まず、アメリカのラルフ博士は、米国医師会誌「HEALTH」上に、「塩を与えよ、塩は決して悪くない」という論文を発表しました。
次に日本の高血圧の権威、名古屋市立大学教授・青木久三氏の主張を要約すると、次のようになります。「高血圧をその原因で分類すると、1.本態性高血圧症、2.環境性二次性高血圧、3.基礎疾患二次性高血圧に分けられる。1.は親から子へ受け継がれるもので、これが高血圧患者全体の90%。2.は寒冷地、肥満、アルコール、食塩、過労等といった環境の下に発病するもの。3.は、ある病気の合併症として出るもの。2.3.で、全体の10%。この中で減塩で高血圧が下がるタイプは、腎臓障害によって尿に食塩が排出できないために起こるもの(一般にむくみを伴う)と、食塩に対する感受性が強いために起こる食塩過食性高血圧があるが、このタイプは、高血圧患者100人中、1~2人に過ぎない。」
http://www.ps-corp.co.jp/column/health/n012.html