NHK等のニュースで流れた落雷の映像が衝撃的過ぎました。なぜかといえば、何もない、湾港や空港のど真ん中に雷が落ちていたからです。
通常、雷は高い場所に落ちるはずでしょ?
落雷の被害があった、長居公園・滋賀も同様に疑問です。
長居公園はよく行きだいたい現場の状況はわかるのですが、周りのビルのほうが少なくとも木よりは高いですし、長居スタジアムの照明塔はかなり高くて、無論避雷針もあります。
滋賀でランニング中の男児の場合は、コンクリートに穴が開いたそうです。
個人的な見解ですが、落雷時に雨が降っているかいないかが、雷の落ちる高さに関係するのですしょうか?
NHKの映像では大阪空港も咲洲も落雷地点は雨が降ってないように見れました。
長居公園で落雷に合われた方、ランニング中に雷に合われた方、本当に気の毒でなりません。
ここで得られた知識を、被害の予防に活かしたいと思います。
補足
NHKのニュースのリンクです。
滋賀 落雷で中学生が意識不明の重体
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120818/t10014372251000.html
大阪 公園で落雷1人死亡1人重体
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120818/t10014373321000.html
滋賀の件は、まわりに高いものが無かった。
大阪の件は、木が避雷針の役割を果たしてはいたが、その木の近くにいたために、雷が人体にも飛び火した。
不幸な事故ですが、どちらも雷の特性です。
雷は高いところから落ちてくるので、高いものに落ちやすいのは事実ですが、
それは絶対ではなく、その場その時に流れやすいところに流れます。
以下、気象庁のページからです。
簡潔に説明されているのでわかりやすいと思います。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html
雷から身を守るには
雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っています。以下のことを念頭に速やかに安全な場所へ避難することが、雷から身を守るために有効です。
雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。
安全な空間に避難できない場合の対応
近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、4m以上離れた範囲(保護範囲)に退避します。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。
(雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ― :日本大気電気学会 から引用)