかしぐらし」を提案してみたいと思うんです。
「むかしぐらし」といっても、古民家に住んだり、古い道具に囲まれて暮らすことではありません。現代生活の中に、昔の暮らしのエッセンスをちょっと取り入れてみる。そんな暮らし方の提案です。以下、その一例をご紹介してみましょう。
むかしぐらし・その1。それは、資源が循環する暮らし。たとえば水。お風呂に使った水を打ち水に再利用したりすれば、もうそれだけで立派な資源の循環ですよね。下水に流せばただの汚水ですが、地面に撒けば暮らしに涼しさをもたらしてくれるだけでなく、資源として自然に還っていく水となるわけです。
そんなこと言ったって、風呂の水を庭に持っていくなんて大変な労力だよ、いくら新しいイエだからって、そんな工夫、簡単にはできないよと言われるかも知れません。でも、風呂の残り湯を洗濯に使ったりする工夫なら、かなり簡単に出来ますよね。そしたらそこで節約した分を水道から出して打ち水したって結果は同じこと。
なんていう柔軟な発想で不可能を可能にしていく。そういう暮らしの振る舞いの工夫、生活動線の工夫、設備の工夫等々を、引っ越しを機会に整えていく。新しいイエをアイデア実現のキャンバスと考えて創意工夫を凝らしていく。そんな引っ越しが出来たら素晴らしいと思うんです。何だかワクワクしてきませんか。
むかしぐらし・その2。それは、季節を楽しむ暮らし。季節の楽しみ方には色々あると思いますが、私はやはり「室礼(しつらい)」を楽しむ暮らしを提案したいと思います。
室礼とは、飾りや調度をその場にふさわしく整えるということ。平安時代には、もっぱらおめでたい儀式の日に整えた調度装飾のことを指していたようです。今は、たとえばお正月、節分、立春、雛祭、端午の節句、七夕、重陽の節句・・・・等々の特別な日に相応しい飾りを整えたり、さらに発展させて季節ごとの美しさを愛で楽しんでいく装飾や、部屋作り全般を指すものと考えていいと思います。
室礼は、洋室でも和室でも、リビングでも寝室でも、玄関でもトイレでも、どこででも楽しめます。室礼で検索すると様々な参考例や書籍などが見つかりますし、そうした先例の殻を破るような、独自の室礼を編み出してもいいですね。
室礼を楽しむ空間作りのコツは、余計な物が無い、すっきりとしたシンプルな空間としていくこと。あまりに味気ないから何かを飾ってみたくなる。そのくらいの「詫び」の空間にしておくと、室礼が映えるんです。
現代生活は物があふれていますから、なかなか物を置かないシンプルな空間は作れないですが、新居移転を切っ掛けにするなら、上手くいけば一部屋、そうでなくてもたとえば玄関だけは驚くほどスッキリ、なんていう下地を整えることが可能ではないかと思います。
むかしぐらし・その3。それは、多様生命共生の暮らし。言い換えると、毒物を持ち込まない、使わない暮らしです。殺虫剤、防虫剤、合成洗剤、etc. それらは暮らしを便利にしてくれるかもしれません。でも、それは必須のものですか? それを使うことが暮らしを守るという無根拠の盲信はありませんか? 百歩譲って必要性があったとしても代替手段はありませんか?
新しい住まいでは、あらゆる毒を避けましょう。現代のイエは、それでいわゆる害虫が湧いたりすることは少なくなっています。また、イエはてなには、殺虫剤や防虫剤、合成洗剤といった有害物を不要とする暮らしの知恵やヒントがたくさん紹介されています。
それらは、面と向かっては出会わない、土の下や草の葉陰などに生きている、小さな命のための思いやりです。それが地域に残った自然を守ります。そうして地球の命と共生していく暮らしのイエは、きっと運気が上昇し、福がやってくるイエになると思いますよ。
と、引っ越しを切っ掛けに、こんなライフスタイル、いかがでしょう。それぞれの暮らしの中で出来ることを無理なく楽しく。でも暮らしの転換期に合わせてちょっと大胆に。素敵なリニューアルライフことはじめになっていくと思います。
カギ括弧まで付けて書きながら、字が間違っていました。
誤> そのくらいの「詫び」の空間にしておくと、
正> そのくらいの「侘び」の空間にしておくと、
ですね。申しわけございませんでした。
「庭を畑にして、二十四節気七十二候暮らし大作戦」
私が一戸建てに引っ越しできたとしたら、思い切って庭全体を畑にしてしまいたいと思います。
門から玄関までのアプローチの両側に大根や人参が植わっていたりしたら、すっごくかわいいと思いませんか?
根菜類はプランターでということがちょっとむずかしいですから、庭付きの家が持てたらぜひ育ててみたいもののひとつです。
夏はカボチャなんかいいなぁ。
ツルを上手に誘導して、アプローチの両側を飾るんです。
たくさん実ったら、お客様にもチョキンと切って、さしあげましょう。
ミニサイズで一食使い切りが出来る「ぼっちゃんカボチャ」なら、気軽なおみやげとしてお持ち帰りいただけます。
掃き出し窓の前には棚を作って、キュウリやゴーヤやハヤトウリ。
植物が作ってくれる緑のテラスです。
その下にシートを広げてお弁当を食べるなんて夢だなぁ。
もちろん使うお野菜は自家製ですよ。
そのほかスペースが許す限り、色んなお野菜を育ててみたいですね。
季節ごとに様々な作物が育ってくれたら、どんなに楽しいお庭になるでしょう。
と、ここまではただの園芸好きの夢。
でも私にはもっと大きな憧れがあるんです。
それは毎日、二十四節気七十二候や、季節の区切りを表す雑節などを実感しながら暮らすこと。
庭の畑はそのためのフィールドなんです。
私は今、ベランダ菜園やベランダ田んぼを楽しんでいます。
そんな中で、本物の農家の方のお手伝いをさせていただく機会にも恵まれてきました。
季節ごとの農作業のポイントも色々教わったのですが、お年を召した農家の方は、皆さん、何月ごろという言い方をしないんです。
「半夏生になったら」
「立秋を迎えたら」
そんな言い方なんです。
そしてそれが季節感たっぷりで、すごくすてきなんです。
あぁ、本当に季節や自然と一緒に生きてきた人たちなんだって、それが植物と共に生きるってことなんだって、素人のくせに生意気ですけど実感してしまいました。
だから、庭で畑をやりつつ、そういう季節を肌で感じて暮らしていく。
畑で実感した季節を、四気それぞれの部屋作りや、旬を生かしたお料理や、色んな所にも生かしていく。
そんなライフスタイルを思いっきり楽しんでみたいんです。
日本の伝統だった農を積極的に取り入れることによって、本当の意味で「和」を楽しんでいくことができるのではと思います。
もちろんベランダ菜園でも季節を感じて楽しんでいくことはできますし、今もそうしていますが、新しいイエでのリニューアルライフことはじめとして計画するなら、庭全体を畑に割り当てることだって可能!
そんなイエ、めったにないですよね。
やってみたいです。
「植物性素材の暮らし作り」
家族の暮らしをそのまま移動させるお引っ越しでは、暮らしの全てをリニューアルするようなことは難しいと思いますが、進学や就職で上京したり、新たに独立したり、結婚して新居を構えるといった人生の節目なら、かなり思い切った新生活が構築できると思うんです。
私なら目指すのは植物性素材の暮らし作り。家屋の構造については贅沢は言えませんが、部屋を作っていくファブリック類は木綿や麻など、植物由来繊維にこだわりたいと思います。使われる染料も、選べるならば植物由来成分。ようするに草木染めですね。部屋中、イエ中、そういう素材に統一。
カーペットも綿素材がいいなぁ。カーペットにはウールが最も適していると言われますが、天然素材でも、動物性のものは使わないことにこだわりたいと思います。なぜそう思うのかはここでは深く書きませんが、とにかく動物にやさしい素材だけで暮らしを作っていきたいなということで。
思い切って畳の導入もいいですね。畳こそ日本の誇る最高の床材。転んでも固くないから子供にもやさしいし、断熱効果や調湿効果でお部屋快適。洋室の床が畳だって構いません。
こんなふうにして「住」が植物性素材になったら、「衣」も「食」も、思い切って植物性にシフトしていきましょう。最近イエはてなではヴィーガンやベジタリアンの話題が多いですね。私はお肉も魚も普通に食べちゃう食生活なんですが、健康指向としても動物愛護の観点からも、最近ちょっと菜食に憧れています。新生活を期に、キッチンには穀物とお野菜だけ!なんていう暮らしになっていくのも意義ある変化だと思います。
「衣」もできるだけ植物性。といっても合成繊維でなければ実現できない分野もありますから、そういうところには無理をしません。動物にやさしい暮らしにするためには、ウールや絹や毛皮の代わりの合成繊維製品は、むしろ積極的に取り入れるようにしていきます。あとは、綿などのナチュラルな風合いを楽しんでいくファッションで。
こんなふうに衣食住の全てに自分なりのポリシーを浸透させていくことを可能にしてくれるのが、引っ越しという契機だと思います。暮らしリニューアルでヴィーガンの仲間入りなんて、ちょっとすてきでしょ。お引っ越し先にお洒落なヴィーガンズカフェがあったら最高ですね。無かったら自分のイエで始めて、お友だちを呼んでヴィーガン料理を広めちゃうという手もあると思います。
「引っ越しを契機に『脱テレビ』」
これはきっと賛否両論あると思います。テレビの何が悪いんだという意見はもちろんあると思いますし、テレビを観たいという家族が一人でもいたら、こういう計画は無理強いするべきではありません。でも一人独立するとか、家族皆の意見が揃うなどの条件が整えば、思い切ってテレビを置かない生活もお勧めできると思います。
これからの時代、情報媒体としてのネットの地位はさらに高まっていくと思います。少なくともニュースや天気予報、最新のトレンド情報などは、様々なモバイル端末で読み出せる分、ネットの方がずっと勝っています。仕事に役立つ情報はネットで得るということも、今や常識ですね。
さらにネットは情報の多彩さが群を抜いています。たとえばイエはてなの兄弟サイト「みんなの住まい」など、あれだけの多彩な情報を放送で扱おうとしたら、いったいいくつの番組を使わなければならないでしょう。それぞれのコンテンツを担当する人たちはその道のプロフェッショナル。今やネットには、こういうテレビ番組に負けない、もしかしたらそれ以上かもしれない質と量の情報が満載です。
あとの娯楽は、自分でチョイスしたBlu-rayやDVDなどを、自分の意思で観ていけば十分。というか、映像との付き合い方はそれが理想。何となく惰性で点けているテレビから流れてくる情報に暮らしが支配されて、大切な家族の語らいの時間や、音楽鑑賞などテレビ以外の媒体の活用時間が侵食されていくのはもったいない。そういう考え方が生まれてもおかしくない時代だと思うのです。
でも、長年慣れ親しんできたテレビと縁を切るなんて、なかなか出来るものではありません。そこで引っ越しがチャンス。この際テレビ受像器は置かない。その代わり、Blu-rayなどの再生装置にはことん凝ったホームシアターなんていいですね。文明は否定しない。ただお仕着せの放送の洪水から身をかわす。そういう選択です。
わが家は引っ越しはしていませんが、最近かなりテレビ離れが進んでいます。録画以外ほとんど観なくなっています。その分の時間を、家族皆でキャンドルナイトを楽しんだり、語らいの時間に使ったり、音楽を聞いたりといった時間に使っています。家族皆で料理作りを楽しんだりもします。こんなふうに、今までテレビに使っていた時間が、様々な家族の時間に変わっていきました。今までは寝るためだけに帰っていたようなイエに、こんなにも豊かで多彩なコミュニケーションを楽しむ時間があったというのは、本当に驚くべきことでした。
それでいて、時代遅れになるかというと、全くそんなことはありません。ネットによって常に最新のトレンドと接していますから、流行りの歌もタレントも普通に知っています。バラエティ番組などの話題には疎くなりますが、最近は観ていないと人と話が合わなくなるような国民的番組はほぼ皆無ですから、あまり困りません。
そんなわけで、テレビがなければ浮世離れして世間に付いていけなくなるなどということはありませんから、新生活を切っ掛けに大きな変化を楽しんでみたいと思う人は、ぜひ「脱テレビ」を計画してみてください。やっぱりテレビがないと困ると思ったら、その時は元に戻ればいいだけです。
「信心深いイエになってみる」
ここでは特定の宗教ではなく、日本人の暮らしにずっと根付いていた、文化としての信心だけを想定した話とさせていただきます。たとえば先祖を祀る仏壇とか、神社から頂いたお札を祭る神棚といったものです。特別な組織に入会するような話ではないことを、まずお断りしておきたいと思います。
さて、神棚や仏壇をまつろうとして、結局断念してしまったという人は意外に多いのではないでしょうか。なぜかというと、おまつりする部屋や場所の条件が、なにかと難しいからです。
しきたりというのは地域により、家系により様々ですが、いざやってみようと思うと、本当に色々あるものだなぁと驚かされます。わが家の例では、リビングに仏壇を置こうとしたら、親戚からストップがかかりました。リビングはイエの下座に当たるからだめ、というのです。ではどこがいいのだと聞くと、先祖を踏みつけにすることは好ましくないから原則としてそのイエの最上階の上座の部屋に祀るのが良いとのこと。向きは南向きか東向き。西や北向きは極力避けるとの話。こういうのはしきたりに従った方がいいですから、はいはいと条件に合う場所に無事設置完了。これで大切な父の位牌を祀ることが出来ましたが、あとで神棚も祭ってみようかと場所を考えたら、仏壇がイエの最上位の位置にあるため、もう神棚は設置する場所がありませんでした。
上記はわが家の例ですが、とにかくしきたりというものはややこしく、あちらを立てるとこちらが立たないといった矛盾も多くはらみますから、新居を構える時に最初から計画しないと、まともにまつるのはちょっと無理だなぁと実感した次第でした。
考えてみると、昔は敷地内に屋敷神様を祭ったり、家の中に神棚を設えたり、先祖の仏壇を祀ったりするのはごく普通のことでしたから、それこそ間取りを決める時から、そういう計画が含まれていたわけです。ですから、新しいイエになる時に計画をするのが、日本の昔ながらのしきたりに適ったやり方なんですね。
信仰心は人それぞれですから、全ての人にとって神棚や仏壇が必要ということはないと思います。神様は神社に行って手を合わせればいいし、ご先祖様はお墓参りに行けばいいと考える人も多いと思います。でも、親の代から神社の氏子になっていて毎年お札を頂くとか、お墓が遠くて滅多にお参りに行けないなどといった人の中には、いつかおまつりしようかなぁと考える人もいると思います。そういう人は、チャンスとしては新居を持つ時。これに限ると思います。
わが家には仏壇しかありませんが、これを祀って、ちょっと私の暮らし方が変わりました。毎朝毎晩仏壇の父の位牌に挨拶する習慣が付いたので、夜遊びや朝帰りをしなくなったのです。こんなのも、ちょっといい変化かもしれません。特定の宗教に凝ることとは違う、日本の伝統文化としての神仏の崇敬を暮らしに取り入れるという「ことはじめ」は、なかなか充実した人生の基盤を作ってくれそうです。
「共同作業場があるイエ作り」
イエにカーポートを確保する。でも車を所有しない。そういう暮らし方を想定すると、カーポートのスペースを昔の土間のように使えます。
土間は日本人の暮らしに欠かせない大切な作業場でした。「かあさんの歌」では、藁打ち仕事の場所として歌われていました。そのほか農機具の手入れ、作物の選別、大きな土間の場合は脱穀機などを備え付けて本格的な作業場になっていたイエもあったと聞きます。
今の時代ならDIY好きの最適な作業スペースになりますね。暮らしの中では、家庭菜園などで大量の菜っ葉や大根などが収穫できたら、漬け物などの作業場にも出来そうです。大きな樽で豪快に漬けられます。
自転車などのメンテナンス場所にもいいですね。土日に乗りたい自転車の修理や整備が平日の夜に出来る。そんなスペースは有り難いです。
そういうスペースを、本来ならカーポートになる場所に作るのです。そこを家族の共同作業場と位置づけましょう。イエのための仕事を共同で行うことはもちろん、それぞれの趣味を別の家族がさりげなく手伝って応援する、話題にする、語らうといった、手仕事好きの家族同士のコミュニケーションスペースにもしていくんです。
スペースが共有なら、道具・工具類も共用できますね。手仕事好きは道具のメンテナンスも大好きですから、そういう作業でも家族の交流に花が咲くでしょう。父親は息子が生まれたらキャッチボールをするのが夢、とよく言われますが、親子でDIYや道具の手入れを楽しむのも、悪くない夢だと思います。
私が引っ越しという新生活を始めるとすると、結婚して独立というのが一番考えられるパターンですが、その場合も行き来が困難でない距離なら、この共同作業場を、実家の両親を迎える場として活用したいと思います。相手のご両親もDIY好きだったらいいですね。ちょっと凝った工具や機械などを置いて、それを使いに来ていただくというお付き合い。「週末、○○貸してくれるかな」「喜んで!」そんな交流をしていけたらすてきです。
ことによると妻に「君のお父さんがこれこれこんな機械を欲しがってるんだけど、僕が買って使いに来てもらったらだめかなぁ」なんていうおねだりも可能かもしれません(笑)。
新しいイエに、昔の土間に相当するスペースを生み出そうとする努力。これに成功すれば、とことん手作りを楽しむ暮らし方、手作りを通じて家族が、場合によったら実家や親戚まで含めた一族が交流していく暮らし方が可能になっていくことでしょう。
「来客が楽しくなるイエ作り」
居住空間と完全に分離されたゲストルームがあれば楽ですが、普通はなかなかそうはいきませんから、来客を想定したリビング作りを中心に考えてみたいと思います。
人を呼びたくなるリビング作りの第一歩は掃除が行き届いていること。ごちゃごちゃした部屋では掃除するのが億劫になってしまいますから、家具などのレイアウトを工夫して、掃除を負担に感じさせない部屋とすることが大切だろうと思います。床面を広く取り、入り組んだ部分を作らないこと。以前イエはてなのテーマになった「見せる収納」などが取り入れられるとかっこいい部屋作りが出来ると思いますが、それは掃除上級者向け。普通はワンポイントのアピールくらいにとどめておくのが無難かと思います。自己主張のある個性的な部屋作りもいいですが、その前に掃除しやすい部屋とすること。これが来客が楽しくなるイエ作りの第一歩だと思います。引っ越し直後なら、そういう原則の確立がたやすいでしょう。
もう一つ確立したい原則、それはリビングを「家族同士のもてなしの場」と位置づけることです。妻が夫を、夫が妻を、親が子を、子が親を、それぞれもてなしの心で迎える場。それぞれが他者の快適さを作っていく主人公になるという考え方。みんながそういう気持ちでリビングに集っていたら、その中に本当のお客様を招くのも簡単です。不意の来客に慌てることなんて無くなります。家族同士でそんな約束なんてできないよと、普通の暮らしの中では言われてしまうと思いますが、引っ越しの時なら家族皆でそんな話も出来るのではないでしょうか。
「ボクもいつでも友だち呼んでいい?」「もちろんだよ、お母さんがいつもおいしいおやつを用意しておいてくれるぞ」「本当?」「はいはい、そのかわりあなたも色々協力してね」「わかった!」
なんて、むしろ夢が膨らみます。本当の自由気ままは、誰にも迷惑のかからないプライベートスペースで行いましょう。そちらの計画も同時進行していくと、新しいイエでの暮らし方の青写真が、家族それぞれで描きやすくなっていくと思います。
あとは家族それぞれに、来客に備えた役割分担を持ちましょう。お母さんは突然の来客にも慌てないキッチン支度。お父さんは庭の整備。ボクはいつもスッキリきれいな玄関を保つこと、なんていう感じで。
イエを常に「もてなしの場」と位置づける心構えが持てていけたら、そのイエはどんなに幸せなことでしょう。毎日の暮らしに埋没していると、それは果てしなく高い理想のようですが、引っ越しを契機にするなら、意外にすんなりと実践できてしまう気がするのです。さぁ、新しいイエに最初にお迎えする記念すべきお客様は誰でしょうか。胸が高鳴りますね。
「家族と暮らしのリニューアル」
慣れ親しんだ土地から離れ、新しいイエで新生活をスタートさせる引越しは、生活環境が変わる大きな出来事である。
新しいイエの中では子供は興味を持って動き回ったりしがちである。
椅子に乗って窓から身を乗り出したり、ドアに手を挟んだり、湯船や洗濯機の中を覗き込んだり落ちてしまったりと、イエの中でも子供は事故に遭う危険は十分ある。
家具の配置や安全対策を講じておこう。
そして、ベランダの柵側にはモノを置かないなど使い方も工夫したいところだ。
室外機やプランターに登ってベランダの柵を乗り越えてしまうことも考えられる。
まずは新しいイエの中で事故が起きないよう、事前に親子でよく話し合っておくことが大切だ。
それから引越しの準備や片付けに追われて忘れがちなのが、ご近所さんへのご挨拶。
いままでお世話になった方々へはもちろん
「今までお世話になりました。ありがとうございました。」
という感謝の気持ちと、引越し作業で迷惑をかける旨の連絡を。
これから新生活をスタートさせるイエの周りへは手土産持参の上、
「引っ越して参りました○○です。これからお世話になりますがよろしくお願いします。」
とキチンと挨拶をして新しい暮らしの基盤を作っていきたい。
余談だが挨拶品として引越し前の土地や実家の土地の名物など特徴のある物を用意すると、珍しくて覚えてもらい易かったり、喜んで頂けることが多い。
このご近所付合いのスタートは引越し当日から始まっている。
引越し作業が始まる前にできれば挨拶をしておきたいところだ。
戸建ての場合は「向こう三軒両隣」などと言うが、マンションなど集合住宅の場合、必ず押さえておきたいのが左右両隣と上下階である。
集合住宅では、下階へ足音などの生活音が直に響くのはもちろんのこと、なんと意外にも上階へは下階の話し声や物音が響くものなのだ。
普段自分が出す音はあまり気にすることはないが、想像以上に伝わっていると思っておこう。
昔ながらのご近所さんへの挨拶周りには、ちゃんと意味があるのだ。
子供がいる家庭の場合、ご近所付合いはよりいっそう重要となる。
今では昔のような「ご近所付合い」は少なくなったかもしれないが、子供たちのためにも、ご近所さんとの関係はしっかり築きたいものである。
子供たちと近所さんが顔見知りになるということは、小学校からの帰り道、外で友達と遊ぶ際など親の目が届かない所でも、地域の目が子供たちを見守ってくれることになる。
そのためにも子持ち世帯の場合、引越しのご挨拶はぜひ子供を含めた家族全員で伺いたい。
その後は散歩ついでに自分たちが暮らす街をチェックしてみよう。
公共機関、地域の保育園、小学校等の通学路、病院の場所、自販機や公衆電話等。
駅前にある自転車置き場の確認も自転車を使う者にとっては要チェックポイントだ。
特に危険な場所はないかを親子で確認し合い、子供たちにもしっかりと注意事項として伝えておきたい。
そうそう引っ越しは、ペットにとって、今までのテリトリーが急になくなることでもある。
新しい環境に移ったあとの一定期間は、今まで以上に散歩や遊びで時間を共有し、このイエやイエの周りも安心安全な場所なんだということを実感させてあげよう。
ペットや子供と散歩しながら街の人に話しかければ、地元ならではのとっておきの情報がゲットできることも。
新しいイエに引越しをしたら、しばらく週末などには是非イエの周りを散歩しながら素敵な店や人、物を沢山みつけよう。
「新居で楽しむ“原始”力」
原子力ではありません。自然からの授かり物から得られる恵みを、ここでは「“原始”力」と呼びたいと思います。
「“原始”力」の導入で最も魅力的なのは薪ストーブだと思いますが、住宅地ではなかなか採用が難しいと思います。新居に移転したとたんに隣近所とトラブルでは大変です。また、不完全燃焼に伴う一酸化炭素の危険などもありますから、現代の高気密住宅では、薪は利用しにくい燃料になっています。
でも、とある雪国でいいものを見つけました。仕事で訪れた建物のロビーに、ガスや灯油のFF式ヒーターと同じようなパイプが取り付けられている薪ストーブが設置されていたのです。正確には、燃料は木質ペレット。おが粉やカンナ屑などの製材副産物を小さな粒状に圧縮成型した燃料です。
「これがペレットストーブってやつですか!」と感激して、色々お話を伺ってきました。FF式ですから「“原始”力」といっても、排気、燃料供給、送風、温度調節などのためには電源を必要とします。でも、そのおかげで使い勝手は一般のファンヒーター並み。燃料は自動供給ですし、機器がうまく燃焼を調節してくれるので、屋外への排気に煙や臭いが目立つこともほとんどありません(ただしストーブの設計と使用するペレットの質が適合する場合に限ります)。完全燃焼させるので、灰も意外なほど少量。これなら都会生活にも導入できそうです。
問題は、寒冷地を除く地域には専門業者が少なく、設置後のメンテナンスや、燃料である木質ペレットの購入先が限られる、ということがあげられると思います。また機器本体の価格もちょっと張るのが難点です。でも燃料代は、一度にどのくらいの量を購入するかでも変わってくると思いますが、今の灯油価格ならそれよりは安いというお話しでした。
ダルマストーブや暖炉に比べると、趣味性ではちょっと劣りますが、原子力にも化石燃料にも頼らない暖房というのは魅力的ですね。引っ越しに合わせてなら、価格の問題も、設置工事の問題も、新居の建築やリフォームの費用として合算して考えられますから、導入の可能性がグンと高くなると思います。
火に「“原始”力」を導入したら、水にも「“原始”力」を取り入れましょう。以前私は
「わが家の雨水利用ベランダ菜園」
http://q.hatena.ne.jp/1303293218/284614/#i284614
というのを書かせてもらいましたが、新しいイエに導入していくなら、もっとずっとスマートで使いやすく、スペースを圧迫しない設置が可能な、うまい方法が考えられると思うのです。探してみると、いくつかの住宅機器メーカーが、なかなか良さそうな製品を扱っているようです。こういうのも新居の建築やリフォームと合わせて計画すれば、無理なく導入が図れそうですね。
こうして火と水に「“原始”力」が導入されると、生活全体に自然の恵みを生かしていきたい気持ちになってくるのではないでしょうか。新しいイエで、気分も住宅設備も一新されて、今まで実践したくてもなかなか徹底できなかったエコライフがとことん楽しめる。そんな大転換が果たせたら素晴らしいと思います。
自然体で楽しんでいくエコライフはきっと周囲の共感を呼んで、新しい地域でのいい人脈を築く基礎にもなってくれると思います。
太陽光+自家発電装置と断熱材入りのエコ住宅。
リフォームするとしたら、是非導入したいのが、
屋根にはもちろん太陽光パネルなどの自家発電装置と蓄電池、
そして、二重窓や壁床天井内の断熱材による保温性です。
夏少しの冷房でも涼しく、冬少しの暖房でも暖かく保てる
建築構造は、節電にもなり理想的です。
最近は断熱効果のあるカーテンもありますので、
二重窓と併用すれば効果的です。
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