それも大阪城のような有名な城ではなく、歴史好きにしか知られていないようなマイナーな城が取り上げられている方がいいです。
どのあたりがお薦めか必ずコメントを書いてください。
よろしくお願いします。
反逆/遠藤周作
上巻が荒木村重の反乱の話で、上司(信長)に対する反抗心から謀反に至るストーリーと、長引く篭城戦に消耗する様が描かれています。
あと、篭城の描写がメインではないですが、隆慶一郎の
死ぬことと見つけたり と 見知らぬ海へ
に攻城戦描写がありそこそこ読み応えはあります。(原城、持舟城)
また、日本史ではないのですが、篭城戦メインの話だと
コンスタンティノープルの陥落/塩野七生
が臨場感あって良いですね。(歴史的にはマイナーではないですけど)
城砦がいよいよ陥落して、ビザンツ皇帝が最期を迎えるあたりの描写が生生しい。
10/5(金)の終了予定としていましたが、思ったより回答が伸びないので6日(土)の昼間くらいまでにします。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-03a0.html
「蛍の城」秋月達郎 著 (大津城)などがお薦めのようです。
(下の関連リンク:籠城モノ 参照)
リンク先拝見しました。こういう表舞台から隠れた脇役的な話は是非読んでみたいです!
関連リンクの作品も参考にします。
質問にあります『籠城戦を中心に書かれている』+『お薦めの』小説は、みつかっておりませぬ。
籠城戦が小説の一部という作品が多く難儀しております。
お力になれないと思いますが、全力を尽くして探してみますね。
回答が続かないのでヤキモキしてました。
ぜひとも回答をお待ちしております。
大変遅くなり申し訳ございません。
籠城戦について密度が濃く描かれている小説がありましたので、お知らせ致します。
安部龍太郎 /著 『関ケ原連判状 下巻』に、
細川幽斎が丹後・田辺城を1万5,000人の西軍に囲まれたのですが、
幽斎が指揮する籠城勢の抵抗は激しく長期戦になった内容が描かれています。
籠城戦のみであれば、下巻のみを読むことでもOKと思いますが、
細川幽斎の人柄や関ヶ原合戦前の思考経路を知るには、上・下巻共に読むのが良いと思います。
『関ケ原連判状 上巻』880円(税込)集英社文庫 2011/3/18発売 ISBN:9784087466805
『関ケ原連判状 下巻』880円(税込)集英社文庫 2011/3/18発売 ISBN:9784087466812
現在、AmazonJapan と楽天ブックスに在庫があります。
★★関ケ原連判状 上巻★★
豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。
東西両軍どちらに味方するかで、それぞれの思惑が錯綜するなか、第三の道を模索する英傑がいた。
その名は、細川幽斎。足利幕府最後の将軍の異母兄として、
当代唯一の「古今伝授」の伝承者である彼は、加賀前田家、
そして朝廷をも巻き込んだ一大謀報戦を仕掛けた。関ヶ原合戦の知られざる真相をあばく大作。
★★関ケ原連判状 下巻★★
天下分け目の関ヶ原。ついに戦いの火蓋が切られた!大坂方西軍に居城・田辺城を包囲された細川幽斎。
「古今伝授」を切り札に和議の勅命を引き出し、乾坤一擲、天下三分の計にすべてを賭す。
彼の手にはもう一枚「連判状」という切り札があった。
生き残りを賭けた戦国史上最大の調略戦は最終局面を迎えていた。
全く新しい視点から切りこみ、あらゆる先行作品を凌駕した関ヶ原合戦もの、不朽の傑作。
■細川幽斎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E5%B9%BD%E6%96%8E
■田辺城の戦い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E8%BE%BA%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
◇上下巻を読んで、細川幽斎のファンになりました。
籠城の計画や実戦の様子は、読み応えありました。
ご参考迄に。 (´-`).。oO
ご丁寧な回答ありがとうございます。
関ヶ原合戦時の田辺城攻防自体は知っていましたが、特に小説等で読んだことが無かったです。
通常の多勢vs無勢の攻城戦と違うのは城主が「古今伝授」の継承者であることですね。
その点でただの戦と違って政治的な駆け引きも描かれていそうで、これは期待できそうです。
あぁ~よかったぁ~! まだ読んでいらっしゃらない本をお知らせできて。
(既読だったらどうしよう~と心配でした)
細川幽斎の持っていた駆け引きの道具の内容自体は、たいしたこと・ものではありませんが、
籠城前中後の細川幽斎の指揮や城内の様子が読んでいて面白かったです。
goldwell様のお手持ちの本又は既読本リスト等を拝見できますならば、幸甚に存じます。
(書籍をお知らせする際に、既読だったらどうしよう~の心配がなくなります)(^_^;)
早速『関ケ原連判状 上下巻』を注文して、今日届きました!
ちなみに過去8年以内に読んだ本ならばこちらに一覧にしてあります。
http://book100.g.hatena.ne.jp/goldwell/?word=*[%E4%B8%80%E8%A6%A7]
それ以前となると、本棚に埋れてしまってますね…。
ちょうど今こんな質問をしていますので、回答していただければ幸いです。
http://q.hatena.ne.jp/1360422647
わぁ~い!! 注文して下さったのですね~! 本日届いたのですね~!
籠城という枠組みでない視点から読んでも、面白みのある1冊だと思います。
お伝えする書籍内容の選別・吟味に参考にさせて頂きたいので、
読後に、goldwell様の一言を教えて下さい。(普通・まあまあ・駄目じゃん 等)
で、ないと、まとはずれの作品をお知らせしてしまう事を避ける意味で、
おせいじ抜きでお願い致します。
読まれた本のリストURLをありがとうございます。
goldwell様のリスト大変見やすいですね。
自分のリスト作成の参考にさせて頂いても宜しいでしょうか?
(表様式 同じ感じで作ってみたいですぅぅ)
進行中の質問のURLをありがとうございます。
回答内容を自分の本選びの参考にさせて頂きますね。
回答として、きちんと書けるかどうか・・・
・・・こちらのコメント欄にもう1冊籠城系小説をお伝え致したく、
一つ前のコメントで既読リストについてお尋ね致しました。
『関ケ原連判状 上下巻』 楽しんで下さいね!
読んだ本の感想はいつものようにはてなダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/goldwell/)に書いきますね。いつになるかはわからないですが…。
>自分のリスト作成の参考にさせて頂いても宜しいでしょうか?
>(表様式 同じ感じで作ってみたいですぅぅ)
はい。全然かまいませんよ。あくまでも自分で振り返る用に作りましたが、参考になれば幸いです。
籠城もののお薦めもう1冊をお伝えすることが大変遅くなり申し訳ございません。
架空の籠城戦小説なので、お伝えしたほうが良いのか否か長く思案しておりました。
題名: 城は踊る
著者: 岩井 三四二
出版: 角川文庫
発刊: 2012/12/25
価格: 820円(税込み)
http://www.amazon.co.jp/%E5%9F%8E%E3%81%AF%E8%B8%8A%E3%82%8B-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B2%A9%E4%BA%95-%E4%B8%89%E5%9B%9B%E4%BA%8C/dp/4041006120/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1364011663&sr=1-1
楽天ブックスにも在庫はあるようです。
同名 同著者 単行本発刊: 2010/1/14 / 角川学芸出版
自分としては、これまで知らなかった攻める側の下っ端兵士達の
戦場におけるこまごまとした情景や心理と苦労等がよく描かれており、読んでよかったと思えた1冊です。
籠城側については、こんなに悠長な感じで良いのかな?とも思える程、さほど緊張感がなく
その理由は読み進めていくうちに理由がわかり納得はできました。
後半の籠城側との対決場面はかなり生々しくそして激しく描かれていて迫力がありましたが、
ここに至るまでが読む人にとっては長く待たされます。
攻めるも守るもそれぞれに大変さがあり、できればどちらも戦いたくはない中での戦いで、
その大変さをかっこつけず、派手な演出もなく静かで地味な籠城戦小説と言えますが
読んだ後には、自分がこの戦場から帰ってきたような心身共の疲労を実感し、
いつの世でも『生きていく』とは大変な事だと再認識できました。
時折ユーモア的描写もあり、読みながらぶはぁっ!と声を出して爆笑してしまった箇所も・・・。
1回目より2回目の読了後のほうがよりこの作品の渋さを味わうことができました。
しかし、長いようで短い人生で、この小説を読むべきか否かとの二択であれば、
読まなくても人生謳歌は可能だと言えます。(意味不明推薦文 笑)
以上、ご参考迄に。
(^-^)/
お薦めありがとうございます。
amazonのレビューも見ましたが、架空といってもある程度モデルはあるようですね。
歴史小説って史料に基づいているといっても作家の想像による部分が多いと思うので、こういった「架空小説」でも全然かまいません。
そういう意味では内容が重要ですのでお薦め文を読むかぎり、地に足のついた人間味溢れる籠城小説として楽しめそうな気がします。
是非読んでみたいと思います。
岩井三四二氏著作作品は短編・長編含めて、あたりはずれがあるのですが、(自分にとって)
こちらの【城は踊る 】は、(どうでもいい箇所も多々あるのですが)下っ端兵士の大変さがとてもよかったので・・・
地味な小説ではありますが、得るものは少なくないと思います。
実際に読まれる際には【地味+疲労感】を楽しんで頂けますと幸甚です。
[
(^-^)/