...Considering the above, we have no alternative to deny or close this claim or inquiry and return your correspondence and supporting documentation.
ネットの翻訳機では "クレームや問い合わせを閉じたり拒否したりする対応は我々の選択肢はない・・"というような訳になりました。
私もそのように理解したのですが、ネイティブの方は真逆のような ”この件はクローズした” という内容だと言います。
宜しくお願いします。
「…以上の事を考慮致しますと、我々にはこのクレームまたは問い合わせの件をお断りするか、もしくは打ち切るしかありませんので、あなたから送られた文書及び関係書類をご返送致します。」
英国の元首相マーガレット・サッチャーの口癖が、
"There is no alternative."(取りうる道はこれしかない)で、
サッチャーの新自由主義で有名な言葉「市場を代替するものはない」
(There is no alternative to market.=TINA)というのもありましたが、
この質問文の中の"no alternative to"(~を代替するものはない)も
そういう意味での用法です。
機械翻訳は人間とは違って、前後の文やプログラムにない慣用句
(人間が日常的によく使う会話のフレーズ等含む)も単語毎に
勝手に区切って訳すので、慣用句や長い文章などの文だと、
区切る所が変だったりして、意味の通じない文になってしまう時が
あるのだと思います。否定の強調になるはずの二重否定とかも、
否定の否定で肯定みたいな、変な文章に間違えたりもしますが、
この場合も、「~を代替するものはない」という慣用句のところを、
機械翻訳は、"no"(ない)、 "alternative"(他の選択肢)、
"to"(doが続く場合、~すること)で全部区切ってしまったので、
「~することは、選択肢にない」みたいな、逆ともとれるみたいな
とてもややこしい文になったのではないでしょうか。
でももし「クレームや問い合わせを閉じたり拒否したりする対応は
我々の選択肢はない・・」という意味の場合は、それに続く文が、
「あなたの文書や書類を返送します。」なので意味が通じません。
機械翻訳は前後の文の流れを読み取って文を組み立てることもなく、
単語ごとの訳をプログラムに沿って単純に組み合わせているだけで、
たまに意味の通じない不思議な文章とかを作成するので困りますね。
ちなみにこの英文レターを書いた方、もし米国人だったら、
この純英国的なお固い言い回しはもしかして、最近英語圏で流行ってる
サッチャーの映画"The Iron Lady"を観られたのでしょうかw
(英国人の本当にお固い会社とか官庁だと、
inquiryのスペルはむしろenquiryって書く事の方が多いので…)
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簡単に訳すと 上記を考慮の上、 我々には負けるこのクレームを否定やクローズ、または サポートする事をできかねます
要するに助けれません って書いてますねw