フィンランド経済は現在活発化してきています。ドイツと同じAAAなのは、一言でいうと「産業ポートフォリオの多角化」ということらしいです。
世界中で大人気のスマートフォン・ゲームアプリ「Angry Birds」の開発元、ロビオ(Rovio)を筆頭とするゲーム業界ーーすでに評価額が10億ドルを超えたロビオを含む上位100社の雇用数は、2020年に現在の約4倍の6500人以上に達する見込み、グーグル(Google)やIBMの誘致に成功したデータセンター事業 ーーかつて製材工場として使われていた施設を転用、豊富な水力を利用した電力事情(「過去30年間にたった1度しかダウンタイムがなかった」という記述もみられるーー、またIT分野以外では、汚れた水を飲料水に変えるコンパウンドを開発したキメラ(Kemira)という化学薬品メーカー ーー化学製品の輸出額に占める割合は、2000年の10%から現在では約20%に増加とあるーー、さらに流氷のなかを進んでいける「砕氷船」メーカーや、船体内部に公園(樹木・植物付き)まで再現した豪華客船を建造した造船業界などの例も挙がっている。
ということらしいです。またフィンランドの成長の要は内需だと指摘しています。このことはギリシャがつぶれてEUがダメージを受けたとしても内需で牽引するフィンランド国債にはあまり影響がないということです。
フィンランド統計局は9月20日、2011年第1、第2四半期の実質GDP成長率(修正値)を発表した。それによれば第1四半期が前年同期比4.8%増(前期比0.3%増)、第2四半期が前年同期比2.9%増(前期比0.6%増)だった。景気を牽引したのは旺盛な内需で、個人消費は第1四半期が前年同期比3.9%増、第2四半期が4.6%増と2期連続で好調で、総固定資本形成も順に7.6%増、7.4%増と旺盛だった。その一方、輸出は第1四半期こそ13.3%増と好調だったものの、第2四半期には6.8%減と急速な落ち込みに転じた。
http://www.jetro.go.jp/world/europe/fi/basic_03/
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201204201343.html