引用を行う際には著作者人格権に気をつける事、と指導を受けているのですが、
引用内容に改ざんや誤りが無い事、著作者の名義を明示する事、
自己の論文と引用内容との区別を付ける事、自らの論文が主であって引用は従である事、
ここまでに問題が無い場合で、
引用内容を論文内で「批判」した場合、
「原著作者の名誉や声望を傷つけた」事になりますでしょうか。
また、原著作者に「批判を受けた」と言う理由で引用を拒否されてしまうのでしょうか。
また、参考になる様な事例判例のご紹介も頂けると、加えて助かります。(ご回答に必須ではありません)
……宜しくお願い致します。
批評のための文章の引用はこれまで比較的自由に行われており、主となる著述に独創性があれば(つまりそれ単体で著作物としての体をなしていれば)、問題になることはありません。
もちろん、引用の範囲を逸脱して、その人物の人となりを中傷する内容であってはなりません。
過去の判例については「引用の適法要件」(http://www.j.u-tokyo.ac.jp/sl-lr/01/papers/part8.pdf)が詳しいです。
また以下の書籍も参考になるでしょう。
こちらのまとめブログを参考にしてみてください。
http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20050411/1113154362