『絵本がたくさんの希望や夢を与えてくれるのは、みんながいてくれたおかげだもん。ありがとう――――――――――』
先週は諸事情でお休みしてしまいましたが、今週から再会しました。しばしお付き合い下さい。
というわけで今週のスマイルプリキュア!第45話感想です。
・最終決戦を控えた幹部との戦い、それは予想通りの悲しい戦いでした。ウルフルン達悪役は報われないお話の登場人物で、誰からも味方にされず嫌われてばかり。そんな世界に嫌気がさした時、その絶望を利用したのがジョーカーでしたね。バッドエナジーを集めてきた彼ら自身が、誰よりも絶望に怯えていたのは皮肉です。
・命を削る黒っ鼻の力。前々からアカンベェと一体化する度に痛々しい描写が見ているこっちにも伝わってきましたが、ついにその命も残り僅か。負ければ消滅、このままいても辛い絵本の世界に逆戻り。後にも先にも引けない彼らにとっては、主人公たちにとってのバッドエンドこそ、悪役のハッピーエンドを望むのでしょう。
・そんな事情から、戦いの意味を見失ってしまったハッピー達。そして向けられたことのない視線に途惑うウルフルン達。この辺りの幹部との心を通わせるシーンは今まで描かれてたプリキュアシリーズの中でも特に入念に表現されていたと感じました。
・宝物を壊されてしまったあかね、マンガが上手く描けなかったやよい、家族を失いそうになったなお、道に迷い苦悩したれいか、奥手で前に進めなかったみゆき、それぞれの辛い光景を目の当たりしてきたのは他ならぬ三幹部自身でした。その辛さがここにきてウルフルン達にも伝わったのでしょう。そんな絶望の中の光にハッピーが再び覚醒。
・光の中で優しく3人を包み込むハッピーはまさに女神そのものでした。絵本が大好きな星空みゆきという女の子だからこそ、悪役だって大好きで、大切な役であることを知っているわけですね。この辺りは劇場版でもより強く描かれていた部分でもありましたね。
・そして転生(?)したウルルン、オニニン、マジョリンはメルヘンランドの住人だったという。ハートキャッチもスイートもそうでしたが身内が洗脳されていたパターンがお約束になりつつありますね(笑)
・そんな中、いつの間にか世界中の人間のバッドエナジーを集めていたジョーカー。地球上全ての絶望を最後に、ピエーロの復活が始まります。
そして現れたまさかの「バッドエンドプリキュア」
絶望の中から生まれた自身の分身に、希望の力でハッピー達は打ち勝つ事ができるでしょうか…!?次回がとても気になります。
感想は先週お休みした分と2つ置いておきますね。
「44話」http://d.hatena.ne.jp/must-ard/20130104#1357268013
「45話」http://d.hatena.ne.jp/must-ard/20130107#1357542417
スマイルプリキュアも大詰め。
キャンディが何かしらの鍵になっているのはうすうす分っていたけど、結構重要な役なのはおい大丈夫かと思いました。
三幹部の過去が少し見られて良かったですが時間の関係上とはいえ、あんなに簡単にメルヘンランドの住人に戻るのはちょっとと思う。何気に疑問に思うのは絵本の世界は嫌われてなんぼのキャラがいないと話成り立たないことに気づかないのかな。
三幹部の住人ぬいぐるみでも作って商売を考えているのかな?スタッフさん。
見ていくうちに三幹部の憎悪とデコルが合体してバッドエンドプリキュアができてしまってあら大変。自分の最大の敵は自分と言うことで作ったのはいいけど、それぞれのプリキャアが負の自分にどう対処するのか期待しながら来週を楽しみにしてます。
次回作のドキドキプリキュアの予告がやっていましたが、話や設定をどう変化をつけて視聴者を飽きさせないかお手並み拝見といきますか。