以前いろいろなブログを読んでいて、「理解できないコードでも日々写経してたらなんとなく分かってくる」みたいなことを書いてあるのを目にしたことがありました。
私も技術書を購入してはコードを書き写して実行したりしますが、一度誌面上でおぼろげでも理解してから、実行して確認するという意味での「書き写す」という作業ではないかと思っていました。
なので上記の記事を読んだときは「理解しないまま書き写すことに果たして意味はあるのか?」と正直思いました。
ですがその言葉がやたら頭に残りました。
例えば英語の勉強などでも、ひたすらヒアリング(リスニング?)することで耳がこえて上達する、みたいなことってありますよね。
それに似たようなことが写経においても言えるのなら、是非がんばってみたいと思っています。
みなさんは写経についてどう考えますか?
また写経で大きな効果を得た経験などありましたら教えてください。
#「理解できないコードでも日々写経してたらなんとなく分かってくる」
あるんじゃないかと思います。
自分は理解しようとして読みますが。
何回も読んでいると最初理解出来なかった部分もだんだん理解度が上がりますよね。
小説や科学の本(進化論とか)、哲学の本も何回も読むと理解度が上がってきますよね。
英語ではCNNニュースなど理解出来ないのに何度も聞いていると少しづつ理解出来るように
なってきます。
コードを写経しても技術力は身につきません。
古典や英語の場合、暗記したパターン(単文・複文)をそのまま応用することができますが、プログラム・コードはそうではないからです。
プログラム・コードは、「仕様書→設計書→プログラム・コード」という一連のパターンの一部です。このパターンは論理的に記載されているものなので、そもそも「理解できないコード」が存在するはずがありません。
「理解できないコード」というのは、仕様書や設計書がない(または、これらが論理的に記載されていない)ケースに限られます。
一方、「仕様書→設計書→プログラム・コード」の具体的中身は千変万化であり、いくらプログラム・コードを暗記したところで、そのまま応用できるコードはたかがしれています。
それよりも「仕様書→設計書→プログラム・コード」の論理的パターンを理解し、習得する方が遙かに有益です。